薬剤師のメソッド

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【病院・薬局】清潔な薬剤師として必要な身だしなみ【実習】

薬剤師は医療職です。

人の命に係わる「医薬品」を取り扱う仕事です。

その辺のレジ打ちとは責任が違います。

違う薬を出してしまっては大変な事故になりますし、患者さんの生死を左右します。

常に緊張感を保って動かなければ、医療従事者としての信頼を失ってしまいます。

薬剤師は専門職ですが、接客業でもあります。

患者さんに「こいつはだめだ」と判断されてしまっては、職場の経営にも関わります。

薬剤師として病院なり調剤薬局なりで働く以上、患者さんから信頼される存在であることは絶対条件です。

そしてそのためには「身だしなみ」も重要事項となってきます。

不潔な薬剤師にドン引きした

先日、薬剤師同士の勉強会に出席したときのことです。

自由着席だったのですが、私の隣に座った男性薬剤師が…臭い…臭い…どう考えてもその人から放たれるにおい…臭い…臭い…本当に臭い…

思わずマスクをかばんから引っ張り出して口にひっかけました。この状態で集中できるとはとても思えなかったからです。

しかしマスクをつけてもその男性薬剤師からの異臭はシャットアウトすることができませんでした。何といったらいいのでしょう、「洗っていない服の匂い」「洗っていない髪のにおい」「風呂に入っていない体のにおい」「くさい靴の匂い」…いろんな悪臭が凝集されたような人でした。言っちゃあ悪いですけどドン引きでした。髪も長ったらしく伸ばして目が見えないくらい前髪がありましたし、洗っていないからかしょっちゅう頭をかきむしるんですよね…だからフケがぽろぽろ落ちる。

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正直ドン引きです。めがねにもべたべた指の脂がついていましたし、でかい声で咳をする(マスクをつけずに)ので、もう「こいつ仕事できないだろうな…」と内心思ってしまいました。

だって普通に考えて、こんな不潔の塊のような薬剤師が出てこられたら、患者側として信頼できるかって話です。

汚らしい格好をした薬剤師が調剤した薬なんて飲みたいかって話です。潔癖な人だったら「こいつが触ったPTPシートなんて破りたくない!!」って思うでしょう。医療職にはつくづく「清潔感」が致命的なポイントなんだと悟りました。

頼むから風呂に入ってくれ

お願いです。薬剤師でもそうですし、製薬会社MRでもいました。激務だからかなんなのか知らないですけど、昨日と同じ服で、よれよれのワイシャツで、乱れた髪の毛で、目やにだらけで出勤してくるMR。本当に勘弁してください。その格好で営業に出ないでください。会社の評判を下げるだけなので本当にやめてください。

 

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 MRもそうですし薬剤師もそうですが「医療」という世界で生きていく以上、「不潔」であってはなりません。不潔は不誠実であり、信頼を損ないます。「この人やばいかも」と患者に思わせてしまったが最後、医療行為は失敗するリスクが大きくなるのです。

誰だってクリニックに行ったとき長髪金髪カラコンボディピアスだらけのドクターに見てもらいたいとか思わないでしょう。それと一緒です。見た目は大切です。「相手に話を聞いてもらえる外見を心がける」という意味では、営業職だろうと薬剤師だろうと同じです。

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↑薬局に入ったらこんな格好の薬剤師が来たら、普通に考えて引くでしょう?「この人からもらう薬はヤバイかもしれない」と本能的に察知するでしょう?規範にはずれた外見は患者を不安にさせ、医療機関から足を遠ざけます。

そのためにはまず風呂に入ってください。社会人の基本。というか日本人の基本。特に男性。守れていない人が多いです。製薬会社にいたころ、体臭がきついくせに風呂に1週間に1回しか入らない人がいました。彼曰く「部屋に風呂がないから」らしいですが、とにかく夏場の体臭が異常で、完全にスメルハラスメントでした。

 

思った以上に他人はあなたのにおいに敏感です。頼むから風呂に入ってください。そして髪を洗ってください。体を洗ってください。特に夏場は毎日入ってください。べとべとの髪の毛で出勤しないで下さい。不快です。患者さんに不審がられます。

 

また、体臭が気になるからといって、香水をべたべたつけるのもやめてください。汗臭い薬剤師もダメですが、香水くさい薬剤師も非常に不快です。あれってつけている本人はだんだん気づかなくなるんですけど、どんどんふりかけてくさくなるんですよね…個人的には香水も立派なスメルハラスメントだと思います。

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どんなにいい香りの香水であってもつけすぎてしまっては意味がありません。しかも狭い調剤室だと余計迷惑です。必要最低限に抑えて下さい。無臭が一番無害です。

 

歯を磨いて

患者としてたまに薬局に行くと思うのですが、口がくさい薬剤師多いんですよね…しゃべる仕事だから仕方ないのかもしれませんが。本当に歯磨きしてるのかな?と心配になります。歯の病気になってると言っても信じるくらい臭い人がいます。接客業である限り「口が臭い」はかなりアウト事項でしょう。こまめに気を配る必要があります。

 昼食の後にはちゃんと歯を磨く習慣をつけたほうがいいかもしれません。あるいはキシリトールのガムを噛むとか。男女問わず30歳過ぎてくると体臭や口臭がキツくなって、いわゆる「加齢臭」が染み出てくるようになります。不快に思われないように十分に気を付けましょう。

 

髪はちゃんと切って、カラーリングもして

伸ばしっぱなしの髪、手入れされてない髪、染まりきっていない髪。

とても汚いと思います。ぼっさぼさの頭で出てこられたら、患者としても嫌になります。こんなやつに応対されるのかと思うとげんなりします。

髪はとかしましょう。伸びたら切りましょう。色がまだらになってきたら染めましょう。長い髪は結びましょう。全部当たり前のことです。それが守れていない薬剤師は意外といます。

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髪は清潔感が現れる重要なパーツです。手抜きせずに寝癖はちゃんと直して、整えましょう。整髪料はつけすぎないほうがいいです。くさいです。長い髪の毛は白衣に垂らさずにちゃんと縛りましょう。前髪は眼を隠さないように、ちゃんと流すか、短く切りましょう。

 ↑ちなみに髪がからまりにくって溶かしにくい、癖がとれない、さらさらになってくれない…そんなお悩みを持っている方には「タングルティーザー」の使用をおすすめします。英国王室御用達のコームで、恐ろしい勢いで毛先のからまりをほぐしてくれます。髪の広がりを抑えてしっとりまとめてくれるので、髪の毛がぼわぼわしてしまうトラブルに悩んでいる方には男女問わずおすすめです。夜・朝のヘアケア時短につながります。

 

爪は短く切って

長い爪の薬剤師。引きます。事務職のお姉さんならともかく、薬剤師なら女性も男性も爪は短く切りましょう。このあいだ行った薬局では調剤事務の女性のつめがとても長く、しかも黄色く、非常に不潔な印象を受けました。ネイルしていても不潔に見えるのに、手入れしていないひびわれた爪なんて一層汚く見えてしまいます。頼むから爪は短くしてください。「爪・髪・肌」は清潔にしてください。これらの印象が悪いと、一気に不潔なイメージを抱いてしまいます。

 

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 薬剤師は「調剤」をするわけですから、実際に医薬品に触れるわけです。そういう意味では、問診だけの医師とかよりかは清潔感が求められるわけです。手先は細かく見られています。特に女性は相手の爪をよく見ています。油断せずにこまめに切りましょう。そして当たり前ですが調剤室も清潔にしましょう。私が昔実習に行った調剤室はすさまじく汚くて「よくこんなところで調剤した薬を平気で患者さんに渡せるな」と別の意味でたまげたのですが……これは悪い例です。決して真似してはいけません。

 

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ひげは剃るか、手入れして

男性薬剤師の場合です。女性薬剤師の場合は言うまでもありません。ちゃんと口髭は剃ってください。たまに鼻の下とかボウボウの女性薬剤師がいますが、もうどうコメントしたらいいかわかりません。頼むから剃ってください。

男性はおしゃれとして伸ばしているのであれば整えてください。無精ひげがもじゃもじゃ生えている…のは不潔なイメージを誘うので、こまめにメンテナンスしましょう。実習生の場合は、ひげは毎日ちゃんと剃ったほうがいいです。就活でももちろん剃ったほうがいいです。基本的に、ひげはちゃんと剃ってるほうが好印象です。

毎日ひげ剃るって男性も大変ですよね。めんどくさかったらいっそ脱毛してしまうのもありだと思います。最近はメンズの脱毛クリニックも多いです。ひげの永久脱毛する人も多いみたいです。

 ひげを使う予定のない人は、いっそ脱毛しちゃったほうがあとあと楽かもしれません。もう女性だけが脱毛する時代じゃありませんし。毎日かみそり当ててると肌も荒れてしまいますし。ひげおしゃれに興味が無い方は、すっぱり脱毛したほうがいいでしょうね。

 

白衣はちゃんと洗って、シミやしわのない状態で

大学の研究室じゃないんだから、実験上がりのようなヨレヨレの状態の白衣で出てこられたら怪しいわけです。やっぱり接客業だから、薬剤師には清潔でいてほしい。病院に入院したとき、看護師の服が血しぶきだらけだったら嫌でしょう?それと一緒です。

 

白衣は医療の象徴で、清潔のシンボルでもあります。汚れやしみは早急に取り除き、しわしわにならないように襟や裾、袖もアイロンを当てましょう。細かいところですが、患者さんはちゃんと観察しています。

 

イメージは「アナウンサー風」

テレビにしょっちゅう出ているアナウンサーは男女問わず清潔・保守的・好印象な身なりをするように心がけているそうです。彼らのたたずまいをまねしてみるのも良いでしょう。接客業としての患者さんからの印象が良くなるかもしれません。

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患者さんとの信頼関係構築は「怪しまれない外見づくり」から始まります。「この人薬剤師のくせに汚い…」と思われないように、今一度、自分の身だしなみについて振り返ってみましょう。

そして実習中の薬学生のみなさんは、医療職としてどんな装いなら患者さんに不信感を持たれないか、客観的に考えてみましょう。「おしゃれ」と「清潔」は別物です。