薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

【進学】薬学部に行きたいなら知っておくべきこと30【編入】

理系の高校生となると進学の選択肢として挙がってくるのが「薬学部」。そこそこの成績を持っていたら薬学部を進学先に考える人も少なくないと思います。「薬剤師は安定して稼げそうだしくいっぱぐれなさそう」というイメージがあるので、特に理系の女性には昔から人気がある学部です。

国公立はもちろんのこと、私立でも多くの薬学部が全国にあります。入学のための偏差値は学校によって大きく変わるので「成績のせいで薬学部に入れない…」ということは昔より少なくなってきたかと思います。

 

しかしこの薬学部。このブログでも再三述べているように、決して楽な学部ではありません。勉強が難しいということもありますし、6年間大学に通うということは様々なリスクが伴います。薬学部に行きたいと思う高校生の方、また薬学部に入りなおしたいと思う方には、ぜひ以下に書いてある30の項目を参考にしていただければと思います。

1.学費が高い

まずはこれ。なんといってもこれ。国公立大学ならともかく、私立大学の薬学部の学費が高さは、述べずにはいられません。6年間で最低でも1200万円。

 

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もちろん教科書や実習費用などは別として、最低でも1200万円です。これもストレートで入学、進級、卒業できた場合ですので、浪人や留年が伴うとさらにきつくなります。

 

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 実家がお金持ちなら問題ないかもしれませんが、普通に考えて進学に1200万円かかるというのはかなりの投資です。私立大学はそれくらい学費がかかって仕方ない、と言ってしまえばおしまいですが、お金をかけずに薬学部に進みたいと思うのであれば、国公立大学を選ぶしかありません。

 

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ただし、国公立大学に入るにはいずれもそれなりの偏差値が無いといけません。成績が良くないのに国公立に行きたいというのは虫のよい話です。

 

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私立大学薬学部に進んだ学生が自分たちのことを「課金勢」と自嘲するほどに、私立の薬学部と言うのはとかく金がかかるのです。そしてこの学費をペイできるほど、実は薬剤師はそんなに儲かる職業ではありません。

 

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「え、病院薬剤師とかになれば一発で儲かるんじゃないの?」とか思っていませんか?何をおっしゃる、病院薬剤師程もうからないものはありません。

 

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とにかく最初に述べたいのは、薬学部はお金がかかる学部だということ、できるだけコストを抑えたいのであれば国公立大学を選ぶべきだ、ということです。

 

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学費が心配ならアルバイトもするといいでしょう。

 ちなみに薬学生のバイトは日払い、短期、単発がおすすめです。中長期的に働けるバイトもいいのですが、勉強やサークルと両立させるのはなかなか難しいかと思われます。

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2.医学部と薬学部、どっちに行くか迷っているなら…

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医学部への未練を捨てきれない薬学生は多くいます

特に男子に多いかもしれません。医学部志望だったのに医学部に落ちてしまった。薬学部は合格しているので滑り止めにいこうと思っている、本当は医師になりたい……そのような人は少なくないんじゃないでしょうか。

 

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私の周りの人間を見る限り、医学部を目指していたのに落ちてしまった人は、本当に長い間それを引きずります。「医学部に行けなかった自分」をずっと責め続けます。そして自分が妥協で行った薬学部をけなし続けます。「俺はこんなところに行くはずの人間じゃない」「ほんとうは医学部に行きたかったのに」ということを恨みがましく長々と言い続けます。

 

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 あなたが本当に医学部に行きたくて、妥協でしか薬学部を選ぶ理由がないのなら、医学部にチャレンジすることをお勧めします。

 

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私が知る「薬剤師を極めたい!」と息巻いていた薬剤師も、結局は医学部に編入して医師になりました。医師になる夢を捨てきれなかったそうです。また後述しますが、臨床での薬剤師の地位の弱さにみじめさを感じて、医師になりたいという気持ちが再燃したようです。

 

 

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このように、薬学部には「妥協で」入ってきた学生がたくさんいます。はっきり言いますが迷惑です。本当に薬剤師になりたくて薬学部に入った学生も大勢いるというのに、「自分は本当は医師になりたかった」「こんなところに来たくて来たわけじゃなかった

と文句を言われても知りません。だったら勉強して医学部に入りなおせってことです。

 

 

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薬学部生活は長いです。最低でも6年です。その6年間、「本当は医学部に入りたかった」という気持ちを引きずり続けるのは、自分にとっても周りにとっても迷惑です。本当に医学部に入りたいのであれば、自分が納得いくまでチャレンジされてみてはいかがでしょうか。少なくとも、妥協で薬学部に入った学生のせいでほかの薬学部志望学生が落とされていくのを見るのは不愉快です。半端な気持ちで薬学部に入らないでください。

 

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 まあ医学部の世界も世界でつらそうですけどね。特に女性は。

 

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3.6年間、本当に勉強できる?

薬学部は勉強だらけの学部です。医学部には遠く及びませんが基本的に勉強しない期間が存在しない学部と思っていただければいいと思います。ほかの学部?文系?知ったこっちゃありません。あんなのと同じ大学生活を送れると思ったら大間違いです。大学は人生の夏休み、なんていいますが、薬学部にそれは通用しません。薬学部は地獄の門の入り口です。

 

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 テスト前にはきったない恰好をした学生が男女問わず図書館や学部棟のまわりをうろうろしています。大学で寝泊まりしている学生も大勢います。これが6年間です。まだ18歳のあなたには想像つかないかもしれませんが、こんな生活を24歳になるまで続けていくなんて、かなりの地獄だということはおわかりいただけませんでしょうか。

 

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実際、わたしが在学していた6年間でもかなりの人数が失踪していきました。前述のとおり医学部に行った人もいるし、他の大学に行った人もいるし、就職した人もいるし、文字通り失踪して誰も行く先を知らない人もいます。

 

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もしあなたが大学生活を文系学部のような遊んでちゃらちゃらして青春パリピ…みたいに考えているのであれば、絶対に薬学部はお勧めできません。

 

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薬学部を出ることができるのは「勉強が好きな人」か「勉強ができる人」だけです。遊ぶことしかできない人に薬学部は突破できません。お願いですから半端な覚悟で薬学部に入らないでください。たぶんそういう人は失踪します。

 

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4.友達はいた方がいい

他の学部にも言えることですが、薬学部でのボッチ生活は危険です。なぜかというと過去問が手に入らないからです。薬学部はやたらと試験やレポート、実習が多く、もう気が狂うほど課題だらけです。ひとつひとつまじめにこなせる人ならいいんですけれど、忙しかったりもろもろの理由でそうもいかない人も多いでしょう。そのために必要となってくるのが過去問なのです。

 

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 あなたが本当に聡明で、誰の力を借りなくても薬学部のカリキュラムを普通に理解できる頭脳の持ち主であれば過去問は必要ありませんし、そのための友達作りも不要でしょう。しかし、自分の学力に心もとなさを持っているのであれば、人脈作りとして友達を作っておくのは重要なことです。

 

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くれぐれも「ぼっちとか高校から慣れてるから別にいいし」と思わないでください。高校のぼっちと薬学部のボッチは種類が違います。下手すると留年、退学にもなりかねない事態です。

 

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おすすめはサークルに入ることですね。横のつながりもできますし。先輩から過去問をもらうことも可能です。高校までの勉強と違って大学は「過去問」というものが重要アイテムとなってきます。効率よく単位を取りたいのであれば過去問のための友達はつくっておくのが重要です。

 

 

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5.バイトする時間もなかなか無い

とにかくカリキュラムがぎゅうぎゅうですし、やっと授業が終わったと思えば次の日は朝早くから講義です。本当に忙しいです。遊ぶ時間なんてなかなかありません。勉強勉強あしたも勉強来週も勉強来月も勉強………人生でもっとも楽しいであろう18歳から24歳を勉強に投じる薬学部生活はすさまじいものがあります。

 

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 ですのでできるだけコスパのいいアルバイトをすることをおすすめします。

 ちなみに薬学生のバイトは日払い、短期、単発がおすすめです。中長期的に働けるバイトもいいのですが、勉強やサークルと両立させるのはなかなか難しいかと思われます。

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6.進級するのが大変

毎回の講義はもちろん、レポート、小テスト、中間テスト、期末テスト……とにかくいじめかというくらいテストが多いです。点数が足りなければもちろん単位を落とします。必要数以上の単位を取れなければ留年します。

 

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薬学部に入ればわかると思いますが、学年が進むにつれてメンツがどんどん変わってきます。「上から落ちてきた人」が増えていきますし「下へとどまる人」とはさよならになります。ストレートに進級していくことは、薬学部では難しいことなのです。

 

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 どの学年でも進級への壁は立ちはだかっています。楽に進級できる学年なんてないといっていいかもしれません。つまりいつでも緊張して臨んでいかなければないというわけです。薬学部でリア充生活なんて期待してはなりません。身をやつして勉強に打ち込める者だけが進級できるのです。

 

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7.CBT、OSCEに気を付けて

進級関連で言うのであれば、4年次にあるCBT、OSCEにも要注意です。合格率99パーセントと言われるので、普通に対策していればだいたいの大学は合格させてくれるのですが…このブログにも「薬学 CBT 落ちた」で検索で来る方がかなりいるので…油断すると落ちることもありえます。

 

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 CBTがペーパーテスト、OSCEは実技試験と言えばイメージしやすいでしょうか。CBTは薬学部4年までの勉強内容をきっちりと理解していれば、そこまでやりこまないと合格できると思います。問題はOSCEです。

 

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結構チェックポイントが多くて面倒くさいので要注意です。身だしなみはしっかりして、髪は黒く染めて、そして「おつらいですね」このせりふを忘れないようにしましょう。一発アウトレベルのミスをしない限りは合格できるはずです。

 

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8.実務実習が運しだい

大学5年次には薬学部実務実習があります。病院や調剤薬局で、薬剤師に付き従って実習を受けます。この実習が実りあるものになるかどうかは、はっきり言って指導薬剤師との相性です。これにつきます。これが最悪だったら実習も最悪です。

 

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実習は1クール11週なのですが、指導薬剤師が最悪だったら最悪の11週になります。私の指導薬剤師もパワハラモラハラで有名な人でした。ええ、もちろん最悪の実習になりましたよ。「薬学部辞めたい」と本気で思いました。

 

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 まだ水面下の問題なのでしょうか?あまり表では取りざたされていないように見えますが、実際かなりありますよ。実習中のパワハラ、セクハラ。知人は「殺されてえのか?!!」と毒薬のびんを投げつけられたこともありますし、殴る蹴るとかもあったみたいです。

 

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単位が欲しいばっかりに泣き寝入りして大学は知らぬ顔、だったようですが…指導薬剤師の中には教育者として終わっている人も多数います。ここで相性が悪い薬剤師とあたってしまうと実習が地獄になります。

 

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後述しますが薬剤師はプライドが高く性格が悪い人が多いです。このような人にハラスメントを受けた場合は、「かわいそうな人だと思って流す」のが一番だと思います。まともに戦うと大学を巻き込んで面倒くさいことになります。

 

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9.やたら薬剤師のプライドが高い

実習に行けばわかるかと思いますが。一部の薬剤師はやたらとプライドが高いです。「自分は薬学部を出た」「自分は病院薬剤師だ」のような自慢をやけにしてくる人がいます。ほかに聞いてくれる人がいないのでしょうか?薬学部であることをやけにひけらかす人がいますが、こういう人ほど薄皮一枚はがすと「本当は医者になりたかった」というような人が多いです。要は威張りたかっただけなんですね…

 

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 ちなみに薬剤師女性もプライドが高い人が多いです。無邪気にほかの職業をディスる人もいます。薬学部以外の世間を知らないので、薬学部以外全部バカとか本気で思っている人もいます。みなさんはこのような了見の狭い薬剤師にならないようにしてください。

 

 

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10.女社会で生き抜けるように

薬学部は理系にしては珍しく女性の多い学部です。もちろん職場も女性が多いです。そして前述のように気の強い、プライドの高い女性が多いです。なんせ自分一人で並みのサラリーマンより稼ぐことができるのですから、「わたしは腰掛のOLなんかとは違う!!」みたいな鼻っ柱の強い人が多いです。

 

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あなたが男性なら、このような女社会でもなじめるように、やけに威張ったりセクハラしたりといったこは学生時代から控えた方がいいでしょう。人畜無害なキャラを保っておいた方が薬学部での生存には有利です。実際、薬学部は去勢されたかのようにおとなしい男子が多いです。

 

 

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あなたが女性であれば、「薬剤師は偉い」と勘違いしないように過ごしましょう。薬剤師より稼げる仕事なんてごまんとありますし、薬剤師が社会で高く評価されているのは幻想です(もちろん良い仕事ではありますが)謙虚な気持ちを忘れないように、同僚にも優しく接しましょう。そしてほかの職種ともいがみ合うことが無いように。

 

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11.学生時代に結婚相手を見つけた方がいい

卒業するときは最短でも24歳。女性はそれから結婚相手を探すとなると、結構あわただしくなります。おすすめしたいのは学生時代の6年間で結婚候補を見つけておいて、卒業後落ち着いたら結婚する、というルートです。

 

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結婚後に婚活してもすぐに相手が見つかるか、というとそうでもないことのほうが多いです。特に薬剤師女性は「別に結婚しなくても稼げるし…」と言うので婚期を逃しがちです。結婚適齢期を逃したくなければ学生時代に旦那候補を見つけておくのがいいでしょう。

 

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12.研究職になりたいなら4年制

薬学部は薬剤師になれる「6年制」、なれない「4年制」とあります。多くの人が薬剤師になりたがるので6年制のほうが人気が出るかもしれません。

 

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しかし、もし将来的に製薬会社の研究職などを目指しているのであれば4年制を選ぶのがいいかもしれません。6年制は実習などで研究する時間を削られてしまうので4年制より不利になってしまうのです。

 

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もちろん6年制でも研究職に進む人は多いのですが、やはり4年制のほうが人数でいうと研究職になった人が多いですね。免許はいらない、とにかく薬の研究をしたいという人であれば4年制を選ぶこともひとつの手です。

 

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13.薬剤師になったらどうするの?

薬学部に入る人の動機の多くが「薬剤師になりたいから」です。では、薬剤師になってからはどうするのでしょうか?何を勉強してどんなことを成し遂げてどのように人の役に立ちたいのでしょうか?

 

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薬学部に入っている間にこれらのことを考えておいた方がいいと思います。なぜなら「免許を取ること」に必死になって、免許を取ってからのことなんてどうでもいい、という学生が多いからです。実際の人生は、免許を取ってからの方が長いというのに。

 

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 薬剤師免許は手段であり、目的であります。免許を取るために生きるのではなく、免許を取ってからどう生きるのかが大事なのです。長い学生生活、「自分は薬剤師になって何をやりたいのか」よく考えるといいでしょう。

 

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14.休みが短い

文系学部だと馬鹿みたいに休みが長いですよね。冬休みと春休みがほぼ連結していたり、一年の半分が休みだったり。バカみたいに休んでますよね。学費もったいないですよね。薬学部?休むわけないじゃないですか、勉強ばっかりですよ。薬学部で休みたいなんて言ったら笑われますよ、今日も明日も勉強ですよ。

 

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 私は百回以上はほかの学部を妬ましく思いながら勉強していました。ツイッターで文系学生が「1月から春休み」って言っているのを見るとぶっ飛ばしたくなりました。その時期薬学部が何をやっていたかって?

 

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進級のための期末テストの勉強ですよ。当たり前じゃないですか、薬学部が遊べるわけないじゃないですか。薬学部は学畜養成機関です。

 

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15.研究室に入るとさらに休みが無くなる

ただでさえ休みが少ない薬学部ですが、研究室に配属されるとさらに休めなくなります。研究室に寄りますが。ブラック研究室になるともう最悪です。早朝から深夜まで実験漬け、逃げ出すことも許されない、みたいな奴隷同然の生活を送ることになります。

 

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これは非常に恐ろしいことです。安易に研究室を選んで失敗するととんでもない学生生活を送る羽目になります。ブラック研究室に入って失踪していった知人を何人か知っています。恐ろしいものです。薬学部に入る際には、研究室はホワイトなものを選ぶようにしましょう。

 

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16.薬学部の「学士」はほかの学部の「修士」と同じ

六年制薬学部を出た学生は「学士」という称号を得ることができます。これは今のところはほかの学部で言うところの「修士」と同じレベルです。しかし企業によっては「四年制学部」を卒業した学生の「学士」と同等の評価をしてくるものもあります。

 

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個人的には、そういう企業は6年制薬学部を正当に評価してくれないイメージがありますので、あまり積極的に就職先には選ばない方がいいと思います。

 

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17.薬学部で「博士」になりたければ4年間かかる

普通の学部では「学士」になるために4年間、「修士」になるために2年間、「博士」いなるために3年間、計9年間かかります。これが6年制薬学部だと異なります。「学士」になるために6年間、その後博士になるための勉強を4年間行います。つまり、白紙になるために10年かかり、ほかの学部より1年長く勉強しなければならないというわけです。

 

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 製薬会社の研究職になるとか病院薬剤師でヒエラルキーの上位を狙いたいとかいうのであれば、薬学博士というのは価値のある称号になるかと思います。しかし10年も大学に縛られるという経済的・肉体的・精神的負担は相当大きいです。私の同期でも博士課程に進んだ者はいませんでした。6年間ですでによれよれだったのに、さらに4年も勉強しなきゃいけないなんて、そんなつらい試練をこなす気にはなれませんよね…

 

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18.薬剤師=安定とは限らない

薬剤師と言えば資格職でくいっぱぐれないというイメージがあるかもしれませんが、この先の薬剤師過剰問題もありうるわけです。そうなると薬剤師全員が生き残れるとは限りませんし、特別なスキルや経験を持った薬剤師が生存していくわけです。国家試験に合格して薬剤師免許を取ったからそれでゴールと言うわけにはいかないのです。

 

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生涯勉強しましょう。薬剤師になってからも勉強を続ける覚悟が必要です。資格を取ったからと言ってそれで終わるわけではありません。

 

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19.社会人経験者の薬学生も多い

薬学部には社会人経験者の学生も多いです。ですので同級生が30代、40代、ということも普通にあり得ます。働いて稼いだお金を学費にあてる、ということが多いのです。ただ薬学部は勉強ばかりで精神的にも肉体的にも大きく消耗する学部です。

 

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身体の老化が薬学部の過酷なカリキュラムについていけるかどうか…細かい作業も多い学部ですので、老眼などが気になってきて、進級が難しくなるパターンも多くあります。

 

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 ですので、薬学部への進学や編入は若いに越したことはありません。勉強するには体力が必要なのです。10代の若い脳の吸収力は、30代以降とは比べ物になりません。そこは注意した方がよいでしょう。

 

 

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20.勉強好きに向く学部

さんざん述べてきてもうおわかりかと思いますが、勉強が嫌いな人に向いている学部ではありません。薬剤師は勉強好きな人にこそ向いている職業です。生活の安定くらいを目的にしていては6年間の勉強地獄を乗り越えることはできません。やはり薬剤師に向いているのは、勉強好きで向学心が強い人といえるでしょう。

 

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 勉強嫌い…楽して単位ほしい…楽して大卒になりたい…そんなマインドの人には絶対に薬学部は向いていません。入学後に絶望して失踪するに決まっています。勉強が好きな人が薬学部に来てください。それこそが薬学部で一番大事な基質かもしれません。

 

 

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21.家族と友達を大切にしよう

6年間の長い戦いを生き残るためには、自分一人の力だけではなかなか難しいです。精神的につらいときもありますし、「この課題どうしてもわからん…」なんてことも何回でもあります。そんなとき支えてくれるのが友人や家族です。

 

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自分より頭の良い友人を数多く確保しておくことをおすすめします。困った時に助けてくれる人を準備しておきましょう。もちろんその人が困っているときには自分も助けられるようにしましょう。長い学生生活、協力体制が大事です。ぼっちで6年はしんどいです。

 

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 また仕送りなどしてくれる家族も大切にしましょう。わたしは実家暮らしでしたが家事などもろもろのことをやってもらっていたおかげで勉強に集中できていました。6年間の長い戦いは個人プレーでは到底クリアできません。周りの人を大切にしましょう。

 

 

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22.薬学部やめたいって100回くらい思う

おそらく入学後に思うことですが、100回くらいは薬学部やめたいって思うと思います。本当に大変です。課題とレポートと試験と実習に押しつぶされて、薬学部なんてもう嫌だ逃げたいってなります。本当になります。追い詰められます。頭がおかしくなります。

 

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 そんな時に考えてほしいのは、薬学部以外に行きたい場所があるのかどうか…ということです。前述の医学部のように、本当は行ってみたかった学部があるのであれば勉強して進学すればよいのですが、特に行きたいところがないのであれば、ちょっと考えてみるのも手です。どこに行ってもしんどいものはしんどいのです。人生の目標をよく考えて大学の学部を選んでみましょう。

 

 

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23.コミュ障になるかも

狭い世界で生きているのでコミュ障になるかもしれません。くれぐれも薬学部が一番偉い、他の学部はバカ、みたいな思いあがった考えは持たないようにしましょう。世界は広いのです。薬学部以外の学生ともどんどん交流しましょう。一般の同年代はどんなことを考えているのか、薬学部以外の学生はどんな生活を送っているのか目を向けてみましょう。薬学部という狭い世界にのめりこんでいると、見事なコミュ障が仕上がってしまいます。

 

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24.精神的に病みやすい

勉強だらけで追い詰められた日々を送るので、精神的に病んでしまう人も多いです。いつからか登校しなくなり、退学していった人も多くいます。またブラック研究室などで虐げられて病んでしまった人も大勢います。特に一人暮らしの方は自分の精神コントロールに重々気を付けておいてください。

 

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 勉強ばかりでしんどい学部ですが、時には息抜きも必要です。友人に相談したり、スクールカウンセラーを利用したり、使えるものはすべて使って自分を健全に保ちましょう。

 

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25.学生生活は基本的につらい、つまらない

薬学部を出た多くの人が言うのは「大変だった」「つらかった」「つまらなかった」ということです。薬学部を楽しく面白く過ごせた人と言うのは相当稀有です。かなりの努力家でない限り、何度もくじけそうになったことはあるでしょう。

 

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まあつらいことが多い薬学部生活ですが、友人の力などを借りながら乗り越えていきましょう。楽しいことばかりではありません。それだけは言えます。

 

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26.国家試験は大変

薬剤師国家試験は大変です。準備に時間がかかりますし、本番はかなり緊張しますし、合格できるとも限りませんし、落ちたら1年やり直しです。厳しい薬学部生活6年間の総集編として国家試験があるわけですが、これは甘く見てはいけません。早めに準備しておきましょう。

 

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27.国家試験は現役で合格しよう

次がある、なんて思っちゃいけません。1年を棒に振ることはしてはいけません。やるからには一発で受かりましょう。6年ちゃんと勉強していたならちゃんと受かるテストです。しっかり準備をして体調管理もできていれば必ず合格します。

 

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 薬剤師国家試験の難易度は年によって変わるので、簡単だった年の次が難しくなって…なんてのもよくある話です。どうせやるなら、最初の一回で仕留めましょう。ただでさえ6年も使うのです。これ以上無駄な時間は必要ありません。

 

 

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28.薬剤師以外の進路もある

薬学部だからと言って薬剤師にならなきゃいけないわけではありません。わたしのように製薬会社のMRになったものもいれば、研究開発に行ったものもいますし、公務員になったものもいます。病院や調剤薬局、ドラッグストアにいる薬剤師だけが進路ではないのです。

 

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 学生のうちにいろいろな可能性を調べておいて、じぶんに向いていそうな職業を探すのもよいでしょう。ふんわりとしたイメージだけで就職するのはおすすめできません。

 

 

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29.すごく稼げるわけじゃない

医学部の次に大変なんだから薬剤師はすごく稼げるはずだ!年収1000万とか余裕だ!と思う方もいるかもしれませんが…そんなの少数です。だいたいの薬剤師は500万円前後です。職種によって多少上がったり下がったりはしますが、基本的に「大金持ち」の仕事ではありません。

 

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 医者との年収を比較すると、悲しくなるくらいギャップがあります。6年間も大学に通ったのは一緒なのに、お金の面ではこんなに違うの…?と言いたくなりますが、仕方ありません。今の日本ではいまだに医者が一番偉く賢く稼げる職業なのです。薬剤師に文句を言う人は、自分自身が医者になるといいでしょう。

 

 

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30.思ったよりコスパ悪い学部

私立だと年200万円かかるし、6年も通うし、教材は高いし、国家試験は難しいし、その対策もお金かかるし、合格したらしたで別にそんなに稼げないし…これなら早慶行ってマスコミや商社、メガバンク行っている人の方がよっぽど儲けているし…

 

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 コスパ面で考えると、薬学部も薬剤師も「コスパいい」とは言えません。メリットとしては「安定している」くらいでしょうか。だから、私立で最低1200万円も投じてなるほどの仕事なのかと言うと、わたしは正直疑問です。

 

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同じ1200万円なら違う学部のために使ってみるのもありです。薬学部がコスパのいい学部だとは、到底思えません。これから薬学部に入る方は、そのへんを承知の上で入学してください。

 

 

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以上、30項目書きましたが、要は薬学部は大変でお金がかかって就職後もそんな荒稼ぎいないコスパのあまりよくない学部ってことです。

 

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もし医学部か薬学部かで迷ってて「薬学部で妥協しようかな」と思っている方は高い確率で失踪すると思うので、早いうちに医学部にチャレンジしたほうがいいと思います。

 

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わたしは生活の安定優先で薬学部を選んだので、そのへんは人それぞれです。 

後悔のない進路選びをしてください。