薬学部卒業後の進路は多岐にわたります。
病院、調剤薬局、ドラッグストア、公務員、製薬会社など、さまざまな進路を選ぶことができます。
中でも人気が高く、難易度が高いのは製薬会社でしょう。
製薬会社に就職することによるメリットは多数存在します。
製薬会社に就職したい薬学部学生は、ぜひとも就職活動に尽力してみてください。
そして、なんとしても製薬会社に就職したい方は、MR（営業職）を目指してみてください。
MRは就職難易度が低い
製薬会社にも多数の職種があります。
研究、開発、MR、品質管理、学術、メディカルアフェアーズなどなど・・・。
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最近は新卒の学生でも就職できる職種の範囲が広くなっており、多くの職種に応募することができます。
その中でもMRはおすすめです。就職難易度が低いため、内定を獲得しやすいからです。
なんとなく響きだけで憧れて研究開発を志し玉砕していく学生は山のようにいます。その点MRは採用されやすい。製薬会社に入る取っ掛かりとしてMRは有用なわけです。
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それでは、MRはなぜ就職難易度が低いのでしょうか。
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大量募集する
会社によりますが、一番募集人数が多いのはMRです。
研究開発が少数精鋭募集であるのに対し、MRは５０～１００人と大量に採用します。
基本的に、募集人数が多い職種に応募するのが手っ取り早く内定を手に入れるコツです。
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研究開発だと自動的に難易度が跳ね上がりますが、毎年大量に学生を募集するMRであれば、おのずと内定ゲットでのハードルは低くなります。
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少ない椅子を奪い合う研究開発に比べれば、MRは毎年大量に採用しますから、滑り込みやすくなりますよね。まあ、なぜMRを大量に採用するのかは、入ってみればわかる話なのですが…
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育成コストが低い
研究開発はほとんどが理系修士以上の学生を対象に募集しています。
対して、MRは学士から応募可能です。
それどころか、文系理系を問わずに応募しています。
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学歴はほぼ関係ありません。研究開発と比べると遥かに広い学歴の幅です。
これが何を意味するかというと、ライバルは多いのですが、薬学部・理系学生は有利に立てるということです。
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近年のMR専門化により、専門知識を持ったMRの養成が製薬会社には求められています。
何もバックグラウンドがない他学部、とくに文系の学生と比較し、薬学部・理系学生はもともと知識が豊富です。
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６年間の学生生活で磨き上げられた知識はおいそれとほかの学部が追い越すことはできません。
製薬会社が育てる必要のないほど知識を有した学生であれば、おのずと採用確率は高まります。
もちろん文系のコミュ力高い学生の採用も多いですが、アカデミック面で考えて理系や薬学を採用することも多いです。薬剤師の採用数も多いです。
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とはいっても「体育会系」が強いのは、未だに続く風潮のようですが…
MRは体力も使いますし、休みも少ないし、飲み会も多い。ワークライフバランス重視型には絶対に向いていません。とにかくお金を稼ぎたい人にはオススメですが。
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体育会系対策はしっかりしておく必要があります。彼らは就職市場でも高い価値を誇ります。なんせ理不尽への耐性がありますから簡単にやめませんし、扱きにも耐えますし、上下関係も受け入れます。MRは肉体派がとにかく多いですから、薬剤師のもやしっ子が継続できるかは…本人しだいですね。
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いろいろ言いましたが、薬学部・理系の学生はMRとしてお買い得です。
育成するコストが低いという利点をもつ薬学部学生は、MRの就職活動では有利に立ち回ることができます。
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下世話な話ですが、自分のルックスに自信がある女性の方は、MRを選択肢に入れてみるのもいいかもしれません。世の中きれいごとを言う人が多いですが、MRになる人には、とくに女性は、綺麗だったりかわいかったりルックスの印象がいい人が多いです。少なくとも不細工なMRというのをわたしは見たことがありません。
営業は会社の顔となるので、それなりにふるいにかけるんでしょう。どこぞの外資系なんて美形しか採用してないとしか思えません。
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「稼ぎたい」「製薬会社に行きたい」「しかし研究開発は自信がない…」という方にはMR、いいのではないでしょうか。
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製薬会社に就職したいなら、MRが最も簡単
MRは文系学部卒業でも就職することができます。
つまり、参入障壁の低い職種ということです。
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やる気があるならMRはあらゆる条件からチャレンジできます。喋りと体力に自信があればなおよしでしょう。あとは向上心。
研究開発が高度な理系知識が求められるのに対し、MRのスキルや知識の多くは、入社後の研修で培われます。
つまり、入社前の能力はあまり重要視されないということです。
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ちなみにMRは学歴不問で稼げる代表的職業です。マジで稼ぎたい方にはMRは非常におすすめです。
激務ですけどね。離職率も高いし。女性MRなんて10年選手は超レアです。だいたいの人が結婚や転職などで営業から去りますし。
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同年代と比較して圧倒的に高収入です。下手にほかの業界の営業に行くくらいだったら、中堅の製薬会社のMRになったほうがいいですよ。ハードワークですが…その見返りになるくらいの報酬は間違いなくあります。
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文系・体育会系・理系・薬学系がうごめくMRの世界…
逆に言えばそれだけの環境の中で高い知識を持った薬学部学生が手を挙げれば会社側の目を強く引くことができ、採用確率を高めることができるのです。
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つわものぞろいの研究開発職で戦うのは大変ですが、MRであれば、薬学部学生が有利に立ち回る可能性はうんと高くなります。
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とにかく製薬会社に就職したいと考える方は、まずはMRで内定をとるように就職活動を行ってみてはいかがでしょうか。夏にはインターンシップでMRの業務体験をすることもできます。
入社してからギャップに戸惑わないように事前体験をしておくのはオススメです。会社側は綺麗事しか言わないので、まあ本当のところは、入ってみないと分からないのが現実ですが…
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学生時代から多くの職場を知り、自分の満足のいく就職活動ができるようにしてください。新卒は人生でたった1回。ここに就職して良かった、と思える選択をしてください、そのために沢山悩んでください。
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MRが楽とは決して言っていない
MRはほかの職種と比較して難易度が低いですが、それが楽であるとは言っていません。MRは稼げます。年齢に対して破格の待遇を受けることができます。金勘定がまったくできないザルでもどうにか暮らしていける程度には儲かる。今時こんなに稼げる職業あんまりありません。しかも高学歴じゃなくても稼げるんですから非常においしい話です。
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ところがそれが「仕事が楽」に結びつくかと言うと、それは一切ありません。それだけは覚えておいてください。MRはきついです。体力もきついしメンタル病んで消えていく。女性が働き続けるのもきつい。子供ができたら本当に大変。全国転勤もあるし休日出勤もある。競合他社と常にバチバチと微妙な人間関係の中でやりあわなければならない。専門知識があったり優秀だったり、だからといって成績がいいとも限らない。ぶっちゃけエリアの運だったりすることもある。やばい先生がいるエリアはきついし、前担当者が神対応していたエリアだったら、前担当の信頼のおかげで営業しやすかったりする。本人の問題じゃないんですよね。
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ひとつ言えるのが激務ってことです。暇なMRがあるのだとすればその会社たぶんやばいです。基本的に営業は長時間労働。フレックスや時短が浸透している会社ならそこまでいかないかもしれないけど…またノルマのない会社もありますね、ノルマがないなら何で成績判定するのか、ちょっと恐ろしいですけど…
楽をして高い給料をもらえるなんていう甘い話はありえないので、MRの高い給料の裏にはメンタル・体力的にきつい側面があることは覚えておいてください。
「たくさん募集されている」裏にはどういう意味があるのか、考えてみてください。
