薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

【薬学部】ついていけない…。向いてない勉強、仕事を続けるのはしんどい【転職もあり】

長い人生、多少はしんどいこともあります。やり抜かないとならない場面はいくつもあります。少しでもイヤになったらもう無理だ!!と投げ出してるようでは何もできません。大なり小なり、人生は困難の連続です。

しかし、いらぬ困難があるのも事実です。若いうちの苦労は買ってでもしろ…なんて言いますが私はこの言葉が嫌いです。苦労なんてしないほうが良いに決まってる。1度しかない人生を苦労ばかりで過ごすなんて、バカバカしいじゃないですか。

じゃあ、進学や就職においてはどうでしょうか。

 

向いてない薬学部、襲いかかるストレス

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私の話になりますが、結論から言うと薬学部は向いていませんでした。もし17くらいの自分に戻れたら、少なくとも薬学部への進学は選ばないと思います。

というのも、私は理数系が苦手だからです。どんな模試を受けようと圧倒的に文系の方が点数が高く、文系学部への進路変更も提案されました。

いま思えばそっちを選んどけば楽しい大学生活を送れたのかもしれませんが、なぜか私は意固地に薬学部を選びました。薬剤師の安定性がよほど魅力的だったのかもしれません。

 

鬼のような受験勉強の結果、無事に薬学部に入学することはできました。大嫌いな数学のベクトルや確率、有機化学なども克服しました、一時的には。

しかし入学してからが地獄です。やってもやっても終わらない課題、見えない未来、倒れゆく同級生、誰も帰らない図書館、消息を絶った先輩。淡いキャンパスライフの想像など瞬時に打ち砕かれる。

 

理数系が苦手な自分がどれだけ苦しんだかは、想像にかたくないでしょう。

得意な人でも苦労するんですから、苦手な人間なんて地獄そのものです。何度やめようと思ったかわからない。自分の選択を悔やんだ日も多かったです。

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そもそも、苦手なくせによく選んだなという感じです。若いからなんとかなると思ってたんでしょう。いくら勉強が難しいといっても自分ならどうにかなると結構楽観的だったんだと思います。

入学後がこんなに大変とは思ってもみなかった…

 

医療ドラマのように活躍できるという妄想

そんな無茶苦茶な学生生活もなんとか乗り越え、ドブ掃除どころかドブの中を泳ぎ切る青春を終え、薬剤師には無事になれました。

ところが、それだけでは終わらない。就職先に選んだ製薬会社のMRがまあもう向いてなかった。勉強しかしてないコミュ障に営業職がどうしてやれようか?あまりにも成果をあげられず自尊心がべきべきに砕かれる日々です。

 

営業を仕事にすればコミュ障も克服できるのでは?という浅い考えもありました。しかし元々不向きなものを仕事にすると、ほんと惨めな気分になるんですよね。もともと得意な人にかなうわけないんだから、無理をして戦うこと自体が不毛なんです。

ウサギとカメの話がありますが、あれはウサギがサボったからカメに負けたという話であって、ウサギが普通に走ってたら普通にカメに勝つんですよね。あれと一緒で、得意な人が普通にがんばれば、苦手な人以上に伸びるのは当然です。亀が勝つにはウサギがサボるか怪我をするかしかない。

 

この話から学ぶべきことは、努力すれば亀は勝てるということではなく、自分がウサギになれる分野を見つけろって話だと思います。自分から向いてないことを選んでも、元々アドバンテージがある人にはほぼ勝てない。勝てるだけの努力をするのは本当に辛い。わざわざしたくもない苦労をしなくてもいいじゃないですか。

 

 

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その道は本当に向いているのか

MRをやめたあと、今度は病院薬剤師になりましたがまたしてもギャップに苦しみ、すぐ辞めました。やっぱり想像と現実は違ってたし、自分の無力がつらかったし、いけすかない空気の中で仕事を続けられるほどこの仕事に熱意を持てなかった。

あれ以上やってたら本格的に病んでました。薬剤師になんてなるんじゃなかった、と思っていたでしょう。

 

ここから何が言いたいかというと、進学であれ就職であれ向いてない道を選ぶのはほんとにつらいってことです。たとえやりたいことだったとしても、向いてない、センスないことを必死で練習して他人に追いつくのはつらい。毎日みじめな気分になる。自分がダメ人間に思えて泣きそうになる。そのコミュニティにいる資格がないように思える。

 

薬学部に進学したい学生も多いでしょうし、現に未だに人気は続いています。金さえ積めば入学できるし、死ぬほど勉強すれば免許も取れます。

しかし思考停止で「とりあえず薬学部なら大丈夫」「薬剤師なら食いはぐれない」と思っていたら、多分あとあとしんどいことになります。私が同じ目にあったからです。

 

 

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もし自分がもう一度自由に学部を選んでいいと言われたら、少なくとも理系は選ばないでしょう。「向いてない」と6年間思い続けたからです。講義も嫌い、テストも嫌い、実習も嫌い、研究室も嫌い、ほんとに嫌い尽くしだった。免許が取れなかったら間違いなく選ばなかった道です。

 

そんだけしんどいことをするのは無駄だと思うんですよね。不向きなことをわざわざするより、自分にセンスがあることを見つけてさっさと磨き上げたほうが早い。得意な人たちだらけの間でもがくのは想像以上にメンタル削られます。

 

向いてないなら転職も有り

仕事にしてもそうですが、向いてないことって長続きしないです。向いてなくても好きとか、好きじゃなくても向いてるとかならともかく、ほんとに向いてないし嫌いだし…とかだと、マジで精神疲弊がやばいし、長く続けられる仕事じゃないと痛感します。

若いうちの苦労は買ってでもしろ、これはほんとにそう言えるのでしょうか?

私はそうは思いません。むしろ、苦労しなくても上達できる道を探すことにエネルギーを注いだ方が良いと思います。

 

 

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進学、就活、転職いずれでも頭でっかちになるのではなく、周りのアドバイザーやプロフェッショナルの意見を聞いてみるのが良いでしょう。自覚もしてない自分の強みが掘り起こされるかもしれません。

1度しかない若い時間、この時代での人生、つらいことばかり経験するのは果たして効率的な成長と言えるのでしょうか?

 

わざわざカメになるのではなく、自然とウサギになれる道を探すのをおすすめします。薬学部も薬剤師も、向いてない人がやると悲しいくらい大変なことになります…根性論では乗り越えられない場面も多々あるので、安易に選ばない方がいいかもしれません。無駄な苦労をしたくなければ、向いてないことなんて極力避けていきましょう。

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