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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

薬剤師国家試験の感想。早めに勉強しておいたほうがいいです

国家試験

薬剤師国家試験。

6年間の薬学部生活の集大成。これに合格すれば、めでたく薬剤師です。

 

どうか受験生の方は油断することなく、本気で勉強に取り組んでください。

薬剤師国家試験はマジで怖い試験です。

人生で一番恐ろしい試験と言ってもいいです。多くの学生にとって、大学入試や就職試験より難関になるものでしょう。

なぜなら毎回「難易度が安定しない」から。

パターンがつかめないので、非常に対策を打ちづらいのです。

薬剤師国家試験の感想

私は97回薬剤師国家試験を受けました。

6年制薬学部が始まって最初の国家試験ですね。

試験勉強はちょうど6年生の9月ごろから開始していたのを思い出します。

とにかくどんな問題が出るのかが想像つかなかったので、同級生とてんやわんや言いながら青本を購入して、勉強を始めることにしました。

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 正直、結構軽い気持ちで国家試験の勉強を始めました。「なんだかんだ言ってもきっと合格するだろう」というよくわからない楽観的な感情がありましたので、青本の勉強も適当にこなしてしまいました。自分の実力がないことから目をそらし、「早めに対策さえしていれば、合格できるだけの実力は勝手に後からついてくるだろう」と思うようにしていました。

 

自分の甘さを痛感しました。薬ゼミの模擬試験を受けて、自分の実力が全く合格に足りていなかったことを知りました……焦って勉強を始めてもすぐに成績が伸びるわけではありません。

 

結局、試験3か月前になってもいまだに模擬試験で4割しか点数をとれていない、というとんでもない事態になってしまいました。

 

もう涙目ですね。同級生でも「大丈夫だよ!俺3割だよ!」とかいうやつもいれば、「もう8割取った」とかいう意味不明な人もいましたので。混沌とした事態の中で、とりあえず勉強に打ち込むことにしました。

 

過去問を解き始めたのもこのころでした。96回以前と97回では出題形式が全く違うことも知っていましたが、それでも過去問をやるかやらないかでは、精神面での余裕が変わると思いましたので…今思えばもっと早く手をつけておくべきだったのですが、ようやく年末になって「そうだ、勉強しよう」と思わされました。

 

 

 早すぎる準備に超したことはない

良く知られているように、97回薬剤師国家試験はまれにみる「簡単な」国家試験でした。96回以前でさっぱり合格することが無かった受験生たちも、97回で一気に浮かび上がって合格するケースが大量にありました。

 

 

私も正直受験して、「こういう難易度なのか」と拍子抜けしました。96回以前の試験からスタイルが変わったことへの驚きはありましたが、試験そのものの難易度に屈した感触は、はっきり言ってありませんでした。同級生も落ちる人はほとんどいませんでしたからね。体調管理を怠った結果、試験会場に来れなかった不幸なケースを除き、受験者の多くは合格することができた国家試験だったと思います。

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ただ、97回のケースで甘く見ていた人は、98回の試験でひどい目に遭わされたと思います。そして、98回を甘く見ていた人は、99回の試験で地獄に突き落とされたでしょう…。

 

100回まで続いた薬剤師国家試験の地獄は、101回試験でひっくり返されます。97回と等しい難易度と言われ、薬剤師国家試験は突然「簡単な試験」と揶揄されます。それまでの鬼のような難易度とはいったいなんだったんでしょう。

 

なんにせよ、このことから学ぶべきことは、「前回の国家試験の難易度があてにならない」ということです。前回が簡単でも次は難しくなるかもしれないし、その逆もあるかもしれない。

 

どんな試験が出てくるにせよ、準備はしておくに越したことはないですし、準備開始は早くするべきです。本当に私は、現役合格しておいてよかった。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

 

今の時期から勉強を始めていない学生も多いかと思いますが、自分の実力に自信がない方は少しずつ手を付けておいたほうがいいでしょう。急激な追い込みだけで越えられる試験ではありませんので。

「参考書」「問題集」「要点集」「過去問」あたりを活用して、早め早めの準備をしておきましょう。

 

 

 

とにかく暗記ならごろあわせ本もおすすめです。

1か月準備が遅れたばかりに、1年を無駄にしてしまっては本当にもったいないですからね。薬剤師国家試験不合格だと、それだけで内定取り消しになってしまう就職先もあります。「薬剤師免許取得見込み」での採用ですので、薬剤師免許をとれないのであれば採用しない、といった事態も発生しうるのです。

 

後悔先に立たず

毎日勉強をするのはつらいことですし自分の実力を直視するのは本当に勇気が必要です。

自分の実力がまったく足りないことに気づいて、国家試験への残り時間を考えて目の前が暗くなることもあります。

ただし、努力は裏切りません。

毎日地道に積み重ねてきた勉強は必ず成果につながります。

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それはこれまで薬学部生活を乗り越えてきたあなたならよくご存じのことでしょう。

数多の実習やテストを突破してきたあなたなら、一日一日地道に勉強することの大切さを肌身で知っているはずです。

 

地道に積み上げた成果は裏切りません。1日でも早く始めれば、合格率は上がります。

そして試験が近づいてきたなら、試験当日に無事に会場に着き、無事に試験を受けることができるように、準備をしっかり行いましょう。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

 

1日の努力の違いが、1点を産み、薬剤師国家試験の合否を分けるかもしれません。

やらない理由を探すより、割り切って現実と向かい合いましょう。

大勝負に勝つための一番の秘策は、地道な準備です。

 

2017.1追記

まさかと思いますが今の段階になってもまだ勉強に手をつけていない…という認識の甘い学生さんはいらっしゃいませんよね?

 

よほど自分の実力に自信があり、短期間の勉強で乗り越えられると言い切れるのなら別です。どうぞ年末年始の追い込みなどで一気に成績を上げて合格して下さい。

 

しかし、そういう一部の優秀な学生ではない…いわゆる凡庸な薬学部の学生さんは、早めに手を打っておくことをおすすめします。

 

早すぎることなんてありません。そうやって本気で取り組むのを先延ばしにしたあげく、あとから「もっと早くやっておけばよかった」とべそをかくのがオチなのです。

 

火事場の馬鹿力で乗り切ることもできなくはありませんが、どうせ合格するのならば間一髪を切り抜けるような危なっかしいやり方ではなく、胸を張って堂々と「合格した!」と言えるようなやり方のほうが望ましいのは言うまでもないでしょう。

 

未来に後悔したくなければ、早めに準備をしましょう。

もう4年制時代のような、パターン化されたわかりやすい薬剤師国家試験の時代は終わりました。

 

なめてかかっていると、簡単に足元をすくわれます。

101回国家試験こそ拍子抜けするような簡単さでしたが、102回以降が同じような難易度でくる保証などどこにもないのですから。

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腕に覚えのある方以外は、今日から少しずつでも取り組みましょう。

勉強が遅すぎて後悔する人はいますが、早すぎて後悔する人というのはほとんどいません。

 

薬剤師としての一生を決める大切なテストです。これを乗り切ったら、仕事に困らない将来が待っています。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

どうか油断なさらず、一生に一回の大勝負に挑んでください。

 

そして体調管理は徹底してください。風邪をひいて寝込んでしまって会場に行けない、なんてことになってしまったら大変ですからね。部屋は加湿しまくって、不要な外出は避けて、温かいものを食べましょう。

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不安を消すのは、自分の努力です。これ以上できないってくらいやりこめば、嫌でも結果はついてくるものです。

 

悔いのない春を迎えてくださいね。