薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

女性MRは当然の時代だけどやっぱり激務で大変

製薬会社の営業といえばMR。

かつてはプロパーとも呼ばれたこの仕事は男性が大半でした。車を乗り回し朝から晩まで病院をめぐり飲み会や勉強会にもついていく。時にはドクターの個人的な趣味にも付き合うためにゴルフに行ったり。

ハードスケジュールの筆頭みたいな仕事なのでやっぱりマッチョムキムキ男が大多数でした。ところが最近はもうそうではないようです。

 

 

会社も積極的に女性採用する

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もはや分け隔てする考え方があまりにも古いので当然ですが、女性がMRになることは可能です。就活で片っ端から製薬にあたっていけばどこかに拾ってもらえます。製薬系の仕事の中で一番敷居が低いのはMRです。研究開発は学歴などのえげつない壁がありますが、それに比べればまだMRは内定しやすい。女だからといって落とされることも昔より減った。

むしろ男ばかり採用させてはならない風潮があるので女性をあえてピックアップする場合もあります。能力に見合う採用になってるのかは謎ですが、まあ昔よりは有利なのでしょう。

 

製薬ではMRなどの外勤部隊が男、内勤事務が女、みたいな古い体質が特に内資ではありましたが、今後はどんどん編成がシャッフルされていくでしょう。女だから採用されにくい、わけではありません。ただし注意があります。

 

 

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結婚で辞める気満々なら危ない

バカ正直に答えてはなりません。結婚されたら今後のお仕事はどうお考えですか?と言われた時に寿退社します~!!みたいなこと言ったら即サヨナラです。寿命の短い社員を手間隙かけて新卒から育てるのはコスパが悪い。あくまで長持ちしてくれそうな社員を装うのが大事です。

女ならやめさせられるとか、採用されないとか以前に、自分のビジョンを聞かれた時に「とりあえず結婚までのつなぎで働きたいだけです」と答えるような就活生は超絶印象が悪い。昔は一般職は職場の華…みたいな時代があったようですが、最近は華を愛でる余裕もない企業ばかりでしょう。特にコロナ以降の世界では本当に余剰がなくなります。贅肉になる社員はどんどん切り離される。

 

なので、せめて就活の際には自分の前向きなキャリアプランを言えるようにしておいてください。こんな会社すぐ砂かけてよそ行くもんね~みたいなふざけた態度は見透かされます。

 

 

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稼げるが激務で生活が荒れる

MRは稼げる、これだけは確実です。ただでさえ財布豊かな製薬の中でもMRが一番稼ぐ。外資系でバンバン成果出せる人なら一人暮らしに余るカネが入るはずです。そして豪遊の道に堕ちる。

金目当てでMRになる、それもよいと思います。というか健全です。ありがとうを集めるためにブラック労働しましょうと洗脳されるよりは、自発的だし健康的です。やればやったぶんだけ報酬はありますし。

ただし疲れます。朝早くから車乗って卸に行くわ会社に戻って資料つくるわ車でエリアをぐーるぐる夜は勉強会…なので部屋はもうほぼ寝るためだけの世界です。車の運転が苦手な人には向きません…何回か事故ると社内のブラックリストに入れられ、そもそも営業ができなくなったりします。

あと大きな病院あるあるですが立って待つアレですね。見たことある方も多いと思います。カバン持ってスーツの人が2時間くらい廊下に立って…実際話せるのは5分もない…「MRは待つのが仕事」とも言われるほどです。いくら邪魔とはいえ2時間たちっぱなしはあれどうにかならないんですかね。たまに新人らしいMR女子がパンプスすごく痛そうにして立っていますが…

 

 

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あと当然ですが薬のことにも詳しくならないとならない。薬剤師MRはそのへん有利ですが、文系がいきなりやるとなると大変です。入社後勉強の機会はありますが慣れるまできついでしょう。知らない言葉だらけだし、なんせ売り込む相手は医者だし…

常にアップデートされるのが医療の世界なので、勉強を怠ったらすぐに医者にバレてこいつ使えね~ってされます。そしたらあっさり他社に奪われてしまうこともありうるので、常にベストを目指す向上心は必要です…

 

のらくら人任せにしてなんとかなるさと楽天的にやってると、いつの間にか負けてしまうこともしばしばです。外資は特に厳しいので、気づいたらバッサリリストラ…とかもザラにあります。

 

 

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大変だけど向いてる人はやってみて

知人でMRを何年も続けている人は男性でも女性でもいます。結婚や育児の都合で時短せざるをえないケースもありますが…外資なら成果が出せないからすっぱりさようならですが、内資はなんだかんだで甘やかす傾向にあるので、チャンスがあればMRに戻ったりまた別部隊に行くことも多いようです。

 

ただ、なにぶん体力もメンタルもきついので続く人は一部です。基本医者薬剤師にへいこらへいこらと頭を下げるので…なんでこんなやつに足繁く会いに行かなければならないんだ、とすぐイライラする人には向いていません。営業をゲーム感覚で楽しめる人は合っているかも。

 

ちなみに私はMRでしたがコミュ障がたたり爆速で辞めました。コミュ障でも社会人になればどうにか治るとわけのわからない信仰を持っていました。MRのような社交的職業での荒療治で、このコミュ障もどうにかなると思っていた。無理でしたね。合ってないことするもんじゃありません。空気読めないMRはやっぱ無理でした。

 

 

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仕事で身を滅ぼすなんて愚かしいことです。追い詰められて病むなんてあってはなりません。世の中に仕事は無数にあります。

MRは大変で、やっぱり体を壊す人も少なくはありません。持病の関係で内勤に回る人もいます。良い事ばかりではありません、大金を稼いでも体がボロボロになってしまってはどうしようもないのです。

 

女性MRはいまや当然の時代で、それゆえに重圧もあります。バリバリ仕事して稼いでいける自信とタフネスがあるならば向いていますが、就活の際にはよく考えてみてください。

向いてないことをしても長続きしません。あなたにとってMRは向いている仕事、と思えるでしょうか。

大切な新卒採用、いろんな可能性を注意深く鑑みてください。

 

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