一般的に大学生というのは人生のモラトリアムです。
人生で一番勉強しないでいい期間、といってもいいかもしれません。
大学生のみなさん、勉強していますか?
勉強しているといっても資格取得の勉強だったりしませんか?
毎日の講義の勉強を必死でしている、そんな生活は送っていないでしょう?
薬学部では、残念ながらそんなのんきな学生生活は望めません。
入学から卒業まで勉強、勉強、勉強、勉強。
どんびきするほど勉強尽くしです。
おそらく人生で一番勉強したのが大学だった、そんな風に思う人もいるのではないでしょうか。
薬学部は学年が上がるごとに勉強量が増えていきます。
勉強に耐えられない人は薬学部に向いていません。薬剤師にも向いていません。
着実に寡黙にこつこつと。
ひたすら勉強できる人間が薬剤師になることができます。
薬学部4年
CBT、OSCE対策
年末年始にCBTとOSCEが行われます。
これらの試験はいわば薬剤師の「仮免許」みたいなものですね。
これらに合格しなければ5年生からの実務実習に参加することはできません。
再試験はありますが、大学とは違う場所で開催されるので非常に面倒くさいです。
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しっかり対策して、一発合格するようにしてください。
OSCEはひたすら練習してください。
不安な分野はとにかく練習してください。
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面談系は、とにかく質問事項の取りこぼしがないように。
「おつらいですね」は必ず言うようにしましょう。(重要)
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同情の意思を示せないと原点になってしまいます。要注意です。
CBTはコアカリのような教材を購入してしっかり勉強してください。ここの知識が国家試験のベースになります。気を抜かずに勉強してください。
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また清潔な服装、髪型、メイクも心がけましょう。医療従事者としてふさわしい身なりをすることが求められます。
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けっこう大変ですが、OSCEやCBT程度でしんどいと言っていては残り2年などクリアできるわけがありません。OSCEやCBTなんてお遊び程度のことでしかありません。本番は残り2年にあります。この程度でつまずいていては、先に苦労するのは明らかでしょう。
このあたりはただのお遊びです。むしろ息抜きくらいに思ってください。来年から大変です。
薬学部5年生
実務実習でてんてこまい
ついに始まります、実務実習。
学校によってはほぼ1年実習で終わってしまいますね。
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本当に実習に明け暮れます。
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病院と薬局と大学の往復で終わるでしょう。
実習だけでくたくたなのに、これと研究を並行して行わなければなりません。
はっきり言って、かなりしんどいです。
日誌や週報を提出したり、実習先で課題を出されたり、テストを出されたり・・・
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いちいち対応していると本当に大変です。
しかも、指導薬剤師とトラブルを起こしてしんどい目に遭うこともあります…わたしも経験があります。本当に馬が合わなくて、怒鳴られるわ無視されるわで大変でした。
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しかし実務実習の単位をゲットできないと卒業できません。
じっと耐えて毎日勉強しましょう。
薬学部はとにかく地道な学部です。
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毎日毎日、地道に勉強できる学生が、6年後、一番確実に薬剤師になることができます。
ズルや近道を考えず、日々着実に積み重ねてください。
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大変ですが、それは一番確実な道です。
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さらに製薬会社への就職を検討している方は、5年生の夏か冬にインターンシップに参加しておきましょう。会社の雰囲気をつかめる良い機会になりますよ。
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ほんとに思い返せばムカつく指導薬剤師とか意味不明な医療理論とか理不尽なヒエラルキーとか、嫌な記憶が多い学年でした。本気で病みそうになりましたし「薬剤師とはこういう極悪人しかいないのか」と絶望したこともありました。一部には素晴らしい人もいましたが…尊敬できる薬剤師を見つけることはとても難しい課題でした。そして尊敬できる薬剤師というのはみんな死ぬほど仕事を抱えていて、目がうつろで、血を吐きそうなほど働いていて、「ああもう無理だ、わたしにはこれはできない」と悟りました。
薬学部6年生
就職活動、卒業研究、国家試験
就職活動が後ろ倒しになったことで、6年生で就活をすることになりました。
卒業論文のタイムリミットも迫る中で就職活動・・・・
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はっきり言って本当につらいです。
夏のうちに内定が出せないと、卒論が本当につらいです。
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卒論まで後ろ倒しになってしまうと、国家試験対策が間に合わなくなってしまいます。
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自分の学力に自信がない方は、6年生の序盤からちまちま国家試験対策をしておきましょう。
最後の数か月で一気に勉強しようと考えると大失敗のおそれがあります。
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就職活動は、調剤薬局なら気にしなくて大丈夫です。
今は薬剤師バブルですので黙っていても調剤薬局の求人はやってきます。
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今後の時代はどうなるかはわかりませんが、今も昔も就職難易度が最も低いのは調剤薬局です。
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病院の場合は入院試験を求められることがあるので、国家試験対策も兼ねて勉強しておくことをおすすめします。
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製薬会社を志望する方は、他学部の学生と一緒に就活することになります。
他学部の学生は就活への危機意識が薬学生とは全く異なります。
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のんきに構えているとあっという間に無い内定になってしまうので注意してください。
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薬学部だからといって就活で優遇されることはありません。
他学部の学生と同じように気を引き締めて就活してください。
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就活を終えれば後は卒業論文、国家試験です。
学校によっては、国家試験よりも難しい卒業試験がありますね・・・。
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卒業試験をこなさないことには国家試験の受験資格が得られないので、しっかり対策を練りましょう。卒業延期なんてことになってしまったら泣くに泣けませんからね。
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あとは国家試験。これに合格すれば晴れて薬剤師免許をゲットできます。
6年間、勉強と研究に明け暮れた報酬として薬剤師という国家資格を手に入れることができます。
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薬剤師になることは決して簡単な道じゃありません。
この記事を読んでいただければわかるように薬学部は暇ではありません。
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いつも忙しいです。
いつも勉強しています。
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いつも余裕がありません。
いつも進級できるか、卒業できるか、と恐怖感と闘いながら勉強しています。
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薬剤師になることは決して楽な道ではないのです。
薬学部に入ることは簡単ですが、卒業するまではとても大変です。
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安易な気持ちで入学すると、挫折してしまいます。
そして中退してしまったり、失踪してしまったり、残念な末路をたどってしまう学生も多いです。
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どうか薬剤師になると決めたのならば、覚悟を抱いて薬学部に進んでください。
決して楽な道のりではありません。
甘いことを考えていると必ず足元をすくわれます。
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着実に勉強を積み重ねることが、遠回りなようで、最も確実な薬剤師への道です。
薬剤師になりたいと思う方は、六年間を勉強に投じてでも自分が本当になりたいのかをよく考えてから進路選択してください。
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軽い気持ちで進学すると、進級も卒業も大変になります。
そのあたりのリスクをよく考えてから薬学部に進学してください。
薬剤師になれば将来安泰~とか手に職を付けて余裕な人生~とか甘いことばかり聞こえてくるかもしれませんが、実際はそんなことありません。というか免許を取るまでが地獄なので、その道のりで消えていく人が実に多いのです。何人失踪したことか…「あの人何年いるの?」とささやかれているような人とかいました。コスパが悪いのでさっさと卒業しましょう。
薬学部は過酷な道です。それでもいいと覚悟を決めた人だけ6年間の地獄に突き進んでください。つらいです、本当に。