薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

【就職】女性MRの人生は大変。ワークライフバランスが難しい世界【転職】

製薬会社の営業、MRは男女ともに勤まる職業です。というか世の中の職業のほぼすべてが男女ともに勤まりますが。かつてはプロパーと呼ばれて大多数が男性でしたが、近年は女性MRの数も増えてきました。
戦力の多様性として、女性MRが重宝されるのは事実です。実際、学生側もMRを志望する女性は増えてきています。それこそ10年前と比べたら全然違います。MR=男性というのは過去の常識でしょう。
しかしMR、女性が勤め続けるのは結構大変です。

女性のライフイベントとMRの多忙さ

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結婚するか、子供を持つかにも大きく左右される



現実問題、すぐ考えればわかることなのですが、女性のライフイベントとキャリアの両立は難しい。いくらきれいごとを言って、輝く私だの女性が活躍する時代だの言ったところで、それを実現できる人はとても少ない。なぜならめちゃくちゃ大変だからです。

 

いくら「男性と女性は戦力として同等」と言おうとも、お互いには決定的な性差があります。女性は妊娠・出産ができる。これは男性にはできない。妊娠したら10ヶ月。産むのは命がけ。生まれたらほぼすべての場合、女性がメインで育児でしょう。

 

イクメンとかいうふざけた名前がはやっている以上、育児は結局は女性がしなければならないものです。人類の始祖までさかのぼった頃と同じ、男性は外でマンモスなどを狩猟して女性は内側で育児をする、結局はこれを続けなければなりません。

 

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MRどうしで結婚しても、結局は男性MRの転勤に女性MRがついていく、というかMRをやめさせられる…そういうケースがとても多い。MRに信念を燃やしていたはずなのに、数年で力尽きたのか、結婚を機に内勤に移ることも多い。どちらも転勤がある仕事の場合、どっちかがついていかなきゃいけない、そして動くのは女性側が多い(女性が東京などの都会の場合は別)


最初から長く仕事をするつもりがないなら良いですが、ばりばりMRとしてキャリアを積みたいのであれば、「女性であること」じたいが足かせになってしまう。それは現実問題として存在します。だって子供育てながらMRとか、できる人少ないでしょう。


また保育園を使うなら料金の問題もあります。世帯によっては、泣けるほど高い料金のときもあります。時短で働いたぶんのほぼすべてが保育に消えて、結局何をしていたんだ…?となることもあります。むなしくなりますよね。無償化も世帯の収入によるので、MR世帯(収入が高い)だと除外される場合がある。パワーカップルなら問題ないでしょ?ってなるわけです。

 

稼げることが逆にアダになってしまい、仕事をやめた方が育児しやすい環境に変わる。じゃあキャリアアップはどうなるの?家にずっと入ってろってこと?…ってなりますよね。

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「子供を持って家庭を築きたい」と「キャリアを積み重ねたい」の両立は非常に難しい問題です。男性ならぶっちゃけ後者だけでいいのですが、女性でこれを両立するのは、よほど器用で運が良くないときつい。

私は無理ですね。子供が熱を出したらすぐに帰るし、アポ取っても予定通り面談できなかったらふつうに信用問題だし、そんなに育児したいならMRやめれば?だし。悲惨なものです。

 

プロへの相談がおすすめ

就職活動は思ったようにはいきません。自己評価と社会からの評価が大きく異なりますし、それを確認することは難しいです。「お祈りメール」でそれを察してももう遅いです。内容ががたがたのESを送りまくってもダメです。だめなもんは何枚書いてもだめです。面接もそうです。そりゃ数をこなせばある程度形にはなりますが、ぶっちゃけ時間の無駄です。

若いころの苦労は買ってでもしろなんていいますが、正直楽したい。さっさと内定したい、残りの学生生活を有意義に過ごしたい。それは当然の感情じゃないですか?社会人になったら自由な生活なんて二度と得られないんですから。

 

おすすめするのは就活のプロに相談することです。自分で考え込むのではなく、専門家の力を借りるのです。

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昔から「餅は餅屋」「下手の考え休むに似たり」といいます。経験から学ぶことも多いのは確かですが、効率だって重要です。めまぐるしく世界が変わるこの時代ならなおさらのことです。

マンツーマンでESや面接の対策を練ってくれる、そんな就活サポートサービスを利用するのも手段です。お金もかかりません。プロの力を借りることは恥ずかしいことでもずるいことでもありません。自分の人生に必要であれば、躊躇なく利用すべきなんです。

 

自分だけ、友達だけでは道に迷ってしまうことがあります。特に就活には明確なゴールがありません。内定したからといって、そこがホワイト企業とも限らないし…焦って内定してもそこがベストとはいえないし…

就活に不安を覚える方、焦る方、相談できる人がいない方は、このようなサービスを使うといいです。自分だけで悩んでも良い答えがポンと出るとは限りません。不安なこともぜんぶ含めてプロに相談する。それは今後の人生の基本にもなります。

 

「自分でどうにかする」力とは別に「他人を頼る」力も、大人には必要です。就活を後悔なきものにできるよう、考えてみましょう。

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稼げるばかりに金銭感覚が壊れる

MRあるあるですが、金銭感覚が崩壊します。同年代よりも稼げるばっかりに、まともな勘定をせずにお金を使うために、どん引きするほど金遣いが悪い。会社の金で飲み食いしていることを「自分は稼げる」と誤解してしまい、転職したあとなどに「え?!今月これだけ?!」って驚いてしまう。

 

MRでバカ稼ぎしていたことのほうが異常なのですが…社会人になってすぐに稼いでしまうと、あれも買えるこれも買えるあそこにも行けるあれもできると欲望が増大していきます。そしてメリハリがつかなくなる。

 

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どんだけ稼ごうと、蛇口全開でお金を使っていたら足りるわけがありません。どっかで計算しないといけないのに、それができずにバカ使いしていたら、本当に金銭感覚が死んだ状態で年を重ねます。

MRで慎ましい生活を送ってるやつなんて見たことありません、業突く張りだらけです。あるだけ使ってしまう。なんかあればすぐに飲む、おごる、宵越しの金は持たない。ケチになればいいというわけではありませんが、22やそこらで贅沢を知ると後でめんどくさいことになります。


生活水準は一度上げると、下げるのは大変です。現実的な生活をする、ただそれだけのことが本当に大変。毎日の習慣で金を垂れ流しにしていることを自覚し、使うところ・減らすところを設定しないと、マジでしんどいです。

景気が良いのはいいことですが、金遣いの荒い生活もほどほどにしないと現実離れします。「給料はお小遣いではない」社会人になったばかりだと誤解しがちですが、MRはこの金額がべらぼうに高いので、破滅の原因になります。

 

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特に女性の場合、買い物依存症で大変なことになる人がいます。男性のようなパチスロや車、極端に高価な出費は少ないかも知れませんが、とにかく小金をよく使う。だからいつの間にかお金がなくなる。新作デパコスだのブランドバッグだの海外旅行だの言っていたらあっという間にボーナスなんて飛んでいく。 

 

ほんとミニマリズムの真逆を生きる人が多い。新卒からガンガン稼いでいるばかりに家計勘定がめちゃくちゃになることがある。自分も心当たりあります…お金をムダに使っても、本当にただのムダに終わるんですけどね…

見栄を張って高いお店やブランド物を買ったりもしましたが、身の丈に合わないと後から気づきました。周囲が金遣い荒いとつられてしまう部分もあります。

 

 

 


吝嗇である必要はありませんが、無駄でしかない出費は消していくのが将来のためでしょう。生活水準が上がると本当にきついです…一般では普通のことが、ふつうじゃなくなってしまうのは、想像以上に暮らしづらいものです。
MRだからだいじょうぶと言わず、お金を適切に使う習慣をつけましょう。

 

プロへの相談がおすすめ

就職活動は思ったようにはいきません。自己評価と社会からの評価が大きく異なりますし、それを確認することは難しいです。「お祈りメール」でそれを察してももう遅いです。内容ががたがたのESを送りまくってもダメです。だめなもんは何枚書いてもだめです。面接もそうです。そりゃ数をこなせばある程度形にはなりますが、ぶっちゃけ時間の無駄です。

若いころの苦労は買ってでもしろなんていいますが、正直楽したい。さっさと内定したい、残りの学生生活を有意義に過ごしたい。それは当然の感情じゃないですか?社会人になったら自由な生活なんて二度と得られないんですから。

 

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昔から「餅は餅屋」「下手の考え休むに似たり」といいます。経験から学ぶことも多いのは確かですが、効率だって重要です。めまぐるしく世界が変わるこの時代ならなおさらのことです。

マンツーマンでESや面接の対策を練ってくれる、そんな就活サポートサービスを利用するのも手段です。お金もかかりません。プロの力を借りることは恥ずかしいことでもずるいことでもありません。自分の人生に必要であれば、躊躇なく利用すべきなんです。

 

自分だけ、友達だけでは道に迷ってしまうことがあります。特に就活には明確なゴールがありません。内定したからといって、そこがホワイト企業とも限らないし…焦って内定してもそこがベストとはいえないし…

就活に不安を覚える方、焦る方、相談できる人がいない方は、このようなサービスを使うといいです。自分だけで悩んでも良い答えがポンと出るとは限りません。不安なこともぜんぶ含めてプロに相談する。それは今後の人生の基本にもなります。

 

「自分でどうにかする」力とは別に「他人を頼る」力も、大人には必要です。就活を後悔なきものにできるよう、考えてみましょう。

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女性であること自体がハンデである

以前より改善はされてるけど…

学生時代までは、男女差を強く感じる機会は少ないかも知れません。実力主義ですし、入試は成績が良い順に合格するし(医学部は別)、国家試験も性差で差別されたりしません。当たり前ですが正解率が一定水準以上なら合格です。


しかし、現実、日本に横たわるのは「男性と女性は同じではない」という事実です。男性に入試の下駄を履かせる大学もありました。女医はコスパが悪いからです。過酷で人手不足の医師の世界では「女性であること」そのものがハンデになる。ならばそもそも採用しない、頭数に加えない。医学部に入れるチャンスじたいを閉鎖する。それが現状です。

 

 

ふざけた話だと思うでしょう。でも実際はこれです。外国はもっとフラットな扱いかもしれませんが、日本はそこんとこほんとに適当です。


女性であることが、社会で生きることの妨げになる。悲しいことですが、それは現代の問題です。本当に男女平等にしたいなら北欧のようにするのもありですが、そうすると今度は夫婦共働きは当然ですし、男女両方が銃を構えて徴兵制…みたいな話になります。それが今の日本にとってリアルかどうかは微妙です。

日本に徴兵はありませんが、今後そんなことが起きようものなら、もう女性は竹槍持てどころの話じゃありません。

 

まじめにやれば報われるのは学生まで

理想は実現されないから理想なのであって、真に女性が幸福になるような社会は、現実と一致しません。たとえば東大女子は社会的にも恋愛市場的にも優遇されません。東大女子の新卒は「なんでうちに東大が」「女のくせに東大」「新卒のくせに東大」といった感じでボロボロな扱いを受けます。挙げ句の果てに「東大のくせに使えない」です。

電通過労死の事件を思い出すとわかりやすいでしょう。

 

大学までは東大は価値ある大きな学歴として評価を受けますが、社会では使い勝手が悪い。これは本人の問題ではなく、使い手の腕の悪さが問題なのですが、社会には東大じゃない人がほとんどなので、仕方ありません。

東大を評価できる人が少ない世界で、東大というマイノリティがゆうゆうと生きていくのは簡単じゃありません。

 

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話はそれましたが、女性MRもそういうことです。企業は「女性の力を」「多様性」「平等な社会を」などと説明会で言うでしょうし、あなたを女性採用実績の一人に加えるでしょう。

しかし入社後、あなたが理想とする待遇はありえないし、絵空事のようなキャリアプランもありません。男性社会で成り立ってきた製薬会社が、速攻で「女性MR」というマイノリティを使いこなせるわけがないからです。

 

これはあなたが優秀な女性MRかどうかと別の問題です。ひたすらに、企業が女性MRの扱いに手慣れないのです。

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女性である、それだけで異端分子とされ、キャリアを積むことも女性としての人生を進めることも困難になる、理不尽きわまりない話ですが、そういうことはゴロゴロあります。その逆もあります(看護師や保育士のような女性が多い業界だと、男性であることが異端でしょう)

 

女性MRが活躍するリスク

「女性なのにMRなの?」「結婚ですぐに辞めないよね?」「子供できたの?今?」「もう2人目?」「また熱出したの?」「親なのに、どうしてもMRじゃなきゃだめ?」「ほかの仕事なら育児への時間も体力も融通きくよ?」

 

こういうことは、男性MRならほぼ聞かれません。女性MRなら経験します。理由は簡単で、これまでのMRのビジネスモデルは男性基盤であり、人口も圧倒的に男性が多く、男性の人生に寄り添った仕事であるために、女性は例外扱いだからです。

「女性も輝ける」というのは「女性をじゃまにしてきた」歴史の裏返しでもあります。

 

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今後、女性MRが歴史を積み重ねていき、キャリアとプライベートの両立のモデルロールができあがれば、今より生きやすくはなるでしょう。今がきついときです…前例が少なすぎるので、テストモデルです。

ほぼ内勤で構成されていた製薬会社の女性がどう外で働くか、地方転勤もある朝から深夜までの仕事(臨床開発のモニターなどは別です)を続けていくか…これは非常に難しいです。私なら絶対できませんし、そんなにしんどい思いをするのであれば、MRなんかやりません。MRにこだわる理由が私には無いからです。


女性MRの歴史を築きたい、現実を変えたい、そう思う人には向いているかもしれません。現状は厳しいです。女性と言うだけで差別はふつうにありますし、意識した差別ならともかく、当事者でさえ気づかない差別もあります。

わかりやすいものなら「女性ならきっちり化粧しろ」「女子力が足りない」などです。これは男性からだけではなく、女性からも言われる・思われるので性質が悪いです。

 

メイクやファッションは女性の当然の嗜み、という押しつけは同性からの方がむしろ強いかもしれませんね。

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女性というだけで苦労はついて回るし、ライフイベントと両立しながら生きていけるとは限りません。結婚や出産を機会に退職し、それ以降社会復帰していない人だっています。MRやりながら育児はしてるものの、出世にはほど遠く男性社員と明らかに差をつけられている人もいます。

決して簡単ではないのが女性MRの生き方です。
未来を変えるのはいつも異端者です。奇異の目で見られても5年、10年経ってからそれが常識になります。パイオニアになるのは非常に大きな痛みが伴いますが、それでも女性MRの歴史の潮流を変える覚悟がある方は挑戦してください。

 

プロへの相談がおすすめ

就職活動は思ったようにはいきません。自己評価と社会からの評価が大きく異なりますし、それを確認することは難しいです。「お祈りメール」でそれを察してももう遅いです。内容ががたがたのESを送りまくってもダメです。だめなもんは何枚書いてもだめです。面接もそうです。そりゃ数をこなせばある程度形にはなりますが、ぶっちゃけ時間の無駄です。

若いころの苦労は買ってでもしろなんていいますが、正直楽したい。さっさと内定したい、残りの学生生活を有意義に過ごしたい。それは当然の感情じゃないですか?社会人になったら自由な生活なんて二度と得られないんですから。

 

おすすめするのは就活のプロに相談することです。自分で考え込むのではなく、専門家の力を借りるのです。

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昔から「餅は餅屋」「下手の考え休むに似たり」といいます。経験から学ぶことも多いのは確かですが、効率だって重要です。めまぐるしく世界が変わるこの時代ならなおさらのことです。

マンツーマンでESや面接の対策を練ってくれる、そんな就活サポートサービスを利用するのも手段です。お金もかかりません。プロの力を借りることは恥ずかしいことでもずるいことでもありません。自分の人生に必要であれば、躊躇なく利用すべきなんです。

 

自分だけ、友達だけでは道に迷ってしまうことがあります。特に就活には明確なゴールがありません。内定したからといって、そこがホワイト企業とも限らないし…焦って内定してもそこがベストとはいえないし…

就活に不安を覚える方、焦る方、相談できる人がいない方は、このようなサービスを使うといいです。自分だけで悩んでも良い答えがポンと出るとは限りません。不安なこともぜんぶ含めてプロに相談する。それは今後の人生の基本にもなります。

 

「自分でどうにかする」力とは別に「他人を頼る」力も、大人には必要です。就活を後悔なきものにできるよう、考えてみましょう。

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