薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

製薬会社から病院薬剤師への転職はあまりオススメできない。やりがいはあるけど給料が…

製薬会社に就職し、何年か働いていると、マンネリを感じることがあります。

同じことの繰り返し、メンツも同じ、この先自分は成長することはあるんだろうか…?

薬剤師免許をせっかく取ったのに、患者さんのために全然仕事できていないんじゃないか…?

そんな風に思って転職を考える人もいるでしょう。臨床現場で薬剤師としての技能を発揮したいという人もいるでしょう。

しかし、個人的には「製薬会社から病院薬剤師への転職」はお勧めしません。長続きしない確率が高いからです。

理由1.給料が安い

ある意味これが一番大きな理由かもしれません。

病院薬剤師は薄給です。稼げません。薬剤師のほかのどの職種より給料は安いです。

安い給料で、「やりがい」の名のもとに、労働力を酷使します。

働いた分だけお金をもらいたい、と思う人には病院薬剤師はおすすめできません。 比較的高給取りの製薬会社薬剤師(特にMR)ならなおさらです。

 

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前職での経験で金遣いが荒くなり、病院薬剤師になって収入が下がったにも関わらず生活水準は下げることができず、結局お金のやりくりが苦しくなり、調剤薬局に転職した人もいます。お金の問題は極めてシビアですし、簡単に譲れるものではありません。 自分がお金に恵まれた生活を送っている自覚があるのならば、病院薬剤師への転職は考え直した方がいいでしょう。

 

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人間つらいもので一度得たお金と生活水準を下げるのは大変です。きめ細かい福利厚生を受けることができる製薬会社と違ってなにかと自分で負担しなければいけないので疲れます。お金は大事です。

 

理由2.夜勤がつらい

人を5倍速で老けさせるらしい夜勤。

これがあるだけで病院薬剤師はとてもつらいです。

製薬会社から転勤する薬剤師なら、もう20代後半、30代前半に差し掛かっているでしょう。

学生のころと同じ体力ではいられない人も多いはずです。

いつまでも昔のままではいられません。

当直にたえうる体力があるのならいいですが、何年も続ける仕事としては、当直があるのはつらい人が多いのは事実です。

 

 

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理由3.ブラック環境

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要はブラックなのです。働いた分還元されるかと思えばそれもない。むしろ「稼ぐ」ことってなんだか悪いことのように思われる。

学生の感覚を引きずった世界に近いと言えます。稼ぐ意識を持っていない薬剤師が多いように感じられます。やりがいの名のもとに働かされまくっている薬剤師があまりにも多い。ほかの世界では許されないことがまかりとおっていることが多い。

 

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「稼ぐ」ために病院薬剤師になってはいけません。滅私奉公のつもりで行かないと。

ブラック環境でも生き残れる自信がある方は病院薬剤師になってもいいかもしれません。しかし、製薬会社の環境に慣れた人にとっては、病院薬剤師への転職はギャップが大きすぎて戸惑うかもしれません。調剤薬局やドラッグストアがおすすめです。

 

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