社畜という言葉は皆さまご存知でしょう。
会社に体力、精神力を吸い取られ、自分の力で生きることを忘れ、会社に人生の主導権を完全に握られてしまった人たちのことです。
これは会社員に限った言葉ですが、何も会社員だけがこのような状態に陥るとは限りません。
個人的には、大学生でも社畜に似たような環境に落ちてしまうことがあると思っています。
それは「学畜」。
大学に生活のすべてを搾取され、自分で自分の人生を生きる力を失ってしまった若者たちのことです。
学畜だって大変です。生きることに大変です。
とくに、薬学部は学畜の代表です。
薬学部は学畜を育てる学部といってもおかしくないです。
薬学部で生きることは、厳しいことです。
薬学部は学畜を育てる場所
薬学部は講義が多いです。
朝から晩まで勉強尽くしです。
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テストに課題に追われて死に物狂いで生きています。
そして研究室に配属されたら、今度は研究だらけです。
実験に学会に論文に追い込まれ、自分の時間など無くなります。
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多くの理系学部がたどる道ですが、研究室に配属されたら、自分の時間は少なくなっていきます。
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その中でも特に厳しいブラック研究室に配属されたら一巻の終わりです。
もう普通の会社など比較にならないほど恐ろしい生活が始まっています。
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私の知人のブラック研究室は朝7時から夜3時まで実験を繰り返していました。
そこまでして、今私の知人は何をしているかわかりません。
どこかの公務員になったとかなんとか聞きますが、詳細はわかりません。
とにかくいつ見ても実験しかしていないので個人的に会う機会など全くありませんでした。
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いつも不潔な身なりをしていてうつろな目でキャンパスを歩き回っていました。
そんな知人の姿を見ていると「大学っていったい何なんだろう…」と気が遠くなります。
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勉強するのが学生の本分なんだからそれくらいいいじゃないか…と思う人はかなりマヒしてると思います。心と身体を壊してからじゃどうにもなりませんよ。
社畜の学生版、それは学畜
研究室の座敷童になる勢いで住み着いて実験し続ける日々。
いくら学費を払って勉強させてもらっている身とはいえ、ここまで一日のすべてを削って勉強しなければならないものなのかと疑問に思ってしまいます。
いくら教育機関といえども最低限の人権は保障されてしかるべきです。
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しかし薬学部では表ざたにはなってこそいないものの、このような事態はあちらこちらで散見されています。
そして改善されていることはありません。
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社畜こそ話題になりますが、学畜のしんどさは裏で隠されていることがままあります。
アルバイトだってなかなかできません。
そりゃ塾講師や短期バイトなど、職種を絞れば両立することはできますが、定期的に時間を詰めて仕事をすることはなかなか忙しいです。
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低学年のうちこそは勉強とバイトの両立もしやすいですが、学年が進むにつれて厳しくなってきます。
バイトをフルにがんばりながら勉強にも打ち込む。
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そのような生活は相当難しいといえます。
なので経済面でも結構切り詰めた生活を送らざるを得ません。
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薬学部でお気楽な生活は期待できない
これまで何人もの学生が薬学部を退いていくのを目にしてきました。
これ以上の惨状を目にしたくないのであえて言いますが、薬学部は厳しい環境です。
毎日の勉強も大変ですし、卒業するための研究も時間と労力を割かなければなりません。
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勉強が得意な人、好きな人、薬剤師になりたい思いがとても強い人なら、大学生活6年も難なくこなせるかもしれません。
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しかしわたしのような凡庸な学生が、ほかの大学に入るのと同じようなノリで薬学部を選択してしまうと、ものすごい勢いで後悔します。「こんなに勉強がつらいなんて思ってなかった…!」と打ちのめされます。薬学部は、勉強、勉強、勉強に次ぐ、勉強の日々です。
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この6年間に耐えられる覚悟がないのであれば、薬学部を選択するのは危険です。
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軽い気持ちで薬学部を選ぶと中退などの悲しい展開を招きかねません。
お気楽な学生生活を楽しみながら薬剤師になりたい、と思うのであればそれは甘い考えです。
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薬学部に進むなら覚悟が必要です。
学畜になる覚悟を持って進学してください。
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ときには自分の時間のすべてを大学に奪われる覚悟を持ってください。
学部によっては「大学=遊ぶ場所」と思われがちですが、薬学部にはそれは該当しません。
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薬学部は勉強する場所です。
寿命を削ってでも勉強する場所です。
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そんな覚悟がないのであれば薬学部を選ぶべきではありません。
学畜になる覚悟を持ってでも、勉強をやり通す信念がなければ、薬学部では道半ばで挫折してしまうでしょう。
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遊びながら薬学部をまっとうすることは難しいです。
真剣に勉強しましょう。