薬剤師のメソッド

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【MR】コミュ障が製薬会社の営業に就職したけど向いてなかった【転職】

人間、向いていないことは続かないものです。

運動神経が終わっている人がアスリートを目指したって普通に考えて無理でしょう。イチローばりの努力の天才ならワンチャンあるかもしれませんが、全員そうではないでしょう。全員が努力の天才だったらこの世界はもっと発展しているはずです。

人間である以上、向いていることでこそ続けられるのですが、やっぱりさぼりたい、らくしたい、だらだらしたいって本能がある以上、向いていないことなんてやり続けたらしんどいです。

しんどいんです。

コミュ障、営業になる

なんでこんな道を選んだのか自分でも意味がわかりませんが、新卒では製薬会社の営業に就職しました。理由といってもあまりないのですが、かなり漠然としてるのをあげるのなら給料…と…あと、コミュ障なのを克服したいってのもありました。大学生活、勉強ばかりでコミュスキルをまったく鍛えてなかったので、就職を機に生まれ変わろうと思ったのです。

 

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 MRは給料が良いのは先輩の話を聞いていても明らかでした、持ち物が豪華だったりしますしね。貧乏大学生から見たらブランドものをぽんぽん買っている先輩はできる大人って感じでかっこよく見えました。今思えばただの浪費癖だったのですが…

 

とにかくMRになりました。就活で落としてくれていればあきらめもついたのですが、どういうわけか内定をいただいてしまったのです。人事の方々は私の何を評価して採用したのか、今でも意味がわかりません。ウェイやパリピが圧倒的に有利な世界で、圧倒的陰キャ勢として参戦したのに、なぜか営業。その年だけ人事がドラスティックな考えだったのでしょうか。

 

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営業なんてもちろん向いてなかった!!

そもそも、入社して何ヶ月もかんづめで研修ですよ。ホテルや研修施設に押し込められて朝から晩まで研修。勉強するだけならまだましなんですけど、営業やプレゼン系の研修はまじでつらかったですね…コミュできる系の人たちはむしろそっちのほうが得意だったのですが、私はもう全然だめでした。典型的な頭でっかちだったので、先生にも「あー…」と呆れられていました。いつ地元に強制送還されるか怯えていましたね。

 

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 それでもどうにか研修を乗り越えて営業として現場に出たのですが、そこから真の地獄だった。やっぱりできるMRというのは猛者ぞろいなんですよね。すさまじい行動力、体力、気力、知力などのパワー。パラメータがめちゃくちゃ高い。もうギラギラしているんですよね。薬学部には全然いない。もやしばっかり見てきたから、肉食動物がそろっている営業所なんてもはや恐怖しかありませんでした。

 

もちろんノルマもありましたし、上から厳しく言われることもありました。最初こそへこんでいたのですが、だんだん「言われても仕方ないよな、だって向いてないし」とふてくされていきました。そしてこんな選択をした自分を悔いるようになりました。同期はぽんぽん売上を伸ばしていく横で、自分はなんでできないんだ、と怒られるのですが、「コミュ障だからです…」というわけにもいかず。つか、自分の会社の薬を売るということに熱意を持てないのに気づいてしまった。

 

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 つまり果てしなく向いてなかったのです。病院や薬局に行くのもしんどかったし、どうすれば売れるのかよくわからなかったし、先輩にはどんくさいと言われるし、「まあ言われてもしかたねえわ」と思いながら日々を過ごしていました。

そこでなにくそ!ってなれたらよかったのですが、自分に反骨心がなさすぎて、伸びるパワーすらなかった。向いていないことを続けることがこんなにしんどいとは思わなかった。毎日生きて仕事をするだけでここまでストレスになるなんて、学生の頃は信じられなかったです。

向いている仕事をするならまだましなのですが、向いていないことを何ヶ月も何年もするの、本当つらい。つまらない。面白くない。やる気が出ない。まわりとの温度差がひどくなる。

これはもうだめだな、転職だな、と思いました。

 

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向いている仕事を選んだほうがまだまし

仕事なんてどれを選んだってめんどくさいししんどいしつまらないのですが、それでもまだ向いているものをやったほうがいいです。自分を責める日々が続いてしまうのはメンタルヘルスに良くないです。まちがえて向いていない仕事に就職してしまったばっかりに、ひどい経験をいろいろしました。全て自分の間違いだったのですが、それにしてもよく調べなければいけなかった。

 

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 今は薬剤師をやっていますが少なくともMRよりかは向いていると思います。毎日医療施設をめぐって頭を下げて上にどやされる日々と比べれば、今の仕事のほうがましです。向いている、天職とまでは言いませんが、せめて向いていないことはしないようにしたいものです。

 

よく石の上にも三年といいますが、向いてもいないことにわざわざ3年も耐える必要なんてないんじゃないかと思います。若い時間は貴重なのに、しんどいことを毎日繰り返して「それでもがんばらなきゃ」って粘ることにどこまで意味があるんでしょうか。向いてる仕事をするほうが、世の中のためにもなるんじゃないでしょうか。

 

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 MRはとくに女性は、ライフイベントに左右されたり全国転勤の壁があったりしますからね…どれだけ向いていても、好きな仕事でも、続けられない事情があります。そういうことも人生にはよくありますが、それでもその都度今の自分に合ったライフスタイルや仕事を選んでいくしかありません。今はジョブホッパーも珍しいものじゃありませんしね。

 

とりあえずコミュ障は営業なんてするもんじゃない。うちの同期にも何人かコミュ障MRがいましたが、全員見事に転職か異動していきました。一ヶ月もたたないうちに「無理だわ」って言ってたのでこれはもう無理だろ、と思ったら普通に全滅しました。やっぱ自分をごまかすことは難しいですね。

 

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 自分を殺して相手に頭を下げ続ける、その先のゴールを見越して計算ができる人なら向いていると思います。人間関係をうまく計測できる人なら向いているのですが、そんなのできるわけもなく、コミュ障はひたすらつらいのです。うまい同僚は息をするようにできることが、普通に自分にはできない。そんな道をいちいち選ぶなんて、非効率的でしょう。

あと、車の運転ができない人もMRには向いていないと思います。研修期間中に運転の練習をさせられることが多いのですが、破滅的にへたくそな人はやっぱり異動させられています。というかMRをするのはやばいです、基本的に運転しなければならないので。いくらすばらしい先生が運転を指導してくれたとしても、現場で事故を起こし続けているのなら使い物にならない。

 

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 とにかく、自分に向いていない仕事なんてするもんじゃないです。就活をするなら自己分析は必ずするかと思うのですが、せめて「向いてないこと」をしっかりさせるべきです。向いてないことを仕事にしても、高い確率で続きません…しかも、好きなことじゃないのなら、もう続くほうが奇跡です…。現実は漫画じゃないので、できる人よりできない人のほうが多い。

貴重な自分の時間をつらいことに使うくらいなら、自分にはどんなことが向いているのか?どんな道を選ぶのが適切なのか?を考え続け、次の場所に飛び移ったほうがいいです。つらいことは毎日毎日つらいので。長くいるだけ無駄です。

向いてない仕事で自分を摩耗させるなら、その暇を使って、自分を活かせるフィールドを探しましょう。