薬剤師は社会的に意味のある仕事です。
社会的に意味のない仕事なんてありませんが、薬剤師は医療にかかわる仕事ということで、意義も責任も大きい仕事です。
薬剤師は誇りをもって自分の仕事にあたるべきですし、手抜きしてはなりません。
しかし、毎日毎日、同じような仕事の繰り返し…。
誰かからほめてもらえることもなく、特別代わり映えのしない日常が淡々と続くだけ…。
薬剤師の仕事を何年もしていると、「あれ、この仕事ってやりがいないな」って思ってしまう瞬間はありませんか?
薬剤師は責任が重く、ミスが許されず、人間の生命にかかわる大きな仕事であるにもかかわらず、その社会的意義はいまいち浸透しきっていない側面があります。
薬剤師の仕事の重さを社会的に認めてもらえないこと、軽んじられることがたびたびあることから、「薬剤師はやりがいがない仕事だ」そのように思ってしまう人も少なくありません。
時間を忘れて打ち込める仕事が「天職」である
先日キンドルアンリミテッドでこのような本を読みました。
効率的に仕事をこなす時間術の本ですが、仕事の選び方に関しても重要なことが書いてありますので、ぜひ学生の方にも読んでいただきたいと思います。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか スピードは最強の武器である
- 作者: 中島聡
- 出版社/メーカー: 文響社
- 発売日: 2016/06/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本によると「残業させられる」という気持ちを抱くような仕事は、そもそも天職ではないとあります。
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この本の著者はとにかくプログラミングが好きで、プログラミングのためなら何時間も仕事に没頭できるような方です。
時間を忘れ、寝食を忘れ、「仕事をしている」という感覚を忘れてしまえるほど、本当に好きで好きでどうしようもないような仕事。
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そのような仕事を選択できたならば、「仕事がいやだ」「働きたくない」「出社したくない」「なんのために生きているんだろう」「働くのがつらい」なんて文句を垂らす必要がなくなるのです。
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働くことがつらくなくなるのですから、あらゆる時間と体力を仕事のために費やすことができます。
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そんな人の成長速度に凡人がかなうはずがありません。仕事が好きで好きで仕方ない人には、仕事が嫌いな人にはかないません。初期のマインドセットのレベルが段違いなのですから。
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薬剤師はあなたの天職ですか?
さて、問題はあなたのことです。
あなたは薬剤師という仕事について、「天職」だと思いますか?
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寝食を忘れ、疲れを疲れと思わないほど勉強や業務に打ち込めるほど、薬剤師という仕事が楽しいですか?
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楽しい、と即答できる方はおめでとうございます。
そんな方は間違いなく薬剤師として伸びてゆけます。
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能力を伸ばせる一番の要因は「苦労を苦労と思わずに継続できること」です。
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薬剤師という仕事を苦にしない方であるならば、間違いなく将来的に薬剤師の世界の権威になることができます。
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いやいや仕事をしている人間に比べれば、成長のスピードは圧倒的に高いはずです。これは、非常に大きな強みです。
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仕事の舞台を変えることも選択肢の一つである
薬剤師は楽しい。
そう言い切れない人も多くいるはずです。
というか、ほとんどの人がそうであるはずです。
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仕事が楽しい人なんてほとんどいません。
楽しくなくても、働くのです。
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ほとんどの人にとって、仕事はわずらわしく、面倒くさく、できればやりたくないものです。
しかし、人生のほとんどは仕事で消費されます。
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一日の30%以上、いや、もしかしたら半分以上は仕事に使うかもしれません。
そんな長い時間を、「楽しくない」仕事に費やすのはつまらないことだと思いませんか。
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私の知人には薬剤師を「つまらない」「楽しくない」と言いながら働き続けている人が多数います。しかしその一方薬剤師の仕事にのめりこんでいるような人もいます。そんな人は休日もセミナーに出かけたりして、知識やスキルを磨くことにいそしんでいます。誰から強制されるわけでもなく、とても楽しそうに仕事に打ち込んでいます。
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このような人にとってみれば、薬剤師は「天職」なのでしょう。
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しかし、すべての薬剤師がそのような幸せなことを考えられるとは限りません。
薬剤師ってつまんないな…
そう思わざるを得ない人だって大勢います。
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薬剤師はつまらない
正直に言いますと、私も時には薬剤師ってつまんないなって思うときがあります。
だって、薬剤師って、医師の言いなりなんですよ。
基本的に医師の処方箋どおりに調剤するだけですし、よっぽどの理由がなければそこに口をはさむことはできませんし。
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処方提案なんて、よほどのレアケースじゃなければできません。
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ほとんどの患者さんにとって、調剤薬局なんて「病院でただでさえ疲れているのに、薬をもらうためにさらに立ち寄らなければならない面倒くさい場所」なのです。
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そこで長々と調剤に待たせたり、薬の説明にちんたら時間をかけていては、患者さんに迷惑をかけてしまいます。
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ほとんどの患者さんは体調が悪く、薬がほしいから薬局に訪れるのです。
薬剤師の長ったらしい講釈を聞きたがる人は多くありません。
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ですから、薬剤師の説明はきわめてコンパクトになりがちですし、患者さんを必要以上に引き止めたりはしません。
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基本的にドライな関係を維持しますので、「薬剤師って患者さんから感謝される職業なのかな…?」と疑問になることもあります。
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すばやくお薬を渡すだけでしたら、院内薬局で十分ですからね。
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わざわざ病院から離れた場所の調剤薬局までお薬を取りに行かせるのは、患者さんにとっては、「負担」以外の何物でもありません。
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それでも時には患者さんからいろいろと質問を受けて、対応した際に「ありがとう。お医者さんには質問しづらかったから、いろいろ教えてもらえてうれしい。これからもよろしくね」と言っていただけると非常にうれしいです。
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患者さんは医師に対しては薬についてあれこれ質問しづらく、医師は医師で「薬のことなら薬剤師に聞いておいて」というスタンスの先生もいるので、患者さんの疑問をうまいこと引き出してあげて、薬物治療への不安を軽減させてあげるのが薬剤師の職務だと思っています。
ただ右から左に薬を流しているだけでは、薬剤師がいる意味がありませんからね。
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マンネリを打破するための、転職
そんなわけで、薬剤師にももちろん社会的意義は存在し、誰かの役に立つ職業ではあるのですが、それでも「つまらない」と思ってしまうときがあるのが人間です。マンネリは日常の敵なのです。
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つまらない仕事を長時間続けることは、つまらない人生を送ることにつながります。
そりゃ仕事なんてつまらなくて当然なのですが、あまりにもつまらない場合には、改善策を講じる必要があります。
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わたしは病院薬剤師とMRを経験しましたが、転職しました。自分に合う職業ではないと感じ在職中に転職サービスに登録し、調剤薬局薬剤師にジョブチェンジしました。
あまりにも日々の仕事がルーチン化していたり、将来のキャリアが想像できなかったり、人間関係が劣悪だったり…そのような場合は、根本的に仕事の舞台を変えてみることも必要です。「天職」を見つけるための「転職」があったっていいと私は思います。
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よく石の上にも3年とは言いますが、3年過ごす前にもう「ダメなもんはダメだ」と気づいてしまったなら、ステージを移動することだって戦略に含めるべきです。
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その場で得られるものが何もない、それどころか苦痛に満ちた生活を送るしかない、いきいきと仕事ができない…そんな環境で働いているのなら、外の世界に目を向けてみることだって必要です。
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もしかしたら、働く舞台を変えるだけで、薬剤師があなたの「天職」になることだってあるかもしれないのですから。
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人生は長く、つまらないことも多いですが、一回きりです。できることなら、悔いなく過ごしたいですよね。そして「これこそ私の天職」と言える仕事に巡り合いたいですよね。
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日常の仕事をつまらなく、やりがいのないものと感じているのであれば、転職を検討してみるのも手段のひとつです。限りある人生を有意義に過ごしましょう。
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