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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

薬学部の就職活動は楽です。「薬剤師として」なら

就活

就職活動の季節。

全国ではあっちこっちで就職イベントが開催され、黒いリクルートスーツに身を包んだ就活生は三連休もお構いなしで、靴の底をすり減らしています。

そんな中、薬学部の就職活動といえば、比較的のんびりしています。

薬学部という性質上、仕事に困る危険性が少ないからでしょう。

6年制の就職活動は楽

薬学部6年制の就職活動ですが、言ってしまえば楽です。「仕事を見つけること」「薬剤師として働くこと」を就職活動のゴールとするのならば、はっきり言って一週間あれば終わります。調剤薬局やドラッグストアならいまだに薬剤師不足で(とくに地方は)あっぷあっぷしているので、新卒薬剤師でも就職は難しいことではありません。

 

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 わたしが知っている調剤薬局薬剤師は、薬局を見学した4日後にはもう内定をもらっていました。地元でゆっくり働きたい、という希望にマッチングしていたので、薬局側もためらうことなく内定を出したようです。

 

調剤薬局やドラッグストアという強固な砦があるため、6年制薬学部が仕事にあぶれることは、今のところまずありません。

 

ただし、薬剤師になれたらの話

ただ、当たり前のことですが、これらの採用は「薬剤師になること」を前提としています。国家試験の後内定先に「落ちました…」と電話した結果、内定も一緒にすっ飛んでしまった…なんてこともあります。

 

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 就職は楽ですが、薬剤師になるのは簡単ではありません。国家試験を乗り越えなくてはいけませんからね。ですので、薬学部6年制は就職活動よりも国家試験対策に力が傾くのが自然でしょう。

 

製薬会社への就職なら、ほかの学生とハンデなし

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就活が有利なのも「薬剤師」として就職する場合、です。製薬会社なら一般社員として採用される場合、ほかの学生たちと戦わなければなりません。

 

とくにMRに挑戦するのなら、体育会系という強いライバルを攻略しなければなりません。理屈っぽい薬学生が、「薬剤師」というハンデを失っても面接で勝てるかは、だれにもわかりません。ちゃんと対策を練る必要があります。

 

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また研究職や開発職なら、理系大学院生との戦いになるでしょう。研究は6年制は少し不利になるかもしれません……実習というロスタイムがあるので。このへんは「薬剤師だから」と優遇されることはあまり聞きませんので、油断せず、今からでもがっつり就活対策しておくべきです。

 

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4年制には「薬剤師」という保険はない

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「薬剤師」という保険のおかげで就職活動が比較的楽な薬学生。ただしそれは、6年制の話です。4年制は原則、薬剤師免許を取ることができないので「もしものときの就職先」を確保することができません。ドラッグストアで働きたいと言っても、薬剤師として働くのは無理なのです。

 

4年制薬学部の就活は、基本的にほかの理系学部と同じです。ですので、「薬学部」だからといってあぐらをかいていてはいけません。薬学部卒だからと言って特別待遇されるわけではありませんし、なんなら文系学士に負けることだってあります。

 

無い内定のリスクは、自分にはない、というのは大きな思い込みです。危機感をもって就職活動にのぞみましょう。たった一度しかない新卒を有効に使うときです。