薬剤師は安定して稼げる職業として人気が高いです。
男女を問わず、今も昔も薬剤師を志望する人は多いです。
この人気もしばらくは安定するでしょう。
薬剤師過剰飽和や薬剤師ワーキングプアといった社会問題もまだ耳にしていませんので。
まだまだ人気が維持されるだろう薬剤師ですが、薬剤師になるためには薬剤師国家試験に合格する必要があります。
薬剤師国家試験を受験するためには、薬学部6年制のカリキュラムを修了する必要があります。
このカリキュラムなのですが、ほかの学部と比べると、はるかに困難です...
医学部と比べると易しいものですが、薬学部を卒業するのはなかなか骨が折れます。
簡単なものではありません。
どうかそこを心得て、薬学部の6年間を乗り越えてください。
薬学部1年
教養科目と専門科目をこなす日々
まだ1年生の時点では忙しくない学校も多いかもしれません。
しかし大学によっては入学直後からばりばり講義を受けるところもあります。
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1限~6限までみっちり講義が詰まっている、なんてことになってしまう日もあります。こうなると高校の授業よりしんどいですね。朝8時半から夜6時まで勉強って普通にしんどいですから・・・・
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そして講義の各回、また期末に待ち受けるレポート。試験。
この対策に追われてヒイヒイいうはめになります。
私は完全にナメて薬学部に入学した人間だったので、入学後、あまりの講義の難しさに目を回してしまいました。
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講義を受けるだけならマシですけど毎回小テストがある科目はほんと必死でした。
このままでは退学になってしまう!と危機感を抱いて一気に勉強したものです。
薬学部の学生というのは概してまじめな人が多いので、みんな勉強するんですよね。
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ここでなまけていると、ほかの学生に思いっきり置いてきぼりを食らってしまいます。
クラスメイトと話が通じなくなると本気で悲しくなるので、勉強は日々しておいたほうがいいですね。
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それにしても1限~6限までみっちり講義が詰まってレポートもテストもぎっしりある。これが1年生のうちから実施されるのですから薬学部には驚きです。薬学部はサディストなのでしょうか。
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それでも薬学部で一番ひまで時間的な余裕があるのは1年生のうちだと思います。
遊ぶのであれば1年生が一番のチャンスです。
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心して遊んでおきましょう。
薬学部2年
実習と講義で押しつぶされる日々
実習が始まる学校が多いでしょう。
内容によっては1日中使って実習するような教科もあるでしょう。
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個人的な体感ですが、失踪者が多い学年も2年生です。気づいたらいません。夏休み明けなど、良く見てみましょう。
テストやレポートが課せられる教科もあるでしょう。
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これがほぼ1年続くので、かなりしんどいです。
グループワークが多いので、グループのメンバーと馬が合わないと面倒くさいことになりますしね。
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そして実習と並行して講義も行われます。一般教養も専門科目もあります。
講義にももちろんレポートや試験がついてきます。
講義の難易度はもちろん上がります。2年生ですから。
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かなり、薬学部2年生はしんどいです。遊んでいる暇がありません。
勉強しているか実習しているか、といったところでした。
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バイトやサークルと並行してうまくこなそうとするとかなり厳しかったですね。
ほかの学部の学生が心底うらやましくなりました。
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講義についていけなくてアルバイトをやめてしまうこともありました。またアルバイトのしすぎで留年する学生もいました。
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それにしても他学部の学生が羨ましかったです。
夏休みが2か月半ある、なんて聞くと「ああ、人生のモラトリアムとはここにあるんだな」と思ったものです。
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文学部の友人がバイトやボランティア、サークル、留学、インターンと各地を飛び回っているのを聞くと、「ああ、日本の大学生ってこうだよな…」と思います。彼女が忙しく動き回っているあいだ、私が何をしていたかというと、大学の図書館でテスト勉強です。
わかってはいたことですが、本当毎日やることが山積みで、やっと片付いたと思ったらもう夜中で、早く寝て明日に備えないと…の繰り返しでした。とても心休まる時間ではなかった。
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薬学部に長い夏休みはありません。学校によってはあるのかもしれませんが、私が知る薬学部では長期の夏休みはありませんでした。
夏休み期間中にテストが行われるので、夏休みはテスト勉強とテストに消えていきました。夏休み期間中に実習が行われたこともありましたね。
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本当に薬学部はほかの学部に比べて勉強します。
一般の大学生が勉強していない、とは言いませんが、少なくとも薬学部は勉強しないと進級できない学部だと思ってください。
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よっぽど器用な人ならば、講義を聴くだけで理解できてしまうのでしょう。しかし、よほど頭に自信がある人以外は、日ごろからこつこつ勉強しておくことをおすすめします。一般の大学生のように遊んでいると手痛い目に遭ってしまうでしょう。
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薬学部3年
研究室配属が始まる
早ければ3年生のころから研究室配属が始まる学校があるでしょう。
地獄のロシアンルーレットとでもいいましょうか、研究室次第で学生の運命は変わります。
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ブラック研究室に配属されてしまったものなら、そのあとの3年、4年は消耗して暮らすことになります。研究室は心して選ぶようにしましょう。
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ブラック研究室は人を人とも思いません。事前のリサーチで、そのような研究室は選ばないように十分気を付けましょう。先輩の話をよく聞いて。
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講義の難易度はさらに上がります。しかしだんだん専門的な内容になってきますので、「薬学部らしい」講義を受けているという実感は高まってくるかもしれません。
3年生までの講義の内容をしっかりと頭に叩き込んでいれば、そのあとのCBTや実務実習、国家試験への基礎固めができます。
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その場しのぎでのらりくらりとやり過ごすのではなく、各教科をしっかりと理解しながら勉強に励んでいきましょう。
3年まで来たらもうあきらめがつきますね?
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はい、薬学部は「遊べない学部」です。「勉強する学部」です。
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学生生活の前半に詰め込んだ知識が、後半でどんどん活きてくるようになります。
腐らず、ほかの学部を嫉妬したりせず、着実に勉強していきましょう。
こつこつ積み重ねることが、薬剤師への切符をつかむ一番確実な近道になるのです。
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もうお分かりでしょうけれど、勉強が好きではない、こつこつやれない、地道な努力が嫌いな方には、薬学部は向いていません。こういう人がうっかり薬学部に入ってしまうと、大けがして留年・退学の憂き目に遭ってしまうことがままあります。自分の身の程をよく考えての学部選びが重要です。
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遊びたいのであれば薬学部なんて絶対に選んではいけません。修羅の道です。地獄の門です。どっか楽な私立文系でも入って遊びふけってください。無理です。パリピしたいならよそに行ってください。薬学部をまっとうするなら青春捨ててください。それくらいの覚悟が必要です。
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中退するとかもったいないし学費の無駄なので、入学する前によく考えてください。高校よりも勉強します。勉強するのが嫌いなら、薬学部は向いていません。しんどいですよ。
薬学部後半戦に関しましては次の記事で書きます。