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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

やりたいことがある人の人生は幸せです。薬学部の就職先について

就活

昔から思うことがあるのです。

 

「やりたいことがあるのならそれをやればいい。やりたいことをやるために、やらなければならないことがあるのなら、それをやるしかない。しかし、最初からやりたくないようなことは、やらなくてもいい」

 

ややこしい言い方ですね。しかし、私は人生について上のように考えています。

 やらなきゃいけないことから逃げるのはよくない

まず、逃げばかりの人生はよろしくないです。

ちょっとしんどいからってあっちこっちに逃げ回って試練を避けて、楽な方へ流れてばかりだと、いつまでたっても進みたい方向に進むことができません。

よっぽど状態がしんどいときは別ですが、通常の生活においては、ゆっくりでもいいですから、前に向かって歩むのが一番だと思います。やるべきことから逃げだしても、その時はよくても、中長期的な目で見ると、大きな後悔の種になるので…。

 

しかし、「最初からやりたくない」ことに関しては、わざわざ選ぶ必要はありません。具体的に言いますと、最初の就職先です。あなたがパソコンやプログラミングに全く興味がないのに、エンジニアやプログラマーを目指しても、まあ低くない確率で「おもしろくない」と思うでしょう。また、デスクワークが大っ嫌いなのに事務職に就いてしまっては、「なんだこのつまらない仕事は。こんなものに一日をつぶされるのか」とげんなりしてしまうでしょう。

 

そういう、最初から自分には向いていない、自分が楽しむことはできない、とわかっているものに関しては、わざわざそれを選択する必要はないと思います。人には誰だって好き嫌いがありますし、向き不向きもあります。精神論で「やればできる」といったところで、そりゃ数日ならできますけど、一生の仕事にしろ、って言われたら困りますからね。どうせ続けるのであれば、続く見込みがありそうな仕事を選ぶ。これは仕事選びに置いて重要なことだと思います。最初から自分に向いていないものをわざわざ選んで苦しむのは時間と体力の無駄です。道を間違えてしまったと思うのなら、違う道を選びましょう。できるだけ早く。

 

やりたいことがあるのなら、実現を目指そう

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そして、「やりたいことがある」人です。

私は「やりたいことがある」人というのはとてもうらやましいです。

人生において実現したい夢がある、やってみたいことがある、なりたい自分がある…すばらしいことだと思います。

 

私は薬剤師ですが、薬剤師という仕事は「やりたいこと」ではありません。以前の記事でもお話しししましたが、「やりたいことがなくても生きていける仕事」だから、薬剤師を選択したに過ぎないのです。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

率直に言うと、薬剤師は「生活のための仕事」です。

これを言うと本心から薬剤師になりたい人には白い目で見られそうですが、事実です。

薬剤師という仕事に特別の魅力を感じたわけではありません。免許を持っていさえすれば生活には困らない、ただそれだけの理由です。

 

薬剤師になって、たしかに生活には困らなくなりました。

仕事先には困りませんし、収入だっていつも一定額を得られます。専門性のある仕事なので「誰でも替えがきく」わけではありませんし、社会的地位だって低くはありません。

しかし、それは「やりたいこと」ではありません。「安定して生きていくために都合のいい仕事」であり、「人生を通じて実現したい夢」ではないのです。

 

正直、今の私には薬剤師の仕事について、特に夢を抱いてはいません。かといって、それ以外に「やりたいこと」があるのかというと、即答できるものはありません。

今の生活は、不幸ではありませんが「幸せ」とは言えません。やりたいことが、ないんですからね。

 

「本当にやりたいことは何か?」を考えておこう

就職先を選ぶ際もそうです。

お金が稼げそうだから、休みが多そうだから…いろいろな理由で仕事先を選ぶことはできます。薬剤師なら、仕事先には困りません。いろんな観点から就職することはできます。

 

しかし、その就職先が、あなたの「やりたいこと」を実現してくれるのかというと、話は別です。あなた自身のやりたいことに一致するとは限りませんし、そもそもあなたが「やりたいこと」を持っていないのなら、どの仕事を選んだとしても、仕事によって満たされる感覚を得ることはできません。

 

やりたいこと=仕事という考え方自体はよくないかもしれません。しかし、一日の大半を仕事に吸い取られる以上、「仕事は仕事」と完璧に割り切れる人を除いては、「やりたいことが仕事じゃない」というのは、大小のストレスを伴います。

 

薬学部の学生の方は、自分が薬剤師になって「何をやりたいのか」、また、薬剤師じゃなくても、「かなえたいこと」「なりたいもの」「やりたいこと」は何なのか、イメージする習慣をつけておくことをおすすめします。

やりたいことがある人生というのは幸せです。苦労を苦労と思わなくなりますし、やりたいことに打ち込むあなたの姿に惹かれて、人間がまわりに集まってきます。

「やりたいことがない」人生を送る人には得られない、人生の輝きです。

 

仕事先を選ぶ際には「適当に暮らせたらいいや」と安易に考えるだけではもったいないです。

ぜひ、人生を通じて自分が実現したいテーマをイメージして、それに一致しそうな場所を選んでみて下さい。

難しいことだとは思いますが、若いうちから自分の人生をイメージする練習を積んでおくことは有意義です。

 

後悔先に立たずです。どうか、自分の人生を大切に。「やりたいこと」を大切に。