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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

薬剤師国家試験に失敗しそうで不安な方へ。勉強あるのみ、体調管理に気を付けて

国家試験

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薬学部生活の総決算、薬剤師国家試験。

気づけばあと2か月半となりました……早いものです。

今頃薬学生のみなさんの多くは国家試験の準備に取り掛かられていることでしょう。

人によっては「国家試験に失敗するかも…」という不安で押しつぶされそうになっているかと思います。

 

わたしもそうでした。自分が薬剤師になれるとは到底思えず、模擬試験の結果を見ては絶望し、「そもそも薬学部を目指したこと自体が間違いだったのではないか」という、考えても仕方ないことを考えるようになりました。

そんな自分がどうやって国家試験を乗り越え、薬剤師になったのかを書きます。

勉強あるのみ

まずはシンプルに。とにかく勉強しました。

寝ている時間以外はほぼすべて勉強していました。

携帯電話にも国家試験用の語呂まとめサイトをブックマークしておいて隙間時間に見たり、国家試験の過去問題を写メしておいて、気になる問題をいつまで見返せるようにしていました。

お風呂の中でも毎日過去問をぶつぶつと読み上げていました。末期には過去15年分の薬剤師国家試験を1日でこなし、何日も反復しました。とにかく「薬剤師国家試験の形式」「よく出される問題のパターン」「気を付けるべきところ」をあぶりだす作業をしました。

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青本(参考書、領域別問題)も解きまくりました。くったくたになるまで読み返し、蛍光ペンで線を引きまくり、自分でまとめた付箋を張り付けまくりました。

 

これには心理的な効果も期待しています。「ここまで勉強したんだから自分はきっと大丈夫」と自分を落ち着ける効果を期待しました。本番直前に、ちびちびと減ってしまった鉛筆や、付箋だらけの参考書を見ていると、「大丈夫、ここまでやったんだから。努力は裏切らない。勉強したことは無にならない」と自分を落ち着かせることができたのです。

 

結局裏技やテクニックに頼らず「自分で自分の手をどれだけ動かしたか、頭にしみこませた経験が多かったか」が本番の自分の心身を安定させてくれます。

月並みでしかありませんが、勉強をどれだけ毎日積み上げることができたかが重要でしょう。

 

手を付ける教材は多くなくて構いません。青本だけで構いません。たくさんの種類の教材に手を付けることよりも、ひとつの教材を深くやりこむことが理解の深まりにつながります。そして「これをここまでやったのだから大丈夫」という自信にもつながります。

 

2月の模擬試験では合格ライン(200点)を超えておこう

体感的な話ですが、薬剤師国家試験直前の模擬試験で200点を超えていた人は、国家試験に合格している可能性が高いです。自分の身の回りだけの話ですが。

わたしも2月の模擬試験では220点を超えており、ひとまず安心した記憶があります。

 

よく「本番では20点伸びる」という俗説を聞きます。模擬試験より本番の方が簡単であることが多いからです。わたしも本番では2~30点増加しました。

このことをふまえると直前の模擬試験では、最低でも200点を超えておいた方が無難でしょう。現在国家試験の勉強に打ち込んでいる方は、2月の模擬試験で200点を超えることを目標として勉強したほうがいいでしょう。ただでさえ、毎年難易度が上下している薬剤師国家試験です。点数は高いに越したことはありません。

 

生活リズムを整えよう

これは自分自身への後悔です。

勉強時間が伸びるあまり、生活リズムが夜型に狂ってしまったんですよね。

国家試験直前の生活リズムなんてひどいものです。完全に夜型です。

 

朝6時就寝→昼12時起床→昼13時~19時勉強→昼20時~夜2時勉強→夜4時~6時勉強

 

こんな感じでした。夜の方が勉強に集中できるから、という理由で、家族が寝静まった深夜にちまちまと勉強していましたが……集中力という点では、午前が一番高いのは言うまでもないことです。夜は「だらだら勉強」には向いていますが、瞬発的に知識を詰め込み定着させるには朝の時間を利用しない手はありません。

 

個人的には、国家試験1か月前、遅くても2か月前には生活リズムを朝型に整えておくことをおすすめします。

 

本番は朝9時から試験ですからね……朝に頭を動かすくせをしみつかせておきましょう。また、夜型生活が染みついてしまうと夜に普通に眠ることができなくなってしまうのもよくないです。一人暮らしだと特に生活習慣が乱れてしまうので、要注意です。

 

食べなれたものを食べる

試験直前ですが、食べ慣れたものを食べましょう。ゲン担ぎとか言って普段と違うものを食べると、おなかを壊したり、寝つきが悪くなったりするおそれがあります。

知人はノロウイルスによる食中毒で、国家試験会場に来ることすらかないませんでした。

 

普段通り、消化に良く、おなかに優しいあたたかいものを食べましょう。辛い刺激物や、脂っこいものはおすすめしません。アルコールの摂取も中枢神経の機能が低下してしまうのでおすすめしません。

 

試験本番では「目を覚ますために」といってコーヒーを飲む方もいます。

コーヒーを飲みなれている方はともかく、そうではない人はおすすめしません。

 

カフェインの覚醒作用は期待できますが、おなかを壊す、利尿作用があるなどのリスクがあるので長時間の国家試験にコーヒーは控えたほうがいいです。映画「ビリギャル」でもヒロインが冷たい缶コーヒーを一気飲みした結果、おなかを壊し、ろくに集中して試験を受けられず、第一志望の受験に失敗してしまうシーンがありますよね。

 

国家試験会場は、暖房がきいているとは言え2~3月の寒い時期であり、緊張で消化器機能も低下している状態ですので、コーヒー、ましてや冷たい缶コーヒーなんてご法度です。コーヒーのドーピングに頼らなくても普段の力を発揮できるように、日頃から勉強しておきましょう。

 

不要の外出は避け、ひきこもろう

外は細菌やウイルスの温床です。ふらふら歩いていたらいつ風邪やインフルエンザを拾うかわかりません。

特に国家試験1か月前は、不要な外出は避け、屋内であたたかくして過ごしましょう。

屋内も空気が乾燥したら病気の罹患リスクは一気に上がります。わたしは室内を加湿しまくっていました。そして屋内でもマスクを付けて勉強していました。

 

 おすすめするのは、食材の買い出しなどは家族にお任せし、自分はひたすら屋内で勉強することです。運動不足は家の中での筋トレやストレッチで解消しましょう(もちろん勉強しながら)家族の風邪対策もしっかりしておきましょう。

 

一人暮らしの方は、食材やいざというときの薬、経口補水液をまとめ買いしておきましょう。生もの以外はアマゾンや楽天で買い込んでおくといいでしょう。

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不必要に外をふらふらしたり、電車に乗ったりしたら大変です。誰から何をもらうかわかりませんからね。とにかく屋内でしっかりと保温と加湿を行い、抵抗力を下げることがないようにしましょう。

 

また食事には気を使いましょう。勉強に気を取られすぎて、日頃の食事が雑になってしまっては、免疫力が下がって風邪をひきやすくなってしまいます。簡単に作れる鍋でもかまいませんから、あたたかくて栄養をたくさん摂れる食事を心がけましょう。

 

 

ここまでこれた自分を信じて、ただ勉強あるのみ

つらく険しい薬学部生活。ここまで来ることができたあなたは忍耐強く、努力する能力が備わっている人です。心配ありません。あなたのいつもの力を発揮すれば、薬剤師国家試験に合格するのは難しいことではありません。

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「学畜」といっても差し支えない悲惨な学生生活を乗り切ることができたのですから、不安に感じることはありません。普段の自分の力をいつもどおり発揮することさえできれば、合格は間違いありません。

 

そのために、日頃の勉強面・体調面の準備を念入りにしておきましょう。ここを乗り越えれば、晴れて薬剤師です。つらい薬学部生活の果てに、ついに国家資格の肩書を手に入れることができるのです。

 

特別なことができるようになる必要はありません。いつも通りの実力を発揮できれば大丈夫です。しかし、人は一足飛びに成長することはできません。毎日の勉強をさぼらず、全力投球しましょう。

勉強の成果は、必ず目に見える形で表れてきます。どうかあきらめないで、毎日の努力を続けましょう。応援しています。