薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

【大学】薬学部の新入生が覚悟しておくべきこと10。ぼっちは危険!友達は作っておきましょう【進学】

4月を迎えたということで、大学に入学した人たちも多いと思います。

「新入生」という響き。高校3年間、あるいは浪人期間をクリアしてついに大学という新しいステージに踏み出したわけです。大変におめでたいことです。

特に薬学部に入学したあなた。よくあまたある学部の中から、薬学部を選びましたね。

こんなにしんどくつらい薬学部をよく選びましたね。

本当に根性あると思います。しんどいですよ。6年間地獄ですよ。

覚悟はできていますか?わめき散らして這いずり回る準備はできていますか?

薬学部生活は長く厳しく、暗く悲しく、歪んだ狭い道を手探りで突き進むものです。

決して前途は明るいものではありません。それだけは先に言っておきます。

1.薬学部でぼっちだけは避けよう

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ぼっちだけはやめましょう。詰みます。

高校まではぼっちでやっていけたかもしれません。「一人で勉強できるしぼっちめしとか余裕だしい」とか思ってたかもしれません。しかし大学になるとそうもいきません。できれば友達を作りましょう。悪いことは言いません。6年間の薬学部生活を苦難にまみれたものにしたくないのであれば、友達をつくりましょう。

 うわべだけでもいいので、友達をつくりましょう。そうしないと、リアルに詰みます。進級できなくなります。

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 薬学部はテストが多い学部です。毎週のようにテストがあります。そして大学のテストは、攻略のために一番必要なのは知識でも勉強量でもなく「過去問」です。これがあるのとないのとでは難易度が全く異なります。先生の中には意味不明なことに、教科書に載っていない問題を平気で出してくる人がいます。講義で言ってないようなことを出題する人もいます。

そういうテストを切り抜けていくために必要なのが「過去問」なんです。過去問ありきで出題する先生も多くいます。黙認しているわけですね。部活で毎年脈々と受け継がれている場合が多いです。

 情報網の狭い学生は、自然と生き残れなくなります。

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 で、この「過去問」ですが、ぼっちになると入手することができません。人脈がないのだから当然です。誰もわざわざ教えてなんかくれませんし、自分のことで精いっぱいです。薬学部なんて特にそうです。だから、自分からつかみに行かないといけないのです。大学の勉強は自発的にするものです。先生の言うことだけをうのみにしていても進級することは難しいです。

 

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 もちろんあなたが非常に優秀で、過去問なんかなくても余裕で薬学部のカリキュラムなんてクリアできるよ!という人であるのならば、何の問題もありません。どうぞボッチ街道を突き進んでください。優秀な人には過去問も友達も必要ありません。どうぞわが道を突き進んでください。

しかし、自分が優秀であることに自信がない人は、絶対に友達を作っておく必要があります。友達がいないと、過去問を入手するルートを失います。過去問がないと、テストの成績が悪くなります。テストの成績が悪くなると、留年する可能性が高くなります。

 使える手段はすべて使わないと、留年退学コースに進みます。

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 はっきり言いますが、わたしが知る薬学部留年者の多くは、ぼっちです。誰も助けてくれる人がいなかった人たちばかりが留年しています。そういう人は留年した学年でも周囲になじむことができず、留年を繰り返しています。そして、いつの間にか消えています。残酷ですが、薬学部ってそういう場所なのです。6年間のサバイバルレースなんです。自分の力だけで生き残っていくことはとても難しいです。誰かの力を借りながらじゃないと、薬学部のつらく厳しい長い6年間をやり抜くことは非常に困難でしょう。

 

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 悪いこと言わないので友達を作りましょう。過去問を共有しましょう。わからないところを教えあいましょう。情報のネットワークを失わないようにしましょう。ぼっちで6年生きるには薬学部は厳しすぎる環境です。勇気を出して友達を作りましょう。あなたがきわめて優秀な学生じゃない限り、その方が安全です。

 

2.アルバイトかサークルをしよう

薬学部は果てしなく長いし実験も多いし講義も多いしテストも多いしふざけんなってくらい忙しい学部です。それでもわたしは、アルバイトかサークルをすることをおすすめします。理由は「薬学部以外の世界」を知っておくためです。

 

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 薬剤師の中には「薬学のことしか知らない」ような人も多いです。専門バカと言いますが、社会に疎いというか、自分以外のことに興味が無いというか。薬学のことしか知らなくて後のことはまるでポンコツ。みたいな人も多いんですよね。そういう大人ってはっきり言って恥ずかしいです。社会人としての常識もわきまえていないような人も多いですし。薬剤師ではそれで許されるのかもしれませんけど、一人の大人としてそれっておかしいんじゃないの?みたいな人たくさんいます。わたしはこれは、「薬学部」という閉鎖的な独自の世界にこもりすぎたからなんじゃないかと推測しています。

 

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 当たり前のことなんですけれど、世の中は薬剤師以外の仕事ばかりでできていますし、そのどれもが大切な仕事です。薬剤師が世の中で一番偉いわけじゃありませんし、社会はとても広いのです。薬剤師を中心として世界がまわっていると考えるのは非常に傲慢です。

薬剤師なんて世界の端っこでしこしこと調剤しているだけの存在です。いつも医師や看護師の陰に隠れていますし…地味ですし…そのくせ責任は重たいし…割に合わない仕事ですよほんと…

 

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 要は世間知らずにならないために、薬学部以外の世界を知るという意味で、サークルやアルバイトなどで外界と接触する機会を持ちましょう。とくに一人暮らしの方。引きこもっているのはもったいないです。せっかく有り余る時間があるのですから、できるだけ大学生という時間を有効活用しましょう。社会人になってからはこんなに時間が余ることなんてあり得ません。

サークルでもアルバイトでもボランティアでもなんでもいいんですけれど、外と触れる機会を持ちましょう。バイトはお金も稼げるし職業訓練もできておすすめです。

 

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 薬学部は忙しいので短期バイトや単発バイトもおすすめです。わたしはアルバイトを低学年のうちに結構入れていましたが、講義や実験が忙しくなってきたので結局やめてしまいました…単発とかで少しずつ稼ぐのがいいかもしれません。最近は在宅ワークも多いですしね。

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3.勉強が多いことを覚悟する

覚悟してください。遊べません。本当に遊べません。これだけは何回も言います。本当に遊べません。覚悟してください。一番人生が楽しいはずの18~24歳を勉強に投じることになります。人生のモラトリアム?そんな言葉は薬学部に通用しません。やるなら本気でやりましょう。そうしないと留年・中退という悲劇に見舞われます。やるなら死ぬ気、いいや殺す気でやりましょう。油断すると足元すくわれます。本気で挑んでください。

 

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 他の学部が楽そうに見えるからと言って薬学部も楽だと錯覚するのはやめてください。そんなの幻です。いわゆるキャンパスライフなんて嘘です。薬学部の前にはそんな夢など存在しません。目の前にあるのは来る日も来る日も重なる講義にテストにレポートに実験に学会に研究にセミナーに実習に………

毎日毎週毎月毎年…楽な学年なんてありません…来る日も来る日も苦難の連続です…こんなのを最低でも6年です…続けられますか?いや、続けられるとか続けられないとかじゃない。続けるんです。

続けなければ、薬学部を卒業して薬剤師になることはできません。薬学部とはそういう場所なんです。

 半端な覚悟では続けられません。本気で挑んでください。辛い道のりです。

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 「学畜」になる覚悟ができてから薬学部に入ってください。変に遊べるとか夢を抱いているのなら今すぐ捨ててください。遊べません。繰り返しますが遊べません。遊びたいならほかの学部に行って下さい。

 

4.医学部>薬学部を覚悟する

薬学部は2006年から6年制になりました。これで医学部と薬学部は見た目上はイーブンになりましたが…実際のところ、勉強量も卒業後の社会的地位も圧倒的に医学部>薬学部です。そしてこれはこれから何十年も変わらないでしょう。アメリカなどと違って医師の権限に比べて薬剤師のそれは非常に弱く、あくまで「医師の命令どおりに袋詰めをする」のが今の日本の薬剤師の姿です。そしてそれをするので、現場は精一杯です。

少子高齢化の現代において、薬剤師は人手不足であり、簡単そうな「袋詰め」をする人でさえ足りないのです。今以上に業務をレベルアップするには時間と体力と優秀な人材が足りません。

 

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 もしも医者になりたくてそれをあきらめて薬学部に流れてきた新入生がいたとしたら、考え直すことをおすすめします。薬学部、しんどいうえに報われませんよ。薬剤師は圧倒的に医師より弱い立場ですし、これからもそれは変わりません。

どうしても医師になりたいのならそれはあきらめないことをおすすめします。医師は「処方」ができますが、薬剤師にはこれができません。これはどういう意味かわかりますか?薬剤師は医師の言いなりってことです。

 

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 自分が「薬剤師の未来を変える」と言っていた知り合いは何人かいましたが、みんな医学部に編入していきました。皮肉なものですね。薬剤師の現状を見て絶望したそうです。「自分の力では変えられない」と思ったそうです。そんな状態なので、医師になりたいと本気で思う方は薬学部には来ないほうがいいです。薬剤師になってもきっと後悔しますよ。

 

5.薬剤師飽和問題を想定しておく

わたしが薬学生だった約10年前にも薬剤師飽和問題は叫ばれていました。6年制にしたところで薬剤師が世の中にあふれかえり、仕事にありつける薬剤師はごく少数になってしまう…今の歯科医師や弁護士のようなワーキングプアになってしまう…みたいな説は10年前から囁かれていました。

私も実際、薬学部に入ることをそれでためらいました。「薬剤師になっても就職先がなかったらどうしよう?」なんて思いましたもの。

「貧困」歯科医急増…過剰供給の歯科業界、「特徴なし・技量なし」は容赦なく淘汰 | ビジネスジャーナル

しかし実際問題、薬剤師はまだまだ職業選択の自由があります。私なんて新卒MR→病院薬剤師→調剤薬局薬剤師と転職してきましたが、転職先の環境はともかく「転職そのもの」に苦労した記憶は一切ありません。ほいほい転職先をいくつも紹介してくれましたし、面接で落とされたこともほぼありません。さすがにMRは落ちた会社もかなりありましたが、それでも受かった会社もいくつかありました。

 

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 しかし今薬剤師が余裕だからと言ってこれからもそうだとは限りません。しかもこれから薬学部に入学するあなたが「薬剤師」としてデビューするころ、そのころの日本がどうなっているかなんて誰にも断言できません。そのころは薬剤師がウソのようにワーキングプアに陥ってるかもしれませんし、一部の薬剤師しか生き残れない時代が来ているのかもしれません。

そんな時代でも対応できるように、あなたは薬学部時代から広く深く知識や経験を積み重ねていく必要があるでしょう。免許があるというだけで優遇される時代は終わっている可能性があります。その点のリスクはちゃんと考慮しておきましょう。

 免許さえあればOK、そういう話じゃないのです。

6.2018年入学→2024年卒業。この重みを考えて

まだ18歳のあなたには自分が24歳になったころの姿なんて想像もつかないでしょう。

わたしもそうでした。どんな大人になるかなんてまったくわかりませんでした。

日本がこんなことになるのも知りませんでした。与党が自民党から民主党に変わることも想定していませんでしたし、311が来ることも知りませんでしたし、こんなにツイッターやフェイスブックが流行るとも知りませんでした。

6年という在学期間で多くのことが変わります。今はラインやインスタが流行っているでしょうが、そんなものが昔のものとなる時代が必ず来ます。新しいサービスにみんながかぶりつく時代が必ず来ます。

6年という歳月は長いです。4年の1.5倍です。普通の大学生の1.5倍です。それほどの時間、勉強に時間とお金と体力をつぎこむというのは、どれほどしんどいことでしょう?

 

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 2018年4月に入学したあなたが薬学部を卒業するのは最短でも2024年の3月です。そのころのあなたは想像できますか?東京オリンピックが終わった4年後ですよ?24歳ですよ?どこに住んでいますか?誰と何をしていますか?どんな仕事をしていますか?何を一番大切と考える生き方をしているでしょう?

まだ18歳のあなたには想像できないでしょう。しかし、頭の片隅で「2024年3月にこうありたい」みたいな未来予想図は描いておいた方がいいと思うのです。少なくとも「薬剤師の免許を取る」という最低限の目標は絶対に達成しましょうね。

 

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また薬学部というのは学費が高くて手間がかかる学部なので、経済面でもなんとか工面できる人というのは生き残りやすくなります。

アルバイトをしながら勉強もできるといいですね。私はバイトすると成績が落ちてしまいましたが…要領よくやれば問題ないと思います。塾講師などなら効率いいですしね。

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7.大学時代に結婚相手を見つけよう

特に女性。マジで出会いがなくなります。職場に出会いなんてありません。調剤薬局なら特にそうです。狭い人間関係の中で恋愛もへったくれもありません。そんなことよりどうすれば日々トラブル少なく波風立てずに生きていけるかで頭がいっぱいです。職場恋愛なんてしている場合じゃありません。

 

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 薬剤師は基本「もてない職業」ではありませんが、職業柄出会いが少ないので、結婚を早めにしたい方は学生時代のうちに相手をつかまえておくことをおすすめします。特に女性。卒業時で「24歳」です。早い人はすでに結婚している年齢です。24歳は決して若いわけではありません。

婚活において女性の価値の7割くらいは「若さ」です。悪いこと言わないので学生時代に結婚相手を見つけておきましょう。コンパとか積極的に行って恋愛経験を積んでおきましょう。もちろん留年しない程度に。そうしないとマジで出会いがなくなります。

社会人になってからは婚活パーティとか行かない限りマジで出会いの場がないんです。早めに結婚したい人は絶対に学生時代に恋人をつくっていくのが得策ですね。

 

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8.病む

シンプルに書きましたが、病みます。勉強尽くしの生活で病みます。冗談じゃなく病みます。わたしは異常に痩せたり太ったりしましたし、眠れなくもなりましたし、国家試験周辺とかマジで精神がおかしくなっていました。進級がかかったテストが続く日は毎日吐き気がしていましたし胃痛も絶えませんでしたし頭痛めまいはするし本当にもう…病院に行って診断をもらっていなかっただけで、確実になんらかの病気にかかっていました。わたしのようなイケてない薬学生はたくさん勉強してもなかなか理解が追いつかないので、精神的にも肉体的にもしんどいんです。すごく。

 

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 わたしがバイトやサークルで外の世界と交流しようと言ってるのはこれです。勉強ばかりしていると病みます。趣味なり仕事なりで、勉強以外の世界を持ちましょう。ネットでコミュニティを持つのもいいでしょう。とにかく、勉強一色になることだけは避けましょう。

逆説的な言い方になるかもしれませんが「勉強ばかりしなければならない学部」だからこそ「勉強以外のこと」を大切にしなきゃいけないんですよ。趣味とか外部活動とか、薬学部以外の勉強とか。そうしないと、心の健康を損なってしまいます。

 自分で自分を追い詰めて病んでしまわないように、それを注意しなきゃなりません。

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 薬学部で勉強に打ち込むのは大いに結構ですが、心身の健康を失わないように重々注意してください。私の知る薬学生は在学中にうつ病になってしまい、6年卒業のところを10年かけていました。学業にいそしむためには健康であることが最も大切です。ここは絶対に忘れないでください。

 

9.あきらめない

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ハッキリ言ってめちゃくちゃしんどいです。これだけは断言できる。本当につらいです。本当につらい。器用な人はすいすい突破できるかもしれませんが、わたしのような不器用な学生は本当につらい。こんな大学生活あってたまるかってくらいつらいです。

毎日泣きながら深夜まで図書館で勉強し続けたり、先生に質問するためにMRのように出待ちしたり……毎日のテストについていけなくなって友達に頼み込んで教えてもらうことになり「ここまではわかるよね?」と言われたことに「いや、わからない」と答えたときの空気の冷え方…思い出してもつらい…

 

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 薬学部はマジでつらいのですが、乗り越える覚悟のない人は安易に挑まないでください。わたしのようなへなちょこ文系学生がライセンス目当てでふら~~っと薬学部に入るとマジで後悔します。ほんと自分がなぜ留年も浪人もせずに卒業ができたのがマジで不思議です。人間火事場の馬鹿力って実在するんですね。恐ろしい話です。

 

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 実はいまだに自分が薬剤師には向いていると思っていません。それどころか向いていないと思っています。根性とバカ力で卒業できたようなもんですからね。自分に薬剤師の適性はまるでないと思っています。みなさんには「薬剤師に自分は向いているか」を良く考えてから職業選択していただきたいと思います…

 向き不向きは、実際存在します。「向き不向きより前向き」という言葉がありますが、そんなことより、「自分が苦労せずにやれる分野とは何か」をよく考えたほうがいいです。向いていないことを無理してやっても、疲れますよ。

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 とにかく、薬学部ではあきらめないことが何より大事です。ぼろかすな目に遭おうと、はいつくばって単位を求めて進撃する者だけが卒業し、国家資格を得ることができます。人間粘ったもの勝ちです。本気で薬剤師になりたいのなら、6年間を勉強に捨てましょう。それくらいの覚悟が必要です。

 

10.学費が高いことを念頭に置いておく

国公立大学ならともかく、私立大学の薬学部の学費はアホかと言いたくなるくらい高いです。1200万円です。最低でも1200万円です。これ、高いと思いますか?思いますよね?具体的に言うなら、病院薬剤師の3~4年分の年収、薬局薬剤師の3年分の年収くらいと考えてもらったらわかりやすいでしょうか。それくらいの金額を勉強に使うのです。

この重みをよくよく考えてみてください。あなたの親御さんは、それだけのお金をあなたに投じているのです。あなたが「薬剤師になる」という未来のために。

 

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 これは決して軽い金額ではないということを覚えておいてください。あなたはそれだけ期待されているのです。1200万円という金額を投じて、あなたは薬剤師になることを期待されているのです。もちろん薬学部にいることが嫌になることもあるでしょう。逃げたくなることもあるでしょう。

わたしも1000回は思いました。薬学部やめたいって。だけど、思ったんです。「ここで逃げても次に行く場所がない…」って。わたしはやりたいことがなかったので、薬学部を辞めたところで次に行きたい場所がなかったのです。

 やめたところで、後悔してしまう。退路を断たれてしまった状況で、考えることは…前に進むことだけでした。

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 あなたが薬学部をやめたいと思ったとして、次にやりたいことが明確にあるのであれば、動いた方がいいでしょう。たとえば医師になりたいとか、こういう学部に行きたいとか、こういう研究をしたいとか、こういう資格を取りたいとか、こういう業界で働きたいとか、こういう暮らし方をしたいとか。

次のビジョンが明確であるならば行動に出るべきです。しかし、ただ安易に「勉強多いからヤダ」と思っているだけでは、その次につながりません。何より、ここまで投じてきた「時間とお金」が帰ってこないことがとてもつらいです。

 

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「高卒」と「6年制薬学部を卒業した薬剤師」では全く違います。18歳のあなたにはわからないかもしれませんが、月とすっぽんの違いです。高校を卒業したてではまだわからないでしょう。社会評価として、圧倒的に格差があります。高卒では仕事がありません。選べる仕事が少ないです。

「低学歴でも稼げる」ことで有名なMRでさえ「大卒」じゃないとできないのです。それだけ今の日本は「学歴」は大切なのです。

だからこそ、次が明確じゃないので、薬学部をやめることはあまり上策とは私は思わないのです。せめて次にどうするかを明確にしてから動いた方がいい。そうじゃないと、高卒ニートなんかになったら、とてもしんどいんです。

 

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 私立の薬学部に入るということは大きな「投資」です。あなたという存在にあなたのご家族はとても大きな期待を寄せているのです。1200万円という金額は、今の日本では普通の家庭は工面するのにとても大変なものです。

奨学金を借りるケースもあるでしょう。学費免除を受けることもあるでしょう。なんにせよ大金です。それだけの大金を注いで、あなたは学ばなければならないのです。

大学は遊ぶところじゃありません。学ぶところです。

遊びたいだけなら、今すぐ薬学部なんてやめてください。

薬学部は長く、つらく、お金がかかり、試練も多く、孤独で、楽しいことなんてほとんどなく、暗いいばらだらけの道です。それでも進みたいという人にだけ、薬剤師免許というゴールはやってきます。

 

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 意志あるところに道は開ける、です。

薬学部の新入生の方は、ぜひ「覚悟」を持ってこの6年間に挑んでください。決して平たんな道ではありません。とても厳しく険しい道です。それでも進むと決めたなら、一歩一歩、確実に足を進めてください。

明るく簡単な道が待っている、とは言い切れません。人によってはイージーかもしれませんし、ベリーハードかもしれません。どんな道であろうと、自分の力で進むしかありません。最終的に道をひらくのは自分だけです。

実りある学生生活を送れることをお祈りします。