2018-01-01から1年間の記事一覧
薬剤師は医薬品を扱う職業です。 それゆえに神経を使い、ストレスをためることが多い職業です。 薬剤師として働いていて「ああ、しんどいなあ…」「薬剤師って苦労するなあ…」と思うことをピックアップしてみました。
精神系のクリニックの門前薬局で働いていると、メンタルに疾患を抱えた患者さんが多数いらっしゃいます。 疾患の種類は多々ありますし、原因も様々です。 遺伝的なものであり親から引き継いだ疾患の治療を続けながら社会人として働いている人もいます。 急な…
薬剤師になるためには薬学部薬学科を卒業しなければなりません。 現代では薬学科を卒業するには最低でも6年の時間が必要になります。 18歳から24歳。長いですよね。はっきり言って面倒くさいです。 貴重な6年間を勉強に費やすので、薬学部への進学は結構なば…
薬学部では研究室選びが重要です。 ここでの選択が後の学生生活を大きく左右します。 研究室にもさまざまな研究分野が存在します。 有機化学、分析化学、生物化学、情報薬学・・・・学校にもよりますが、たくさんの研究分野があります。 研究内容については…
高校生の皆さんは、夏をどのようにお過ごしでしょうか。 8月と言えばオープンキャンパスの季節ですね。 さまざまな大学に通い、どんな雰囲気なのか、カリキュラムはどのようなものなのか、どんな環境で勉強ができるのか…未来のキャンパスライフをイメージす…
特に大学生後半あたりから湧き出てくると思います。 「意識高い系」と呼ばれる人たち。 うざいですよね。とてもうざいですよね。私もかなり迷惑しました。 彼ら彼女らはなんであんなにうっとうしいんでしょうか? 暑苦しいというか押し付けがましいというか…
わたしは薬剤師ですが、いち患者でもあります。 花粉症とかアレルギーとか、体に不調を抱えやすいたちなので、しょっちゅう病院に行きます。 患者として病院に行く機会も多いのですが、いやな思いをすることもよくあります。 こんな病院がどうして存続してい…
この平成も終わろうという時代に。いまだ女性差別というものが存在していたのですね、それもフェアで判定されるべきの「学力」というものに関して。 東京医科大学の不正入試問題については、私もうんざりしました。女性医師が働きにくい環境であることは知っ…
このブログは一定数「薬学部 後悔」というワードで検索されて来る方がいます。 このブログで再三言っていますが薬学部は恐ろしい学部です。 勉強ばかりする学部です。2005年以前の旧4年制ならまだましでした。 4年勉強すれば薬剤師になれるのですから、勉強…
薬剤師は社会的に意味のある仕事です。 社会的に意味のない仕事なんてありませんが、薬剤師は医療にかかわる仕事ということで、意義も責任も大きい仕事です。 薬剤師は誇りをもって自分の仕事にあたるべきですし、手抜きしてはなりません。 しかし、毎日毎日…
4月。それは始まりの季節です。 3月に華々しく大学を卒業し、4月からついに「新社会人」へ…… 大学という長い人生のモラトリアムを越え、ついに茫々と広がる新社会人砂漠へ足を踏み入れた若人たち… この先は果てしなく広く、長く、罠に満ちており、油断す…
われわれ薬剤師は患者さんを前にした職業です。 調剤薬局や病院で患者さんの対応をするわけですが、患者さんと言うのはいろんなタイプの方がいます。 こちらが恐縮するくらい丁寧な人もいれば、モンスタークレーマーな人もいます。 しかし共通するのは「患者…
薬剤師は命にかかわる仕事です。 少し使い方を誤れば人間の生死も左右してしまうようなものを扱う仕事です。 毎日ルーチンのように薬を扱っていると、薬をそのような目で見ることも少なくなってしまうかもしれません。 しかし、薬は、患者さんにとって非常に…
働きたくない。 多くの人類の共通の答え、働きたくない。 働きたい。え、あなた、働きたいんですか?正気ですか? お金と衣食住さえ整っているのであれば、働かない生活のほうが良くないですか? なんで働くんですか?お金のためでしょう? お金がかかってい…
電通新入社員が過労自殺した件について、東京労働局が電通に立ち入り調査を始めました。 過労死した新入社員は、月100時間を超える残業をしていました。彼女のツイッター内容を見る限り、「午前4時に退社」「1日20時間会社にいる」など、月100時間ではおさま…
患者として調剤薬局に行くとよく思うことなのですが、声が大きすぎる薬剤師っていますよね。 個人的に、わたしはとても苦手です。 お年寄りとお話しするときは小さな声では聞こえないから致し方ないかもしれないのですが、それにしても声が大きすぎる薬剤師…
極論に聞こえるかもしれません。 無茶を言うなと言われるかもしれません。 しかし、私はあえて提言したいです。 やりたいことがない、と悩んでいる学生さん。 自分の夢が見えないと思っている学生さん。 薬剤師になってみませんか? 薬剤師になると生活が安…
薬学部の学生生活は長いです。 6年ですよ、6年です。 小学校と同じ年数ですよ。 それだけの時間を、同じメンバーで、同じような内容を、同じ場所で勉強する… はっきり言って、飽きないほうが不思議です。 よっぽど薬学が好きな薬学馬鹿なら別ですが、ほとん…
6年制薬学部といえば薬学部実務実習です。 5年次の半分以上を使うことになる実務実習。 泣いても笑っても嫌でも実習に行くしかありません。 私は恐ろしすぎる指導薬剤師に当たったことで毎日えらい目に合わされました。 method-of-pharmacist.hatenablog.com…
私は6年制薬学部を卒業し、第97回国家試験を受験しました。 はじめての6年制国家試験ということで難易度の上昇を危惧していましたが、97回は難易度が比較的落ち着いていた試験ということで、無事に合格することができました。 今でこそ薬剤師の免許を持って…
わたしは社会人になってから一人暮らしを始めました。 一人暮らしって、すごく楽ですけど、大変なんですよね。 ほっておいても誰かがごはんを作ってくれるわけじゃない。 散らかった部屋は誰も片づけてくれない。 ごみは誰も出してくれない。風呂掃除もトイ…
正直に言うと、薬剤師という仕事をしていてあまり「やりがい」を感じることがありません。 これは人による問題であり、薬剤師によっては「いや、私はやりがいを感じる。これは私の天職である」と断言できるような方もいるでしょう。 しかし私にとっては微妙…
一人暮らしは自由です。 いつ帰ろうと何を食べようと自由です。 「早く寝なさい!」と親に言われることもありません。 夕食のメニューを勝手に決められることもありません。 誰にも何も指図されずに生きていける一人暮らしは、非常に気楽です。 しかし、一人…
冬は風邪がはやる季節です。 寒いだけでも風邪をひきやすくなりますが、一番の原因は乾燥。 水分のない空間に長時間さらされると、人は喉がかわいて気道が傷ついてしまいます。 乾燥したのどは免疫力が低下し、細菌やウイルスが侵入しやすい環境になってしま…
毎年やっていますよね、24時間テレビ。 私が物心ついたころから当たり前のようにやっていました。 ジャニーズがメインパーソナリティを務め、タレントが100キロマラソンを走り、障碍者の方のチャレンジ企画を放送したり、実話を基にしたドキュメンタリードラ…
私たち薬剤師のような医療従事者は、患者さんを相手にする仕事です。患者さんの病気の回復に尽力するのが私たちの使命です。 医師、薬剤師、看護師…それぞれ医療従事者によって手掛ける領域は異なりますが、最終目的は「患者さんの回復、生活の質の改善」で…
薬剤師国家試験、それは薬学部学生の最大の試練です。 苦難続きだった学生生活も、すべてはこの試験のためにあります。 苦しい試験もレポートも、長かった実習も、すべては国家試験を越えた先のためにあります。 人生で一番の勝負ともいえる薬剤師国家試験。…
このブログでは薬剤師について広く取り扱っています。 薬剤師に限らず、薬学部で勉強中の学生さんや、薬学部への進学を検討している高校生にも向けたブログを作成していく予定です。 取り扱うテーマは幅広く用います。 進学 薬学部でのカリキュラムについて …
新入社員として働いていると注意されることも多いですよね。 「なんでこんなこともできないんだ!」って怒られることも多いですよね。 「説明されていないことなんてできるわけないだろアホじゃないの」って内心思いながらも、「申し訳ありません…」と頭を下…
今の時代が決して経済的に上向きではないことは、明らかでしょう。 一時の昭和の経済成長期のようなイケイケどんどんな時代は二度と訪れません。 我々がどんなに必死で命を削って働いたところで、日本は衰退の一途です。 人口も減りますし、長時間労働を強い…