薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

学費が高い薬学部。奨学金という借金を返済できるのか?

薬学部はとにかくお金がかかる学部です。薬学部に限らず、日本の大学全体に言えることかもしれません。日本はどういうわけか学ぶことにやたら金がかかる。ドイツみたいに大学無償になればいいのに…

国公立でも高いのに私立なんて目玉が落ちるくらい高いです。馬鹿じゃないの?ってくらい高い。そこまでして大卒って重要なの?遊び散らしてるだけで金無駄遣いして大卒の肩書きを得ただけの学生生活って意味あるの?って思いますが、日本で学ぶ以上仕方がないことです…

 

6年の熾烈極まる戦い

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さて薬学部ですが、金もかかれば時間もかかります。国公立でも安く見積もって300万以上、私立にいたっては1000万は一気に超えます。高校生だとお金のイメージはあまり具体的にできないでしょうし、奨学金借りたらどうにかなるだろ、就職してバリバリ稼げばすぐ返せるだろ、くらいに思うかもしれません。しかし現実には膨大な奨学金を抱えてひーこら働いてる薬剤師がいるのも事実です。あまり楽観視はできません。

 

お金をかけずに薬学部を出たいというのは多少虫のいい考えです。そもそも6年かかるんですから他の学部より1.5倍お金も時間も必要なのは当然の理屈ですよね。まあ理系学部はだいたい大学院へ進むのですけど…

特別な家庭の事情や飛び抜けた成績がある場合は別ですが、基本的に学費を払いながら細々と生活していくことになります。バイトに明け暮れる人も多くいます。バイトしすぎて進級できない人もいます。本末転倒なのでやめましょう。

 

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言うほど薬剤師は稼げない

在学中はボンヤリと薬剤師は稼げるから今のお金の問題もどうにかなるだろって思ってました。学生時代特有の楽観的考えですね。しかし薬剤師がそこまで高給かというとべつにそんなことありません。安定はしていますが高年収ではありません。

私はかつて製薬会社のMRをしていました。激務とストレスでさっさと辞めてしまったのですが、当時はそれは高給をもらっていました。年齢にあわない高額だったかと思います。

そのあと病院薬剤師になりましたが、びっくりしましたね。なにに驚いたって、給与が…。こんなにやってるのにこの金額ってわりに合わなくない?と思うことばかりでした。人間関係がギスギスしてたり病院内での薬剤師のポジションに疑問を抱いたり、あんまり良い職場とは言えませんでした。

 

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やりがいで食べていける人は別ですが、わたしはお金がないと生きていけません。なのでお金を稼ぐことを良しとしない考えには賛同できませんでした。自分の生活をどうにかしないことには高尚な理想も意味を持たない。

お金がもらえてもストレスで病院やめてたかもしれませんが、やっぱり給与が低いのはショックでした。そして薬剤師はそんなに稼げないことを知りました。MRでガポガポ稼いでいたばっかりに、その落差についていくことができませんでした。

 

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卒業すれば稼ぎ放題と思っていましたがそんなに簡単ではなかった。節約しなきゃいけないし税金に頭を悩まさなければいけないし家賃に顔を顰めることもある。現実ってそんなもんです。

 

奨学金に頼り切るな

たしかに奨学金があればその場はしのげますが、いいかたを変えただけの借金なので、別に素晴らしい制度でもなんでもありません。ローンです。卒業後に返せないのならそれはもう怖い人たちがやってきます。

かといって奨学金借りずにバイトしまくるのもどうかと思うんですよね…学業と両立できる人なら問題ないんですけど昼夜逆転して登校できなくなったり講義についていけなくなったりして単位落としたり、留年したりする人も多い。そういうのマジでもったいないです。

 

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特に悲惨と思うのは都内私立に一人暮らしで奨学金で暮らす勢です。実家が太くない限り飛ぶようにお金が消えていく。6年もいなきゃいけないんだから、金の工面どうすんのって話です。

個人的には上京するなら国公立か4年学部、6年行きたいなら地元、がコスパ良いかと思います。若いうちは東京行きたいのはすごくよくわかるんですけどね。家賃含め生活コストがすごく高いしそれを奨学金でカバーしたら卒業後はとんでもない金額になってたりします。そして一気に返済できるほど薬剤師は稼ぎが良くない。

 

 

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卒業してから20年、44歳になるまでチビチビ返済って途方もない話ですよね…その歳だと家や車、子供の学費など考えるでしょうし。

 

親に頼るな、あとで困るのは自分

高校生当時ではまだまだイメージつかないでしょう、親に頼ってればなんとかなると思うでしょう。しかし薬学部生活を送るのは自分ですし、奨学金を背負うのは自分ですし、返済するのも自分です。他人事ではありません。親は自分より早く死ぬし、お金のことは自分で解決するのが原則です。

 

6年なら最短ですが、留年や休学もありうるでしょう、中退もあるかもしれません。ただ言えるのはどんな選択肢でもお金はついて回ります。社会人学生でもない限り、基本的にバイト代などで生活を回すわけなのでしんどいし、そもそも若い頭が柔軟な時間にバイトばかりして勉強できないのはもったいない気がします。バイトするために大学行ってるわけじゃないんですから…

 

日本にいる以上、腹の立つ話ですが本当に学びにはお金がかかります。大学無償化でもしてくれたら一気にラクになるんですけどね…遠い話でしょう。学費を免除してもらうために成績を上げるなどして努力が必要です。

 

 

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薬学部はとにかく長い戦いなのでバイトやサークルと両立が必要です。どちらかに傾きすぎるのではなく、というか学業をおろそかにしたら本当に何しに大学行ってるのか意味不明なので、よくよく考えて学生生活送ってください。奨学金はお小遣いではないですし、使い込んだ分は卒業後に借金となってのしかかってきます。マネーリテラシーを高校生で持つのは難しいかもしれませんが、少なくとも「学ぶには金がかかる」ことだけは忘れない方がいいです。

 

学費が安かったら、もっとみんな穏やかに大学生活過ごせると思うんですけどね。そんな時代が来るのをひっそり祈っています。

 

 

【受験勉強におすすめ】

薬学部に入学後が厳しいのは当然として、その前提の大学受験ももちろん大変です。その場しのぎの暗記ではやり過ごせないですし、日々こつこつと積み重ねないとライバルに打ち勝つことはできません。

高校3年間はびっくりするほど早いので、ちんたらしてるとあっという間に周りに差をつけられます。適切な勉強を繰り返していくのが、確実に薬学部に進むために重要です。

準備が早すぎて損をすることはありません。まずはスタディサプリで日ごろの学習を補完していくことから始めてみてはいかがでしょうか。

高校のころから適切な学習習慣を身に着けていけば、薬学部に進学後もスムーズな学生生活を送れます。

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