薬剤師のメソッド

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【薬剤師】年収だけで就職先を選ぶのは正解か?ワークライフバランスは【製薬会社】

就職。これは社会人として生きるうえで永遠のテーマです。

社会と関わらずに生きていても半永久的にお金がもらえる人なら無関係ですが、そんな人は少数でしょう。ほとんどの人が働きたくない働きたくないと嘆きながら、ぎゅうぎゅうの電車に日々詰め込まれています。この生活をだいたい…65歳になるまで…?これからの時代、もしかしたら死ぬまで働かないといけないかもしれません。ぞっとしますね。

そんな恐ろしい社畜大国ニッポンで生きていくわけですが、まず最初のチョイスが「就職」です。学校と言う生ぬるい環境で育てられた人間が、初めて社会にぶちこまれ、もみくちゃにされます。わけもわからないまま社会に出ていくことになります。

新卒の選択が正しいことは少ないし、だいたいの人は転職や退職を経験することになりますが…

お金だけで仕事を選ぶのは正しいのか

他の要素をすべて排除して「お金」だけを優先するのであれば、仕事はそこそこあります。激務高給で有名なキーエンスなんて年収はとびぬけてるわけですから。とにかく稼ぎたいならそれもありです。目的あってのお金稼ぎならがんばれるでしょう。

いまや稼ぐのに男も女も関係ありません。100年生きるために死ぬまで働け、みたいな発想がまかり通るとんでもない国が今の日本です。

そうなると何はともあれお金は大事ですよね。

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 ただお金がもらえる、報酬が高いことには何らかの裏返しがあることは理解したほうがいいでしょう。激務のうえでの高給とか。中には働かされるわ薄給だわという無茶苦茶な条件もありますが。ぼーっとしててもお金がもらえるほど世の中甘くない。楽して稼ぎたい、は甘い考えでしょう。

私もお金目的で新卒は製薬会社の営業を経験しました。しかし殺人的に向いてなかったんですよね。同期ががんがん成果を出している中で、自分は毎日何をしているんだろう?日に日に自信はなくなりましたし、お金をもらっても悲しい気持ちになりました。自分は何も会社に貢献できてないですから。

 

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 実績なんて関係ない!収入さえあればいいと開き直れればまだ楽です。しかし毎日出勤しているとメンタル削られて行きます。自分はなんのためにここにいるのか…いわゆる社内ニートじゃないのか…居場所がない…「お金がもらえてるけどそれに見合う仕事をしていない」これは想像以上にきついです。

向いていないことをする、これはしんどいんですよね。やっていくうちに慣れる人もいるかもしれません。やってもやっても辛いままの人もいるでしょう。後者の場合、収入がいくら高かろうと精神的には健康じゃないでしょう。自己肯定感ががっつり消えていくんですから。

 

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 そういう意味では、向いてないことをお金目的でやるのはあまりおすすめしません。短期ならいいかもしれませんが、長い仕事にするのは…ストレスたまりそうです。

 

せめて向いてないことには絶対飛び込むな

何をやらせても完璧な人なんていません。器用に見える人でも欠点はあります。誰しも凸凹があるわけですから、自分の能力を活かす場所にいくほうがいいです。本人も楽ですし、社会としても生産的です。人ひとりでやれることは限られています。だからこそ、限られた能力を最大限発揮しなければならない。それが社会人の使命と思います。

 

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 そうなると就職先選びの第一のポイントは「向いてないことをリストアップする」です。やりたいことだのやれることだのは後回しです。自己アピールも後回しです。まず自己分析の第一歩として「自分これは無理だわ」って分野を明確にしましょう。

やばいのは「よくわかんないけど自分ならやれそう」って根拠のない自信を持つことです。運よくぴったりはまればいいのですが、ろくな考察なしに飛び込んだ分野と言うのはだいたい厳しい。ガチで詳しい人たち、天性のセンスがある人たちにはかないませんから。少年漫画のようなチート的展開は実際にはおこりえません。

 

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 これを見極めそこなって失敗したのが自分です。以下のことすべてが向いてないのに、MRを選んでしまったんですよね。

  • コミュニケーション能力
  • 外勤
  • 自動車の運転
  • 立って待つこと
  • 長時間労働
  • 休日出勤

早く気づけよって話ですよね。学生の時点で自覚すべきでした。ところができなかった。学校やバイトの延長でどうにかなると思っていた。しかしそんな甘い世界じゃなかったんですよね。毎日の仕事でこれをやるのは厳しすぎた。つか自動車の運転怖すぎましたもん。チャリで営業したいくらいでした。

 

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 結局、内勤メインの薬局薬剤師で今のところは落ち着いています。在宅医療などで外勤が増えてきたらどうするか…考えどころではありますが…自動車が必要ない在宅の職場があればそれも検討中です。

単純な話で、海の魚が川に住めないように、人だってそれぞれ適材適所があるのです。ライオンは陸上では王者ですが海に叩き落せばあっという間に死ぬでしょう。そういうことです。自分はどのフィールドだと弱いのかを認識しなきゃいけません。

少なくとも、パソコンが大嫌いなのにプログラマーになろうとか、計算が大の苦手なのに経理になろうとか、そういうのが無理めなのは想像つくでしょう。自分からわざわざ苦手なことに首をつっこまないでもいいです。

 

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ワークライフバランス重視?

がんがん稼ぐよりも休日がちゃんと確保されてるほうがいい。そういう人もいるでしょう。正規社員ではなく派遣薬剤師やパートで週3日勤務とか。在宅勤務を利用するとか。最近はそんな働きかたも珍しくありません。わざわざ週5フルタイムじゃなくても生活できるほどお金を稼げるなら、それもいいのです。まあ派遣薬剤師の場合、それまでのスキルが重要視されますが…

 

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 あくまで個人的意見ですが、がむしゃらに働いて体壊すくらいなら、マイペースでゆっくりやっていったほうが中長期的にはグッドな気がします。心身タフを自称している人でも、トラブルやパワハラに巻き込まれたら普通に病みますし。どのみち年寄りになるまで働かないといけないなら、健康でい続けるに越したことはありません。

あと長時間労働で収入が増えたとしても、ストレスでそれ一気に使ってしまって±ゼロどころかなぜかマイナスになってしまったりするんですよね。あれ不思議ですけど。むしゃくしゃして外食したり高い服買ってしまったり。たいしてほしくないのに、疲れて判断基準狂ってるのかもしれません。そう思うと、心身の健康が一番優先すべきものと思いますよね。

 

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 なにを優先すべきは人それぞれですが、少なくともブラックにい続ける意味はありません。「成長」とかそういう言葉をうのみにしてはいけません。洗脳される前にそんなとこからは逃げるのが賢明でしょう。それこそ退職代行でもなんでも使って。

健康な心身はお金では引き換えられない財産です。これから何十年も働くにあたって、短期的な利益を優先すべきか、長い目で計算するかよく考えた方がいいでしょう。