薬剤師のメソッド

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【製薬会社MR】薬剤師の就職・転職について。向いていない仕事を選ぶな!【病院・薬局】

仕事というものは一時的なものではありません。基本的に、一生続けていくものです。年金制度も今となっては怪しいものですし、仮想通貨で大儲けとか宝くじで一攫千金とかでもない限り、仕事というものを続けていかなければなりません。

だからこそ、その「仕事」で病んでしまったり、潰れてしまったりしてはならないと思います。いっときの頑張りで済むのなら問題ありませんが、無理をずっと続けなければならないのであれば、それは一言で言うと「向いていません」。そんな仕事を続けていくことは、一回しかない自分の人生を著しく無駄にしてしまう結論になります。

向いていないのにMRに就職してしまった

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私の話をしましょう。私はコミュ障です。人見知りは昔からひどかったですし、思ったことをちゃんと伝えられませんですし、他人から嫌われることもありました。コミュ障ゆえにトラブルを起こすこともたくさんありました。そのせいで学生時代も大変なことになりました。周りに迷惑をかけることもありました。

就活シーズンになって、自分が考えたこと…それは…「苦手を克服しよう」…という、今思えば荒唐無稽なことでした。

自分にはコミュニケーション能力が足りない。ならば、コミュニケーションを必要とする仕事を選んで、無理やりそういう場所に身を置いたならば、成長できるんじゃないだろうか?

どうトチ狂ったのか、そんな考えに至ってしまったので、自分にとって一番苦手な仕事、MRを選んでしまったのです。薬学部だから、またMRも有利なんですよね。コミュ力も面接程度ならありましたし、MRがどんだけ過酷な仕事か、そして自分に「向いていない」かをよく考えずに、無事内定をいただき、製薬会社に入社してしまいました。

 

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 入社した先でどうなったかって?…そりゃもう、地獄ですよ。自分と全然毛色が違う社員たちとなじむのも大変でしたし、業界の常識みたいなものにもなじめませんでしたし、そもそも朝から深夜まで働くスタイルが無理でしたし、先生怒らせてばかりで上司もびっくりレベルでしたし。きっと上の人たちも思ったんじゃないでしょうか?「なんでこいつMRになったんだ??」と。お金目当てにしてももう少し用意周到にやるべきだったでしょう。

早々に自分が向いていないことを悟ったわたしは、MRを1年で去ることになります。いやもう、向いていないことはほんとにやるもんじゃない。長く続ける仕事じゃないって、ほんと。

 

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 MRが向いていない…そう悟った私は、今度は病院薬剤師に逃げることになります。しかし、病院も向いていませんでした。病院独特の空気や、人間関係、夜勤などの状況に耐えることができず、メンタル豆腐のわたしはまたしても砕け散ることになります。わかりきっていることなのにどうしてこうなったのやら…結局薬局に逃げて、今に落ち着きます。ほんと、笑うしかないですよね。向いていないことを続けてはくじけているんですから、ほんと時間の無駄です。

 

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いくらやってもダメなもんはダメ

続けていて思うのですが、人間やはりだめなもんはだめ。できないもんはできない。潔くそれは認めないといけないと思うんです。人の気持ちがわからないコミュ障に営業を期待したってうまくいかないし、そもそもその人を営業として使う必要があるのか?ってことです。

世の中には努力を努力と思わずにできる人がいます。その人がやる仕事こそが天職だと思います。だとすれば、その人たちに勝つのってめちゃくちゃ難しくないですか?こちらが血反吐を吐いて向いていないことを必死でやっているのに、彼らは普通にてくてくこつこつと成果を積み上げていけるわけですから、もう土台が違うんです。

うさぎと亀はうさぎがさぼったから亀が勝ちました。じゃあうさぎが最初から最後までちゃんと走ってたら?答えは言うまでもないじゃないですか。

うさぎに亀は走りでは勝てない。これは認めないといけない。泳ぎなら勝てるかもしれない。でも自分に向いてないことは絶対向いてない。

それをさっさと認めて、じゃあ自分には何ができるのか、考え直したほうがいいと思うんです。

不似合いなことを続けてもしんどいし、時間の無駄じゃないですか。

向いていないことは長続きしない

もちろんすぐに逃げてしまっては向き不向きもあったもんじゃありません。しかし、向いていることというのは、自然と長続きするものです。そして、向いていないものを続けるというのは、たいへんに根気がいるし、しんどいし、そもそもそんなつらい思いをしてまで続ける必要があるのか?ということです。

 

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 正直に言うと、私は薬学部に向いていません。成績もいつも下位でしたし、同級生の話にはついていけませんでしたし、研究室ではいつもつるし上げされていて、泣きながら帰ることも日常的でした。何回思ったかしれません。「薬学部なんてやめてしまいたい」って。

わたしは運よく卒業して免許を取れたのでよかったのですが、それはあくまで「運が良かった」からです。わたし自身は薬学部に向いていない学生でしたし、もっと言ってしまえば薬剤師にも向いていません。実習でも吐くほど怒られましたし、薬剤師になってからも怒られ倒しです。もしかしたらいまだに薬剤師に向いておらず、転職をしなければならないのかもしれません。薬剤師と全然関係ない仕事にね。

 

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 何が言いたいかというと、向いていない仕事をするというのは、それだけつらいことなんです。毎日怒られますし、自己肯定できなくなっていくし、「自分はなんてダメなんだ」ってことばかり考えることになります。

私のような貧弱なコミュ障は、たとえばMRのようなマッチョの世界に入ってはいけません。やっていけないから。その世界で多少鍛えられるスキルがあったとしても、そこで長年やっていこうというのは難しいでしょう。長年やるならそれこそ「向いてる」人じゃないと厳しいです。

 

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 薬学生の方が就活される場合には自分が「何に向いている」のか、ゆっくり考えたほうがいいと思います。自分のやりたいことが、自分に向いているとは限りません。

わたしはMRになればお金がもらえるという安易な理由で就職しました。たしかにMRはお金が稼げます。しかしその前に過酷な状況に音を上げて逃げ出すようでは、何の意味もありません。もちろん何が向いているかは自分でやってみないとわかりませんが、少なくとも「向いていない」ものはなんなのかを考えておくのは重要でしょう。

ぶっちゃけ薬剤師そのものに向いていない薬剤師だってそれなりにいると思います。患者さんへの対応がありえないほど横柄な人とか、調剤があまりにもどんくさくて雑でミスが多いとか、マルチタスクが全くできないとか…そういう人は薬剤師の免許だけ持っておいて、他の職業で活躍する場合だってあります。たとえばセーラームーンの作者だって薬剤師だってそうですし、ケツメイシだって薬剤師です。

薬剤師免許を持っているからと言って薬剤師として働かなきゃいけないわけじゃありません。職業の選択は自由です。

 

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 やりたくないことを続けて自分を嫌いになるくらいだったら、ぱっとそこから逃げてしまって、自分が本当に続けられそうなことをやるべきです。

人生は一度しかありませんし、あなたの人生を生きるのはあなたしかありませんし、責任を取ってくれるのは他の誰もいません。

あなたがあなたを生きるしかないのです。

就職・転職の際には、自分には何が向いているのか、何を続けられそうなのか、よく考えるべきです。そして自分以外の人の意見も聞くべきです。自分が知らない自分の強みを発掘してくれる場合があります。自分の近しい人の意見や、時には耳が痛いことも聞くほうがいいです。また早めに転職サイトに登録して、どんな求人なら自分に向いてい層化をシミュレーションすることも大切です。ぶっつけ本番で転職してやっぱり違う!となってしまっては仕方ないので…

 

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 薬学部卒業だからといって薬剤師をする必要はありませんし、自分が薬剤師に向いていないと気づいているのに、無理やりそれを矯正することもありません。薬剤師が得意な人はそれをやるべきですし、そうじゃない人は、そうじゃない道を選ぶ権利だってあります。

得意な人には何をやってもかないません。無理して自分を削らせるよりは、自分が難なくできる「得意なこと」「向いていること」「やり続けられそうなこと」にフォーカスすべきです。

一度の人生、後悔ない選択をしましょう。