就職活動の季節です。
全国の大学生は就活に向けて動き出している時期ですが、薬学生の皆様はいかが過ごされていますか?
「自分は調剤薬局に就職するから関係ない」
「病院に応募するから一般企業の話なんて聞いても仕方ない」
「国家試験の勉強、卒論の準備で忙しいから就活なんかに時間を使えない」
そのように思っている方も多いでしょう。
しかし、今全国で行われている「合同企業説明会」に足を運んでみるメリットは意外に多くあります。
時間に余裕を作って、一度足を運んでみる価値は十分にあると思います。
メリット1「社会の一部」を知ることができる
あたりまえのことですが、世の中の職業は薬剤師だけではありません。
薬剤師以外の無数の職業で世の中は成り立っています。
頭ではわかっていますが、実生活でそれを感じることは、アルバイト以外にはあまり機会がないのではないでしょうか?
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社会は薬剤師だけでは成り立ちません。無数の職業があります。
合同企業説明会に行き、薬局や病院など「薬剤師が行く」道筋以外の企業のブースに行き、他業界の話を聞いてみることは良い勉強になります。
もちろんブースにいる人事社員が話すことは企業のごく一部を切り取ったものであり、それをうのみにすればいいというものではありません。
きれいごとを言っていると思ったほうがいいです。学生を集めるために言いたいことだけ言いますから。
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それでも、普段薬学部に閉じこもって暮らしているような方には「社会の一部」の話を聞くというのは非常に大きな意義があると思えます。
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薬剤師になるとさらに狭い世界で生きることになるので、必然的にコミュ障・専門バカ待ったなしのルートになります。「世間知らず」と言われがちの薬剤師ですが、就活を通じて一般的な企業の姿を知ることは良い勉強でしょう。
薬学部生はコミュ障な薬剤師にならないように気を付けよう - 薬剤師のメソッド
2.就活を通じたコミュニティを作れる
企業説明会で知り合った人と就活について情報交換することができます。おなじ薬学生でもいいですし、全く違う学部のひとでもいいでしょう。普段の学校ではつるまない人たちに、「就活」というツールを使ってつながることができます。
就活友達のようなものもできます。中には恋愛に発展する人もいるそうです。
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同じ薬学部でも学校が違えばぜんぜん考え方が違うかもしれませんし、ほかの理系学部や文系学部ならなおさらです。アルバイトやサークルの時には聞けない彼らの将来に対する人生観を聞くこともできます。
自分以外の考えや生き方に触れるのは非常に意義の大きいことです。
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ほかの世界を知る。
それは薬学部に閉じこもっていてはできない経験でしょう。世のなか、薬学部以外で生きている人の方が圧倒的に多いのです。自分とは違う価値観に触れましょう。MR志望の文系学生なんて、非常にタフな人が多くて驚きます。
【製薬会社】それでも文系MRの新卒採用が続く理由【就職】 - 薬剤師のメソッド
3.ビジネスマナーの一部を学べる
スーツの着方、名刺の受け渡し、メイクや髪型、敬語…
実習で少しは勉強したと思いますが、ビジネスマナーに自信はありますか?
つけまつげ、ネイルもダメ?病院・薬局実習でのメイクや服装ルール - 薬剤師のメソッド
就活をすると、相手は社会人ですので自然とビジネスマナーが身に付きます。かんぺきにできる必要はありませんが薬剤師はどうしてもビジネススキルが低くなりがちです。合同企業説明会に足を運び、一般的な就活生の姿を見ること、社会人の姿を見ることで、「社会人とはどうふるまうべきものか」を考える機会になると思います。
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イージーモードだからこそ、ちゃんと就活する
薬学部の就職活動は楽なので、良くも悪くも社会を知らずに就職することができます。実習先に就職することもあるでしょう。
薬学部実務実習を終え、どこに就職するべきか。実習先で働くのもアリ? - 薬剤師のメソッド
しかし、就職先を簡単に決めてしまう前に、一度合同企業説明化などで「社会」を見るというのも、薬剤師として良い勉強になります。世の中が薬学以外のあらゆるもので成立していることを知ることは、今後の薬剤師生活に大きな影響を及ぼすことでしょう。時間に余裕がある方は、ぜひ社会勉強の一環として、企業説明会に足を運んでみてください。よく名前を聞く企業のブースに行って話を聞くだけでも面白いものですよ。
そんなことができるのは新卒就活のうちだけです。
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新卒での就職は人生で一回しか使えない重要な機会です。無駄にしてしまわないように、しっかり企業説明会に足を運んだり、コンサルタントに相談してみたりして、自分のより良い就職先について真剣に考えてみるといいでしょう。
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ここをいい加減にしてしまうと、あとで後悔してすぐに転職してしまうことになりかねません。最初の一歩はやはり大切ですので、自分がどんな薬剤師になりたいのかよく考えたうえで、就職先を決めていきましょう。
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