薬剤師のメソッド

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【薬学部実務実習】薬剤師の服薬指導は難しい。患者からしたらムカつく奴は多い【新人転職】

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服薬指導って難しいですよね。

服薬指導に困っている薬剤師さん、学生さんも多いのではないでしょうか。

実務実習中、患者さんへの服薬指導でやらかしてしまった人もいるのではないでしょうか。

非常に難しいです。

患者さんを怒らせてしまったり困らせてしまったり…思った通りに指導ができなくて落ち込んでしまう人もいるのではないでしょうか。

服薬指導は難しいです。

簡単な仕事ではありません。

雑にすませようと思えばすませられますが、質を求めるなら、際限なく難しくなります。

薬剤師は患者ではない

薬剤師の服薬指導が難しいたったひとつの理由。

それは「患者本人ではないから」に尽きると思っています。

 

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本人のしんどさとか悲しさとかを共感できないんですよね。

通り一遍の説明だけでは納得してもらえないことも多いですし。

薬剤師は薬の知識こそ普通の人よりは多いですが、「病気になった人」の知識について詳しいわけではありません。

 

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副作用を自分の体で経験したことはありませんし、病気の苦しみもわかりません。

そんな人が服薬指導として患者さんの前で説明するとなると、しばしばトラブルが発生します。

 

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「なんでこんなこともわからないんだ」

「なんで共感してくれないんだ」

「なんで私の気持ちをわかってくれないんだ」

…患者さんにこのような思いを抱かせてしまいます。

 

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あくまで薬剤師は薬に詳しいだけなので、患者さんの心理状況に詳しく迫ることはできません。

言葉の選び方ひとつで患者さんをいらつかせてしまいますし、薬とは関係のないところで怒らせてしまうこともあります。

 

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服薬指導でトラブルが起きてしまうもっともシンプルでかつ大きな理由は「薬剤師は患者本人ではないから」。

これに尽きると思います。

 

なにもカウンセラーのように細かく傾聴するわけではありませんが、患者さんの訴えたいことに気づかないほど鈍感な薬剤師だとトラブルを起こしやすくなります。

 

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 自分の未来を拓くのは自分です。わたしたちはもう子供ではありません。先生や親に進路を示してもらう年齢ではありません。わたしたちは責任がある代わりに自由でもあります。どんな道を選ぼうと周りの大人にあれこれ言われる筋合いはありません。自分の幸せのために「転職」という道を選んだっていいのです。

 

せっかく「薬剤師」という一生モノの免許を持っているのですから、それを有意義に楽しく活かせる環境を探していきましょう。つまらない問題に頭を悩ませるのは、時間の浪費であり、人生の無駄遣いですよ。

 

 

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新人薬剤師として、緊張することもつらいことも失望することもたくさんあると思います。しかし、すぐにあきらめることなく、しぶとく生きて、場合によっては撤退も考えて、とにかく「生存第一」で過ごしていきましょう。

無理をしたり理不尽に耐え続けたりする必要はありません。これから続く長い人生を、健康に生きていくために、「薬剤師」である前に「一人の人間」として、今後の生き方を模索してください。 

 

患者さんに共感する能力を鍛える

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薬剤師がいくら患者さんのためを思って行動しても、患者さんに届かない時はあります。急いでる患者さんに長たらしい説明は不要ですし、飲み忘れてないですか?と聞いても正しく答えないこともあります。

 

はっきり言って、薬の説明だけなら薬剤師は必要ありません。

インターネットできょうび誰でも薬のことを調べられますし、副作用のことだってわかります。

薬剤師から必ず聞かなければならない情報なんて、実は少ないものです。

 

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だったら、薬剤師がなんでわざわざ対面で患者さんと接して情報提供しなければならないのか、というところです。

そこには「情報の提供」にとどまらず「患者さんのモニタリング」であるとか「不安に思っていることへのケア」という役割があるからではないかと思っています。

 

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ただ情報を得るだけならインターネットでも本でも代わってもらえます。

しかし患者さんのささいな言動や様子の変化から、薬の副作用の可能性を見出したり、患者さんが不安に思っていることをくみ取る仕事というのは、簡単に機械に代用されるものではありません。

 

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人の仕事がどんどんオートメーション化されていく中で、最終的に必要とされるのは、「コミュニケーション」の能力なのではないかと思います。

 

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コミュニケーションが希薄な現代においては皮肉な話ですが。

私たち薬剤師は、日々患者さんに寄り添った服薬指導ができるように努力していかなければなりません。

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この先、どれだけ「患者さんにしかわかりえないつらさ、苦しさ」に共感したり、「患者さんすら知りえない副作用の前兆」を察知したりするスキルを高められるかが、未来の薬剤師の服薬指導に求められることなのではないでしょうか。

 

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つくづく痛感しますが、情報だけならインターネットに勝るものはありません。

情報提供するだけの薬剤師ならアッという間に機械に負けてしまいます。

 

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医療の根幹は「癒し」「安心させる」ことにあります。

人間の心をどうホッとさせ、治療に前向きに向かわせるか。

そこがこれからの薬剤師の腕の見せ所でしょう。

 

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とても難しいことですし、下手をすると真逆の結果になって患者さんを怒らせたり悲しませたりするので注意が必要ですが…

ロボットにはできない心の機微を察知した服薬指導ができるようになると、薬剤師としてレベルアップですよね。

 

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せっかく「薬剤師」という一生モノの免許を持っているのですから、それを有意義に楽しく活かせる環境を探していきましょう。つまらない問題に頭を悩ませるのは、時間の浪費であり、人生の無駄遣いですよ。

 

 

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新人薬剤師として、緊張することもつらいことも失望することもたくさんあると思います。しかし、すぐにあきらめることなく、しぶとく生きて、場合によっては撤退も考えて、とにかく「生存第一」で過ごしていきましょう。無理をしたり理不尽に耐え続けたりする必要はありません。これから続く長い人生を、健康に生きていくために、「薬剤師」である前に「一人の人間」として、今後の生き方を模索してください。