子供もいつまでも子供じゃないので、将来なりたい職業について現実的に考えるようになります。小さい頃はサッカー選手とかお花屋さんとかyoutuberとか言ったりしますが、ある日突然「薬剤師になりたい」と言い出す子供もいるでしょう。現実を見るようになった証拠であり、成長の証でしょう。
親であれば子供の夢を応援したいのは当然のことです。子供が薬学部に進みたい、将来的に薬剤師になりたい、そう言っているのであれば、親として知っておくこと、やっておくことはたくさんあります。
子供は本当に薬剤師になりたいのか?
このブログの他の記事を見ればわかっていただけるかと思うのですが、薬学部は本当にきつい学部です。学生生活が本当にしんどいんです。医歯薬に進む以上、つらい学生生活になるのは覚悟しておかなければならないし、想像より何倍も苦労します。メンタル病んでハゲるかもしれません。
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なんとなく薬剤師って稼げそうだし、楽そうだし、安定してそうだし、薬学部に行けばなんとかなりそうなんじゃない?と親子ともに思っているのであれば、悲劇の始まりなのでやめといたほうがいいです。入学したものの留年を繰り返し、疲れ果てて中退なんてことになりかねません。入学後のミスマッチが非常に多いのです。あと医学部志望崩れが薬学部にやってきて、いつまでたっても医学部への未練を捨てきれずゾンビ化する学生も非常に多いです。
こういう辛い現実を乗り切るには、勉強や努力は必要になるのですが、結局一番大きいウエイトを占めるのは高いモチベーションになると思っています。やる気が無いことって、人間がんばれないんですよね。興味がない、やりたくない、つまらない、そんなことを無理矢理やれと言われてもしんどいですよね。それを最低6年もやらないといけないのです。
優秀な学生ですら苦しむのに、モチベーションが低くダラダラやっているだけなら間違いなく詰みます。まずは進学前に「本当に薬学部に行きたいのか、絶対に薬剤師になりたいのか」の意思確認をすべきと思います。
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子供のメンタルケア
大学生活とは本来華やかなりしものなのかもしれませんが、薬学部にそれは通用しません。何日お風呂入ってないの?みたいな人が図書館の入口のベンチで寝ていたりします。家に帰るのがめんどくさいからずっと住み着いているのです。テスト期間中はホームレスみたいな学生が大量発生します。最初はぎょっとしますが徐々に見慣れてきます。薬学部にとってそれは日常茶飯事なのです。
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薬学部は辛く苦しい道。子供は知らずしらずにストレスを溜め込み、心身に異常をきたす場合があります。親は見てみぬふりはしておけないでしょう。日々の小さな変化を見逃さず、それとなく話しかけてみたり、悩んでることがあるなら聞き出してみるなり、子供が話したがってるようなら付き合ってあげたり、小さなことでもやってあげてください。
勉強についていけない、進級できない、卒業できないかもしれない…現実に一番苦しんでいるのは言わずもがなで子供本人です。本人の中では中退したいとか別の大学に行きたいとか考えているかもしれません。そういう心のもやもやに、親はできるだけ気づいてあげてください。薬学部生活は、親の想像よりもずっと苦しいのです。
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甘えるな、努力が足りない、もっと頑張れ…まあ間違いではないのですが、落ち込んでる学生には追い打ちにしかならないでしょう。どれだけ頑張っても本人のスペックではどうにもならないこともあるのです。もしかしたら人生始めての挫折かもしれません。高校まで順調で、薬学部も普通に合格できた人は特にそうです。
子供の苦しさに寄り添うことで学生生活が円滑になる場合もあります。もう大人だからと一切見放すのではなく、たまには心身の健康状態をチェックしてあげてください。
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薬学部に入学後が厳しいのは当然として、その前提の大学受験ももちろん大変です。その場しのぎの暗記ではやり過ごせないですし、日々こつこつと積み重ねないとライバルに打ち勝つことはできません。
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お金で苦労しないようにさせてあげてほしい
私立大学なら年200万以上もざらですし、下宿学生なら生活費も必要です。アルバイトをする学生も多いですし、社会経験という意味で賛成ですが、そもそもの膨大な学費に関してはできるだけ親が助けてあげたほうがいいと思います。
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というのも、奨学金って要は借金ですよね。18歳にして数百万円の借金を抱えて、卒業後にちびちび返していく。まだ無利子ならいつ返してもいいのですが、有利子になるとホントしんどいです。早く返せば安く済みますけど、それだけのお金を新卒そこらで用意するのは厳しいですからね。
子供を借金持ちにさせるのは親の本意ではないでしょうし、奨学金がある状態での生活が心境的につらいのは容易に想像できるでしょう。高い学費ではありますが、できるだけ子供が苦労しないようにお金の工面をしてあげるのは親の役目ではないでしょうか。
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留学したい、とか言い出したらもっとお金が必要になりますしね。子供のアルバイトに合わせて、親も親で子供がやりたいことを支えてあげられるように、心配りがあると楽しい学生生活が送れるんじゃないでしょうか。
他人と比べない
他の子はすいすいテストで高得点をとるし進級するのに…と比較しても仕方ありません。しんどいのは子供本人が一番感じています。努力ですべてが決まる世界ではないとはいえ、薬学部はやはり勉強しないと先に進めないし、万一ズルで乗り越えて来ても最後の薬剤師国家試験で詰みます。
子供は一所懸命現実と戦っています。他人から見たら小さなつまずきでも、本人には大事件なのです。どうか一喜一憂せず、下手に口出しをしすぎず、本人の歩みを大切にしてください。意志があれば、子供は勝手に自分の道を開いていきます。
入学後こそが戦いの始まり
大学受験さえ終われば大丈夫、なんてことは全くありえず、入学してからもっともっと険しい山が待ち構えています。同級生はいつのまにかいなくなりますし、先輩がいつのまにか後輩になりますし、なぜかずっと3年生の謎の学生もいます。
自分の子供が苦しい学生生活に陥ると、留年の繰り返し、中退、ひどくなると引きこもりやらニートやらになってしまうこともあります。子供を苦しめないのは本人のためであり、親のためでもあるのです。子供にはしっかりと独り立ちしてほしいですよね。
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タフな学生でもくじけること多数の6年間です。子供の様子をさりげなく観察し、なにか悩んでいないか、困っていることはないか、また子供が頑張っている様子であれば、背中をじっと見守ってあげる、お金の苦労をさせないようにしてあげる…親ならではの支援をするのが有効だと思います。
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