薬剤師国家試験。
6年間の薬学部生活の集大成。これに合格すれば、めでたく薬剤師です。
どうか受験生の方は油断することなく、本気で勉強に取り組んでください。
薬剤師国家試験は怖い試験です。
薬学生の人生で一番恐ろしい試験と言ってもいいです。多くの学生にとって、大学入試や就職試験より難関になるものでしょう。
なぜなら毎回「難易度が安定しない」から。
パターンがつかめないので、非常に対策を打ちづらいのです。
ほんとなめてかかると痛い目に遭います。早いうちにやりましょう。
薬剤師国家試験の感想
「早く手をつけておけばよかった」というのが正直な感想です。
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正直5年生のころからやっておけば、ここまでボロボロにならずに済んだのでは…と思います。実務実習の暇な時間に青本やっておけばよかった…
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試験勉強はちょうど6年生の9月ごろから開始していたのを思い出します。
とにかくどんな問題が出るのかが想像つかなかったので、同級生とてんやわんや言いながら青本を購入して、勉強を始めることにしました。あのころは危機感もなかった…今思えばただのアホです。
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正直、結構軽い気持ちで国家試験の勉強を始めました。「なんだかんだ言ってもきっと合格するだろう」というよくわからない楽観的な感情がありましたので、青本の勉強も適当にこなしてしまいました。
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自分の実力がないことから目をそらし、「早めに対策さえしていれば、合格できるだけの実力は勝手に後からついてくるだろう」と思うようにしていました。
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読みの甘さで大ピンチに
自分の甘さを痛感しました。薬ゼミの模擬試験を受けて、自分の実力が全く合格に足りていなかったことを知りました……焦って勉強を始めてもすぐに成績が伸びるわけではありません。
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毎日深夜まで泣きながら机にかじりついていました。痛感するのが遅すぎです。
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結局、試験3か月前になってもいまだに模擬試験で4割しか点数をとれていない、というとんでもない事態になってしまいました。
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もう涙目ですね。同級生でも「大丈夫だよ!俺3割だよ!」とかいう人もいれば、「もう8割取った」とかいう人もいましたので。混沌とした事態の中で、とりあえず勉強に打ち込むことにしました。
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過去問を解き始めたのもこのころでした。96回以前と97回では出題形式が全く違うことも知っていましたが、それでも過去問をやるかやらないかでは、精神面での余裕が変わると思いましたので…今思えばもっと早く手をつけておくべきだったのですが、ようやく年末になって「そうだ、勉強しよう」と思わされました。
いや遅すぎでしょう。どれだけ自分を過信してたんだって話です。スタートダッシュを遅れるのダメ絶対。
早すぎる準備に超したことはない
薬剤師国家試験は96回以前と97回以降でがらりと形式が変わりました。
足きりシステムの登場により、総点が足りていてもある科目の得点率が低い場合には合格することができない、という仕様です。(※今は必須の足切りシステムはなくなったようですね)
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本番の緊張感は独特です。こればっかりは、模擬試験などの練習を積んで、本番の感覚をつかんでおくに越したことはないと思います。また、体調管理。風邪をひいてしまったばっかりに受験会場に来ることができなかった人もいました。
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薬剤師国家試験の難易度は、その年によって変わります。
99回~100回は非常に難しいと言われました。それが一転、101回では難易度が下がります。
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なんにせよ、このことから学ぶべきことは、「前回の国家試験の難易度があてにならない」ということです。前回が簡単でも次は難しくなるかもしれないし、その逆もあるかもしれない。
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悪いことは言わないので、早めに準備しておいた方がいいです。もう猛烈に後悔しました。はじめる時期がもう少しだけ早ければどれだけ楽だったことか…自分の力に自信があるのであればぎりぎりまで準備しなくてもやっていけるかもしれませんが、そうじゃない人は早めにすべきです。恐ろしいですよ、準備ができないつらさは…
どんな試験が出てくるにせよ、準備はしておくに越したことはないですし、準備開始は早くするべきです。本当に私は、現役合格しておいてよかった。
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今の時期から勉強を始めていない学生も多いかと思いますが、自分の実力に自信がない方は少しずつ手を付けておいたほうがいいでしょう。急激な追い込みだけで越えられる試験ではありませんので。
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「参考書」「問題集」「要点集」「過去問」あたりを活用して、早め早めの準備をしておきましょう。
とにかく暗記ならごろあわせ本もおすすめです。
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1か月準備が遅れたばかりに、1年を無駄にしてしまっては本当にもったいないですからね。薬剤師国家試験不合格だと、それだけで内定取り消しになってしまう就職先もあります。「薬剤師免許取得見込み」での採用ですので、薬剤師免許をとれないのであれば採用しない、といった事態も発生しうるのです。
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後悔先に立たず
毎日勉強をするのはつらいことですし自分の実力を直視するのは本当に勇気が必要です。
自分の実力がまったく足りないことに気づいて、国家試験への残り時間を考えて目の前が暗くなることもあります。
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ただし、努力は裏切りません。
毎日地道に積み重ねてきた勉強は必ず成果につながります。
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それはこれまで薬学部生活を乗り越えてきたあなたならよくご存じのことでしょう。
数多の実習やテストを突破してきたあなたなら、一日一日地道に勉強することの大切さを肌身で知っているはずです。
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地道に積み上げた成果は裏切りません。1日でも早く始めれば、合格率は上がります。
そして試験が近づいてきたなら、試験当日に無事に会場に着き、無事に試験を受けることができるように、準備をしっかり行いましょう。
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1日の努力の違いが、1点を産み、薬剤師国家試験の合否を分けるかもしれません。
やらない理由を探すより、割り切って現実と向かい合いましょう。
大勝負に勝つための一番の秘策は、地道な準備です。
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私は国家試験対策は早いに越したことはないと思います。
甘く見積もって余裕をもって過ごすことは簡単ですが、後で苦しめられます。
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よほど自分の実力に自信があり、短期間の勉強で乗り越えられると言い切れるのなら別です。どうぞ年末年始の追い込みなどで一気に成績を上げて合格して下さい。
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しかし、そういう一部の人以外の学生さんは、早めに手を打っておくことをおすすめします。
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早すぎることなんてありません。そうやって本気で取り組むのを先延ばしにしたあげく、あとから「もっと早くやっておけばよかった」とべそをかくのがオチなのです。
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火事場の馬鹿力で乗り切ることもできなくはありませんが、どうせ合格するのならば間一髪を切り抜けるような危なっかしいやり方ではなく、胸を張って堂々と「合格した!」と言えるようなやり方のほうが望ましいのは言うまでもないでしょう。
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未来に後悔したくなければ、早めに準備をしましょう。
もう4年制時代のような、パターン化されたわかりやすい薬剤師国家試験の時代は終わりました。
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油断していると簡単に足元をすくわれます。
101回国家試験こそ拍子抜けするような簡単さでしたが、102回以降が同じような難易度でくる保証などどこにもないのですから。
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腕に覚えのある方以外は、今日から少しずつでも取り組みましょう。
勉強が遅すぎて後悔する人はいますが、早すぎて後悔する人というのはほとんどいません。
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薬剤師としての一生を決める大切なテストです。これを乗り切ったら、仕事に困らない将来が待っています。
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どうか油断なさらず、一生に一回の大勝負に挑んでください。
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そして体調管理は徹底してください。風邪をひいて寝込んでしまって会場に行けない、なんてことになってしまったら大変ですからね。部屋は加湿しまくって、不要な外出は避けて、温かいものを食べましょう。
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不安を消すのは、自分の努力です。これ以上できないってくらいやりこめば、自然と結果はついてくるものです。
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6年間の力を出し切ってください
薬剤師国家試験は薬学部生活6年間の集大成です。薬学部を目指して勉強した期間も含めればもっと長くなるでしょう。
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薬学部の学生としては人生で最も重要なテストとなります。だからこそ、火事場の馬鹿力に頼らず、普段通りの力で無事突破できるように日ごろから勉強をしておきましょう。
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べたですが、薬学ゼミナールの青本の「参考書」「問題集」「要点集」はしっかりこなしましょう。近年の薬剤師国家試験の過去問も解いておきましょう。ここ数年で難易度がブレブレなのであまりあてになりませんが…
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また99~100回クラスの難しさになるのか、101回くらいのゆるさになるのか、102回はどのような試験になるのかわかりませんが、とにかく断言できるのは「どんなケースであろうと善処できるように準備を怠らないこと」です。
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薬剤師国家試験は薬学生としてのゴールですが、薬剤師としてのスタートの試験でもあります。薬剤師国家試験が終わったからと言って勉強しないでいいわけではありません。むしろ資格を取ってからが勉強の日々です。
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薬物治療のプロフェッショナルとして、勉強に励んでください。準備はあなたを裏切ることはありません。丁寧に対策していきましょう。使える時間はすべて使って、なまけずに毎日取り組みましょう。苦手はつぶしましょう。体調管理は怠らずにいましょう。
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悔いのない春を迎えてくださいね。
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そして、国家試験を終えたあなたは、来る社会人生活に備えて早め早めに準備をしておきましょう。特に女性の方、ストッキングは何枚あっても足りないので準備しておくことがおすすめです。あと手帳や名刺入れも。社会人のたしなみとして、春休みのうちにいろいろ用意しておきましょう。
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