薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

【進学】医者になりたかった薬学部学生、薬剤師、社会人へ。夢を諦めるんですか?【編入】

私は薬剤師ですので、もちろん薬学部の出身です。

薬剤師免許を持っているので6年制薬学部を卒業しています。

6年間薬学部の学生と接していることでいろいろな人と出会いましたが、その中でも特に入学初期に印象深かったのは「医者になりたかった」という人です。

 

医学部に入って医者になりたかったけどその夢がかなわなかったので、妥協して薬学部に流れてきた、という人たちです。薬学部には一定数そのような人がいます。もちろん心から薬剤師になりたくて薬学部に入った人も多いのですが、一部には「本当は医者になりたかった」という人も結構な数存在します。

医者になりたかった人たちの末路

こういった人たちは、薬学部に入った後も非常に強い医学部コンプレックスを持ちます。

 

「自分は医学部に入るべき人間なんだ」「自分は薬学部なんかにおさまる人間じゃない」ということを平気で発言し、薬学部の人たちのモチベーションを下げていきます。

 

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薬学生である自分を否定し、あくまで「医学部に行こうと思えば行けたはずの自分」を夢見た発言をします。

このような人たちは薬学部入学直後に一定数います。聞かれなくてもわざわざ「本当は医学部に行きたかった」としゃべりだすのですぐにわかります。

どっちかというと男子に多く見られます。医学部コンプレックスをまき散らす新大学生はとてもわかりやすいです。特徴的ですから聞いてもいないのに医学部受験したことをペラペラ話します。

 

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 このような人たちの末路はいくつかのパターンに分かれます。

  1. 医学部を目指して再受験
  2. 薬学部への不満を漏らしながら在籍し続ける
  3. 勉強するモチベーションを失い薬学部からドロップアウト
  4. 薬剤師になりたい、と夢を軌道修正する(このケースは少ない)

だいたいの学生は医学部を目指して薬学部を去るか、薬学生である自分に嫌気がさしてドロップアウトしていくパターンが多いです。このブログで繰り返し繰り返し述べているように、薬学部は勉強が多くてちょっとやそっとの覚悟では乗り越えられない学部です。

 

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 ですので「本当は医学部に行きたかった…」などと言う後悔を引きずり、半端な気持ちのままで通学していては、いつしか勉強する目的を見失い、通学する意味も見失い、大学から失踪していくパターンが非常に多いのです。

知人にも何人もいました。「あの人最近見かけなくなったな…」という人はとても多いです。

 

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厳しい環境に耐えかねて音信不通になる学生は多数います。

だいたいが医学部を目指して再受験する、という人たちでした。「医者になりたかった」という夢はどうやら簡単には消せないようです。私の知る人たちの多くが「医者になりたい」と言います。どうやらとても魅力的な職業のようです。

 

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余談:わたしが医者になりたくなかった理由

「医者になりたかった」という思いを引きずって薬学部に流れ落ちてくる学生が多いというのは話しましたが、私の場合は「医学部に行きたくない、というか医者になりたくない」と思ったから薬学部に入ったケースです。まあ偏差値的にもものすごくがんばればどこかの医学部に引っかからないこともなかった(入れても出られないだろうけど)のですが、それでも不思議と高校生当時から医学部に入りたいという気持ちはありませんでした。これはなぜかというと、

 

グロが苦手

人体を治す職業である以上、解剖などの勉強は避けて通れません。わたしはこれが苦手で、どうにも慣れなくて、「医者は無理だな」と思いました。今思えばグロにしょっちゅう触れなくてもすむ診療科もあるっちゃあるのですが…

知人に法医学を勉強している医師がいるのですが、もう毎日のようにありとあらゆる死因の死体を見ているので感覚がマヒしてしまっているようです。わたしはそのへんの感覚はちょっと恐ろしくて理解できないです。

やっぱり覚悟が違う。

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処方権を持つのが怖い

薬剤師は「薬剤師にも処方権を!」と主張する人がいますが、わたしは正直そんなに処方権はほしくないです…自分の処方次第で患者さんの体調がクリティカルに上下するなんて、ちょっと恐ろしいです。

わたしはメンタル系の薬の処方箋を受けることが多いのですが、良い組み合わせの薬に当たった人は劇的に体調が改善しています。しかし相性の悪い処方に当たった場合の人は、次の受診までにぼろぼろの体調に落ちてしまっている人もいます。

 

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そういう方々を見ていると、人の命を預かる「処方」を担当する職業の責任の重さには耐えられないな、と思わざるを得ないのです。だって怖いじゃないですか……うっかり禁忌の薬なんて処方してしまって重篤な副作用が出たりしたら…いくら薬剤師がチェックしてくれてるからといっても物事に絶対はないじゃないですか…そういう時に責任を一番ひっかぶるのは医師なわけですし…

 

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チキン極まりない理由ですが、わたしが医師に魅力を感じないのはここです。要は責任を負いたくないのです。薬剤師だってもちろん責任を持って仕事をしますし、患者さんに直接薬を渡す役割なので細心の注意を払います。倫理観だって必要です。

 

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 だけど、医師の持つべき責任感はさらにレベルが高いものだと思います。実際、医師として働いている友人の姿を見ると、「とてもまねできない」と思うほど人格者であることが多いです。とても向上心があり、倫理観も強く、「患者さんを助けたい」という強い意志に燃えている。言っちゃあなんですが、薬剤師とはまったく違うのです。意識のレベルが。意識高い系、なんて言葉がありますが、医師のそれは話が違います。

 

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本当に意識が高いんです。そうじゃないと生き残れないくらい激しい世界なのです。医師の友人と話すと、同い年なのに仕事への向き合い方がまったく自分と違っていて本当に驚きます。わたしはとにかく定時で帰って楽したい、という意識の低い人間なので、200連勤あたりまえ、みたいな医師の世界には本当に驚かされます。

 

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自分はとても意識の低い薬剤師なので、そういうハイレベルな医師と接すると申し訳なくなります。同じ医療従事者を名乗るのもはばかられるくらい。

でも医師って、それくらい理想と意欲に燃えた人じゃないと続けられない仕事なのかもしれません。

 

細かい手技が苦手

医療ドラマのイメージのせいか、どうしても医者=手先の器用な人、という印象があります。幼いころから医療漫画や医療ドラマを読んできましたが、この手の医者ってだいたい外科じゃないですか?で、ピンチの患者さんを奇跡的なテクニックで復活させるじゃないですか?ああいう医者像があったので、ああ、不器用な私には無理だなと早々に悟りました。ドクターXの「わたし失敗しないので」もそうですよね。

 

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わたしは「失敗しますので」になってしまいます。こんな恐ろしい人間にメスを握らせたら事件が発生します。そういうわけでわたしは医者には向いていないと悟りました。じゃあ薬剤師は向いているのか、というと、ぶっちゃけ疑問なんですけどね…

 

 

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薬剤師になっても夢はかなわない

結論からいうと、薬剤師になったとしても、医者になれなかった悔しさと言うものは消えません。なぜなら薬剤師は医者ではありませんし、仕事の種類は全然違いますし、責任の重さも違いますし、明言するまでもなく医者>薬剤師だからです。

医師の言うことには基本的に逆らえないし、独自の処方提案でもしようものなら激怒されるし患者さんには「医者がこう言ってるのにあんたは疑うの」「毒でも飲ませる気なの」「いいからさっさと薬出してよ」と言われる。オリジナリティなんてないんですよね。薬剤師に処方権はないんだから仕方ありません。処方したいんだったらアメリカにでも行ってもらうしかありません。

現実、日本の薬剤師が医者にかなうわけがありません。学生時代の勉強量でさえまったく違うのに臨床の経験なんてだんちがいなんですから、対等なディスカッションなんて夢見てるんだったら、ほんと医学部に行き直したほうがいいです。薬剤師になってもそれはあくまでただの薬剤師であり、医師のかわりでもなんでもない。そこを理解しとかないと、薬剤師になってから非常に苦しみます。

 

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無理やり薬学部を好きになれますか?

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「医者になりたかった」という夢を引きずったまま薬学部に入った学生。あるいは、医学部と薬学部で揺れている学生の方々。大学に通うのは最低でも6年です。そんな長い時間の中で、薬学部を選んで、その決断に納得して、将来薬剤師として活躍することができますか?

 

 

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薬学部は医学部ほどではありませんがしんどい学部です。勉強ばっかりですし休みもありませんし研究漬けです。医学部に比べたらずっとラクでしょうけど。

 

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 医学部よりは楽ですけれど、「楽したい」という動機で選ぶほど楽な学部でもありません。それなりに忙しいしやることもたくさんあるのです。そして、その山積みの課題を乗り越えていくにはモチベーションの維持が大変に重要な問題になってきます。

 

 

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あなたは薬学部で6年間耐えられますか?薬剤師になりたいと本当に思いますか?実は心の隅っこで「ほんとは医者になりたくて医学部を目指していたんだけど…」と考えていませんか?

 

 

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知人友人で、30歳を迎えてもいまだに「医学部に行きたい」と言っている人は何人もいます。その人は何度も試験を受けても通らず、社会人編入にトライしても通らず、それでもあきらめずに挑戦しているようです。

 

 

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医師になりたいと特に思わないわたしにはあまり共感できませんが、「医者になりたかった」という夢を引きずることは、それほどつらいことなのです。「本当は医者になりたかったのに仕方なく薬剤師になった」というのは一生の後悔になりうることなのです。

果たして、本当にあきらめてしまっていいのでしょうか。医師ではなく薬剤師として生きる道を選んでしまってもいいのでしょうか。

 

 

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薬剤師、医師とは全然違うよ?

中には「薬剤師は医師に近い職業だから」という理由で薬学部に入る人もいるかもしれません。しかしハッキリ言っておきますが、医師と薬剤師は全然違います。医師みたいな役回りを想定して薬剤師になると、そのギャップに必ず苦しみます。そして「やっぱり医者になりたかった」という昔の夢をよみがえらせて、苦しむはめになります。

 

 

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まずこれは絶対に覚えておいてほしいのですが、薬剤師は「処方することができない」職業です。ここを誤解して薬学部に入ると絶対に後悔します。よくよく覚えておいてください。

 

 

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処方できない、ということは、医師の処方通りに薬を用意することしかできない、ということです。よくネットで薬剤師が「袋詰めwww」なんて貶されますが、要はここにあるのです。医師の指示通りに動くのが薬剤師、というのが基本スタイルなのです。一部の意識高い薬剤師は「薬剤師にも処方権を!」とか「薬剤師の処方提案を!」とか咬みついていますが、まだまだ声は小さいです。

 

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あくまで薬剤師に求められているのは「医師の処方通りに薬を出すこと」であり「医師の処方に文句をつけること」ではありません。ここは絶対に覚えておいてください。

 

 

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良く勘違いして薬剤師も処方ができる…なんて誤解している学生がいますが、即刻認識を改めてください。処方ができるのはドラッグストアでOTC医薬品を探している患者さんに薬をすすめるとき(これもプライベートブランドの薬を薦めさせられることが多いです…)や、漢方薬局で漢方相談に乗るときです。普通に調剤薬局や病院で働いていて、薬剤師が処方権を持つことは一切ありません。

 

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ここに屈辱を感じるようでは薬剤師は向いていません。薬剤師を目指すのはやめましょう。「薬剤師なんてただの袋詰めじゃん」と思ってしまったなら、あなたは薬剤師に向いていません。

 

 

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だからいわゆる「処方箋」を発行することができるのは医師だけの権利です。看護師にも薬剤師にもほかのコメディカルにもできません。薬剤師にできるのは、その処方箋を見て「ここの〇〇錠を〇〇mgとあるのですがお薬手帳を見る限り××mgだと患者さんはおっしゃっているのですが…」などと処方箋のミスをただすことだけです。

 

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間違っても医師とバトルするかのように全く別の処方を提案するようなことなんてできません、というか時間の無駄です。忙しくてそんなことする暇ありません。

 

 

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ここは必ず覚えておきましょう。この点だけでも薬剤師と医師は決定的に違います。「処方権」がないことをコンプレックスに思う薬剤師は大勢います。そのコンプレックスを一生ひきずるくらいなら、医学部再受験を考えたっていいのではと私は思います。

 

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医者>>>>薬剤師

特に病院で働いたりすると、そのヒエラルキーの強さには愕然とするでしょう。チーム医療、なんて学校では習ったりするかもしれませんが、しょせんは絵空事です。一部の先端的な病院を除き、基本的にはいまだに医師がピラミッドの頂点で、あとはその他大勢です。あとは看護師が強いかな。看護師に負け気味で、薬剤師がいるって感じです。

 

 

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これを苦痛に思う薬剤師も相当います。特に「頭がいいのに医学部に入り損ねた」薬剤師は本当にプライドを傷つけられるそうです。要は、バカなのに金の力で医学部に入って医師になってふんぞり返ったやつらにぺこぺこ頭を下げなければならないのが屈辱で仕方ないということです。

 

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しかしいくらバカ大学出身であろうと医師は医師です。医師国家試験を突破した人間なのですから、薬剤師より格上なのは疑いようのない事実なのです。

いくら「本当は俺の方が頭がいいんだ」「俺だって本当は行こうと思えば医学部くらい簡単に行けた。しかし金がないので薬学部に行かざるを得なかった」…みたいなことを言ってくだをまいたとしても意味がないのです。

 

 

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向こうは医者、あなたは薬剤師。その時点で負けているのです。

 

 

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ヒエラルキーの下にいるのです。そしてそれはこれから何十年も大きく変わることはないでしょう。いくらチーム医療チーム医療って言われたって……

日本の薬剤師がアメリカの薬剤師級に地位向上することは考えづらいと思いますよ、なんせ向こうの薬剤師とこちらの薬剤師では、職能の難易度や在学中の向学心が全く違うのですから。

 

 

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ですので、薬剤師になって薬剤師業界のリーダーになって医師に並ぶくらいの地位向上を目指してやる!と息巻くのは勝手ですが、それに対して業界の薬剤師がついてくるのかは疑問です。多くの薬剤師が「別に今のままでいんじゃね」って思ってるのであれば、業界が変わることはありませんからね。

 

 

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ちなみに知人に「薬剤師を変えてやる!」とすごい勢いでセミナーや勉強会に通い詰めていた人がいましたが、彼がたどり着いた結論は「医師になって医療を変える」ということでした。結局医学部に通って研修を受けています。そんなものです。薬剤師ってそんなものなんです、残念ながら。

 

意識の高い薬剤師もいるでしょうし、そういう人たちが業界を変えていく可能性はありますが、医師のそれより声が小さいのは仕方ありません。現状、医師が圧倒的トップの体制なのですから。

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薬剤師は稼げない

なぜかいつも「薬剤師は稼げる」という誤解を持っている学生がいるので繰り返し述べますが、薬剤師は稼げません。稼ぎたいのであれば、医師になって開業したほうが比較にならないくらい稼げます。

 

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 平均年収で言うと薬剤師が500万、医師が1000万…実際はもっと開きがあると思いますが…とにかく医師の方が稼げます。あ、その代わり時給換算したら薬剤師の方が高いかもしれません。

医師は休日もセミナーや研究、勉強会などに出席している人が多いので、余暇の時間が本当に少ないと聞きます。「稼ぎたい、でもそこそこ休みたい」と思っている人はちょっとむしがいいでしょう。

 

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世の中何かを選べば何かを捨てなきゃいけません。ガバガバ稼ぎたいのであれば医師としての腕前を上達させなければなりませんし、そのためには多くの症例に当たったり多くの文献や論文、研究結果を読み込むことだって必要です。

場合によってはものすごい地方の病院に飛ばされることもありますし、何年たっても帰ってこれないことだってあります。そういうリスクも含んでの医者と言う職業なのです。

 

 

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薬剤師で稼ぎたいというのであれば、製薬会社のMRをおすすめします。激務ですしコミュ力が試されますしメンタル病む人が多いし離職率も高いですが、確実に稼げますよ。特に外資系で成果をあげたらガバガバ稼げます。

 

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 MRほどあちこち走り回るのは向いていない…と思うのであればドラッグストア薬剤師もいいでしょう。こちらも激務に変わりありませんが、そこそこ稼ぐことはできますし。

調剤の勉強ができますしOTCにも詳しくなれます。勤務先の商品を割引で買うこともできますよ。

 

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 ただし激務です。私が知るドラッグストア薬剤師やMRの多くは5年以内に離職しています。やっぱり仕事内容がそれなりにきついですし体力的にもメンタルにも負担が大きいんですよね…

まあそういうことを言うんだったら医者とか一番きついんじゃないかって思いますが…体が弱い人は医者に向いていないんじゃないかって思いますが…

 

 

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ちなみに薬剤師に向いているのは「向学心が強い人」「単純作業の繰り返しが得意な人」「手先が器用な人」ですね。

 

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薬剤師の仕事はつまらない!!ってぶーたれる余裕があるんだったらその時間を使ってもう一人分ピッキングしてこいってことです。

 

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医学部を再受験しなくてもいいんですか?

医学部や薬学部に限った話じゃありませんが、大学生活は若いうちに経験しておくに越したことがありません。ただ遊ぶだけが目的の文系学部はどうでもいいとして、脳みそに詰め込むべきことが尋常じゃなく多いこれらの学部は、若いうちに入っておかないとつらいんですよ。

年とってから入ると本当に体力的にも精神的にもつらいんですよ。若い子と違って脳の吸収速度が全然違うんですよ。これは25歳過ぎたあたりからしみじみと思うところだと思います。

 

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 だから、もしあなたが「医学部に入りたかった…」「本当は薬学部なんて来たくなかった…」と思うのであれば即刻引き返して医学部再受験することをお勧めします。

 

 

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もしだめだったとしたらあきらめて薬学部に戻ってきたらいいじゃないですか。一番つらいのはチャレンジもせずに「薬学部になんか行きたくなかったのに…」と未練を引きずり続けることです。その後悔は一生続きますよ。

 

 

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友人で薬学部を卒業して35歳まで薬剤師として働いていた人がいましたが、17歳のころの「医者になりたい」という夢をどうしても捨てきれず、現在社会人編入に向けて医学部の勉強を開始しています。

私はその夢の強さに驚嘆しました。そして、とっくに忘れただろう昔の夢をまだ思い出させるくらい「医学部に入りたかった」という後悔が強かったことを知りました。

 

 

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たった一度しかない人生、後悔をずっと引きずって生きていくのは辛いものです。薬学部だってそりゃ悪くない学部です。勉強尽くしで死ぬほど忙しいですが、医学部よりかはマシですし、薬剤師になればある程度稼げますし、生活の安定だって望めます。

コスパがいい学部か?って言われたら微妙ですが、「仕事に困る心配がない」という意味では良い職業なのです。派手に稼ぐことは難しいですけどね。

 

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しかし、もし心のどこかに「医学部と薬学部、どちらにしよう…本当は医学部に行きたいんだけど…」「薬学部の方が楽そうだから医学部はやめようかな…でも医者にはなりたいんだよな…」とか妥協の心があるのであれば、それは危険です。一生引きずる後悔になりかねません。

 

 

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挑戦は脳が若いうちにするべきです。10代の1年と30代の1年ではまったく重みが違うのです。

 

 

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もしあなたがまだ年若い17とか18で、医学部志望をあきらめかけて妥協で薬学部に進むのであれば「絶対後悔するからやめておけ」とわたしは言っておきます。

 

 

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多くの知人友人が医学部編入をいまだに夢見て勉強している現実から、これは断言できます。捨てきれない夢があるのなら、自分の中で「やりつくした!もう悔いはない!」と思える時が来るまで挑戦を続けてもいいと思います。

 

 

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薬学部に来るのはそれからでも遅くありません。

 

「薬剤師は医者に似ているから」「なんとなく医学と近いから」みたいなふわっとした理由で薬学部に入ると、必ず後悔します。

 

医学部に行きたいのであれば、その夢を捨てないでください。簡単に諦めて薬学部に流れる前に、自分は本当はどうしたいのか、何をやりたいのか、熟考してください。

ビジョンの中に医学部があるのなら、夢を叶える努力は惜しんではなりません。