薬剤師国家試験の2週間前。
本当に大詰めですね。
ラストスパート、とばかりに勉強に力を入れている薬学生さんも非常に多いかと思われます。
泣いても笑ってもあと14日で本番。
悔いのない薬剤師国家試験を迎えられるように、しっかり準備を整えておきましょう。
会場への持ち物について
さて、薬学生の人生最大の試練ともいうべき薬剤師国家試験ですが、この試験で最大のパフォーマンスを発揮するために、何を準備すればいいでしょう。
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知識を詰め込むのはもちろんのこと、普段通りの力を発揮するために、持ち物を整備しておくことも非常に大切です。
会場に行ってから「あれを持っておけばよかった…!」とならないように試験前から準備をしておきましょう。
1.会場までの道筋を確認しておく
持ち物の前に、まずは国家試験会場にスムーズにたどり着けることを考えましょう。国家試験会場が初めて行く場所、という方も多いでしょう。
前泊する方なら前日も、そしてもちろん当日も、会場にスムーズに行けずにあわあわすることがないように、本番前にしっかり道筋を確認しておきましょう。
意外とこういう確認が大事なのです。本番で遅れてしまったらどうしようもありませんからね。事前準備をしっかりしておけば精神的にも安定して良い気分で取り組めます。
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自宅あるいはホテルからのルートの確認をしっかりしておくこと。多少のトラブルがあってもいいように、電車などの公共交通機関を使うときには時間のゆとりをもってスケジュールを組んでください。不安なら一度ロケハンしておくこともいいでしょう。
2.受験票
当たり前ですが、これを忘れないように。当日の朝にかばんに入れるのではなく、前日のうちに入れておきましょう。
3.腕時計
試験を解きながらうまくタイムスケジューリングできるよう、ちゃんと時刻を調整した腕時計を持参しましょう。くれぐれも「時刻が5分遅れ」みたいな状態は避けること。時間は少し早めに設定しておいた方がいいでしょう。焦ったら試験前から負けています。余裕ある行動を心がけること。
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4.ノート
自分の弱点をまとめた「対策ノート」を持参して、休み時間に読むのがいいでしょう。おすすめなのは「科目ごと」に、1ページに自分が忘れやすいことをまとめたノートです。テスト前にはそのページをじっくり見て、弱点を補強しましょう。思い出さなくてもちゃんと覚えているような簡単なことは、わざわざ見なくても構いません。
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5.あめ、グミ
あめやグミ、小さなチョコレートなど、簡単に脳に糖分を補給できるものを持参しておくといいでしょう。部屋の乾燥対策にもなります。
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ガムで咀嚼して脳に刺激を与えるのもいいです(噛みすぎるとおなかがゆるくなるので適度に)噛みごたえがあるいろんな味のグミを用意しておくと、気分転換にちょうどよいです。
私は果汁グミが好きですね。小さなころから食べているので安心感があります。新しいものより、食べなれたもののほうがリラックスできますよ。
6.マスク
試験会場は乾燥しているかもしれませんし風邪をひいている人もいるかもしれません。唇が乾燥してそれが気になって問題が解けなくなるかもしれません。
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試験時間は長いので、集中力が途切れる要素は極力排除しておきたいものです。
マスクをつけて部屋の乾燥対策をしましょう。
7.リップクリーム
唇の乾燥のために。使い慣れたものを持っていきましょう。
高保湿タイプなら唇のかさかさに悩まずに済むのでおすすめです。
8.ハンドクリーム
指先や手ががっさがさになって気が散ってしまわないように。いい香りのものを持って行ってリラックスに使うのもいいですね。使い慣れたものがいいでしょう。手がべたつかないように塗りすぎには注意。
あとあまりにも香りがきついと周りに迷惑なので程々に。
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9.イヤフォン、耳栓
余計な情報が耳に入って気が散らないように、MP3プレイヤーでお気に入りの曲を聴いたり、耳栓で情報をシャットアウトするのもいいでしょう。シャットアウトしすぎて気づいたら試験が始まっていた、なんてことがないように。
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10.カイロ
2月末は普通に冷えます。寒いです。朝から本当に冷えます。衣服に貼るタイプでおなかを温めてもいいですし、ポケットに入れて指先を温めるのもいいでしょう。
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11.コンタクトレンズ、メガネ
万が一コンタクトが外れてしまったら…?真っ青になりますね。予備のコンタクトレンズを持っておきましょう。不安なら眼鏡も用意しておきましょう。
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12.痛み止め
突発的な頭痛に。いわゆる「眠くなる成分が入っていない」ものを選ぶといいでしょう。花粉症の薬、酔い止め薬などの抗ヒスタミン薬は「眠気」「インペアードパフォーマンス(集中力の低下)」を招くので、試験との相性はあまりよくありません。
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13.ヘアゴム、ヘアピン
髪の毛が邪魔になった時のために。何も持たずに試験会場に行って、髪の毛のうっとうしさに気づいた女子は多いです。余計なことを気にしないように、朝から髪の毛をひっつめておいてもいいでしょう。
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14.目薬
目の乾燥、疲れ目に。コンタクトレンズが外れるのを防ぐ意味もあります。
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15 アイマスク
国家試験を頭と目を酷使する試験です。2日にわたって試験に取り組んでいるとぐったりしてしまいます。そんなとき、試験と試験のあいまで目を休息させるために「アイマスク」を用意しましょう。休み時間にホットアイマスクを装着し、疲れた目と頭に栄養を与えましょう。
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「めぐりずむ」などの香りつきのアイマスクがおすすめです。自分の好きな香りのアイマスクをあらかじめ選んでおくといいでしょう。試験で疲れた目を休め、次の試験に向けて心も体もリセットするために、会場の休憩室でアイマスクをつけて休憩しましょう。くれぐれも寝過ごして試験会場に入り損ねたなんてことはないように。
緊張しすぎないで
薬剤師国家試験は、薬学生人生の中でも最大の試練です。緊張するな、という方が難しいです。これのために今までの薬学生生活があったようなものなのですから。
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ですので、緊張してもいいので、いつも通りの力が出せるように、落ち着いてやりましょう。ちゃんと日々の準備を積み重ねていれば、結果は必ずついてきます。人は急激に能力を伸ばすことはできませんが、急激に落ちることもありません。毎日毎日一所懸命取り組んだ成果は、必ず、現れます。自信を持ってください。
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あとは、いつも通りの成果を出せるように、ちゃんと生活環境を整えておきましょう。
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早寝早起きの習慣をつける、前夜にアルコールを摂取しない、食べなれないものを食べない、会場までの道筋はしっかり確認する、受験票を忘れない……「あたりまえ」のことをちゃんと「あたりまえ」にできるようにしておく。ちゃんと地盤を作っておくことで、いつもどおりの力を発揮することができるのです。
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薬剤師国家試験は決して簡単な試験ではありません。しかし、ちゃんと勉強を積み重ねてきた人なら必ず成功をつかむことができます。自信をもって受験に臨んでください。