薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

【暇すぎ】新入社員なのに社内ニートで辞めたい…転職すれば?【つらい】

特に若い社員にいえることですが、やばくないですか?なにがやばいって、コロナ時代にもかかわらず社内ニートでのうのうと生きようとするなんて危機感なさすぎませんか?

若い時代は一瞬で終わってしまうのに、自宅待機だの形だけのテレワークだので時間を浪費し、お金以上に大切な若さを削ってしまうのは非常にもったいないことだと思います。

ピンチはチャンス。今が新しいキャリアを開くときではないでしょうか?

 

コロナ時代は大きな試練

100年に一度の災厄といってもいいでしょう。元に戻るどころか新しい世界が生まれてしまう。これまでの生き方が成り立たなくなってしまう。そんなとんでもない時代に我々は生きています。のうのうと電車に乗って出社して、与えられた仕事だけこなしていればなんとなく出世できた時代なんて終わりになるのです。

 

 

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人類すべてが試されている時代です。我々は多様性を広げるために繁殖し、世界が大きく変わるときは適応できたものだけが生き残ります。隕石が落ちる前は恐竜の独壇場でしたが、氷河期であっさり滅びたじゃないですか。そしてねずみのようなちびっこくて弱い生物が世代を重ね、現代の生物の進化につながっている。

 

今こそそのときなのです。ぼんやりしていると恐竜のように滅ぼされてしまう。ただ毎日をぼけっと生きているだけでは、使い物にならなくなったしまう。

あなたも自覚してるのではないでしょうか。本当はこのままではヤバいと。

ただのクズに堕ちるためのあなたの人生でしょうか?あなたにはやりたいことや実現したいことがあるのではないでしょうか。

もしかしたらコロナ禍の今がチャンスなのかもしれません。

 

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人生は一度きりです。後悔のない日々を送れるよう、転職という手段を考えてみるのも重要だと思います。

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 激務すぎてつらいのはもちろんのことですが、暇すぎてつらいことも実際にあるんだと理解したうえで「暇すぎてどうしようもないから転職する」という選択肢もあると思います。むしろ積極的に選んだ方がいい。逃げ道は確保したほうがいい。今ある場所だけが絶対と思わないほうがいい。あなたの若さと能力を活かす場所は確実にあります。

 
社畜になれとは言いませんが、ある程度の「やりがい」がある仕事をしていくのは、長い社会人生活で大切なことだと思います。そうしないと毎日続いていきませんから。やりがいだけでは食べていけませんが、やりがいがゼロの生活も、心が干からびていくような悲しさがあります。

今あなたがいる場所は、適切ですか?

いまいちど、じっくり考えてみてください。

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新卒社内ニートってやばくない?

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どの年代だろうと社内ニートは苦しい存在ですが、基本的には若いほどしんどいでしょう。自然に経験を積めるはずなのにその機会が全く得られないまま歳だけとってしまうのです。

 

一番やばいと思うのは新卒社内ニートです。去年に就活をがんばり、春から新天地でしっかりやっていくぞ…のはずが、こんなご時世でどんよりと生きる日々。会社の業績は赤字すれすれ、希望退職する社員は大量、自宅待機させられることもしばしば…

こんなこと通常ではありえません。そして新卒社内ニートのきついところは「新卒なのに干されている」ことです。

 

 

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普通ならメンターがついて細かく業務指導されるものを、そもそも出社できないし、会社の人とはチャットやメールばかりで顔も見たことない。たまに出社しても「誰この人?」とお互い思う状態。与えられる課題もなんか投げやりで実践的ではない。給料をもらえるのはいいことだが、このままでいいんだろうか…

 

いいわけありません。若い時代にこつこつ経験を積まないと、将来転職さえできなくなります。職務経歴書に書くネタがないんですから、「この人使えないわ」「てか新卒から何やってたの?」ってなります。資格勉強でもしていればまだマシですが、やっぱり本業でなにか成果を成し遂げたいですよね。

 

何も出来ない人を雇うほど社会は優しくありません。今後の世界を生きていくためには、与えられるのではなく自分の力を磨き上げていくしかありません。

 

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 激務すぎてつらいのはもちろんのことですが、暇すぎてつらいことも実際にあるんだと理解したうえで

「暇すぎてどうしようもないから転職する」という選択肢もあると思います。むしろ積極的に選んだ方がいい。逃げ道は確保したほうがいい。今ある場所だけが絶対と思わないほうがいい。あなたの若さと能力を活かす場所は確実にあります。

 

 

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その会社のぬるま湯にいて大丈夫?

たしかにこの時代、解雇もされずに会社に籍を置けるのはラッキーです。なんせほぼ何もしてなくてもボーナスさえもらえるんですから、ホワイト企業さまさまです。しかし、それがいつまでも続くんでしょうか。

 

採用中止、内定取り消し、希望退職、突然の首切り。勤め人は突然突き放されます。そしてその会社の社員であること以外の強みがない人間は、この未曾有の不景気の中で路頭に迷います。

自分がまったく無関係、といえる人は少ないんじゃないでしょうか。

 

ぬるま湯につかり続けると向上心を失います。目標をなくし、なあなあでいいやとなり、金さえもらえればどうでもいいや、先のことなんて知ることか…となります。

昔はそれで良かったです。終身雇用のおかげで、ゴミみたいな社員でも定年まで雇われていました。

 

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しかし終身雇用など今は幻想です。使えない社員の生き場所はありません。若いうちに身につけるべきスキルを持たない社員など、会社を追い出されるどころか他所での需要も失います。

 

今世界はとんでもない速度で変わっています。これまでの生き方では通用しなくなるのです。ぼんやり社歴を積み重ねれば箔がついていた時代は終わりました。自分から能動的にスキル、経験、知識を得ていかないと、いい年して使えない大人のできあがりです。

 

 

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【転職おすすめ】

あなたの価値は高いです。ならばそれが生きる場所に行くべきです。現状維持が自分の可能性をつぶす危険だってあるのです。あなたの持つ能力はあなたが思う以上に大きい。それを利用しない手はないでしょう。自分が活躍できる場所を探す、その労力を惜しんではなりません。

 

たとえば転職サイトに登録するとか。あなたを必要とする場所は、あなたが思う以上にたくさんあります。

大丈夫です。あなたがあなたが思う以上に価値がある存在です。あなたを無能扱いするような会社なんてさっさと見切りをつけて逃げてしまいましょう。

 

 自分だけの人生をオリジナリティあふれるものにしていくためには、飼い殺し状態から早急に脱出しなければなりません。気が向いたらぜひ転職サイトに登録してみてください。

20代は需要がある時間です。ためらっていくと若さはどんどん浪費されていきます。「会社に縛られて自分らしく生きられない」生活からは早く逃げましょう。

 

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会社に飼い慣らされる前に行動を

ホワイト企業ほど陥りやすい罠です。居心地が良いから逃げ出せない、福利厚生が良いからぬるま湯にひたってしまう。そして若い時間を失ってしまう。

歳を取ると頭がこりかたまってしまいます。向上心や意欲が消えてしまいます。何より大きな財産は若さです。それをその会社で浪費することは、いったいどれほど価値があるんでしょうか?

もはや窓際族とか社内ニートって言葉では表せない段階まで来ています。生きていけないのです。この先の厳しい時代、ぬるま湯以外で生きられない人間はどうしようもなくなるのです。

 

 

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若い方は早く自覚して行動したほうがいい。今の職場でのんべんだらりと生きることが果たして正解なのか?時間を浪費してると思わないのか?何もしなくてもいいと本当に思うのか?

 

人間、なにごとも過ぎてからようやく実感する愚かな生き物です。しかし、時には早く気づかなければ取り返しのつかないこともあるのです。

今の職場で生きることは、果たしてあなたを社会人として成長させてくれるのか?どんなに世界が変わっても戦っていける力を身につけられるのか?

 

冷静に考えてみてください。そして少しでも疑問を感じたら、それが動き出すべき時です。

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【薬剤師】年収だけで就職先を選ぶのは正解か?ワークライフバランスは【製薬会社】

就職。これは社会人として生きるうえで永遠のテーマです。

社会と関わらずに生きていても半永久的にお金がもらえる人なら無関係ですが、そんな人は少数でしょう。ほとんどの人が働きたくない働きたくないと嘆きながら、ぎゅうぎゅうの電車に日々詰め込まれています。この生活をだいたい…65歳になるまで…?これからの時代、もしかしたら死ぬまで働かないといけないかもしれません。ぞっとしますね。

そんな恐ろしい社畜大国ニッポンで生きていくわけですが、まず最初のチョイスが「就職」です。学校と言う生ぬるい環境で育てられた人間が、初めて社会にぶちこまれ、もみくちゃにされます。わけもわからないまま社会に出ていくことになります。

新卒の選択が正しいことは少ないし、だいたいの人は転職や退職を経験することになりますが…

お金だけで仕事を選ぶのは正しいのか

他の要素をすべて排除して「お金」だけを優先するのであれば、仕事はそこそこあります。激務高給で有名なキーエンスなんて年収はとびぬけてるわけですから。とにかく稼ぎたいならそれもありです。目的あってのお金稼ぎならがんばれるでしょう。

いまや稼ぐのに男も女も関係ありません。100年生きるために死ぬまで働け、みたいな発想がまかり通るとんでもない国が今の日本です。

そうなると何はともあれお金は大事ですよね。

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 ただお金がもらえる、報酬が高いことには何らかの裏返しがあることは理解したほうがいいでしょう。激務のうえでの高給とか。中には働かされるわ薄給だわという無茶苦茶な条件もありますが。ぼーっとしててもお金がもらえるほど世の中甘くない。楽して稼ぎたい、は甘い考えでしょう。

私もお金目的で新卒は製薬会社の営業を経験しました。しかし殺人的に向いてなかったんですよね。同期ががんがん成果を出している中で、自分は毎日何をしているんだろう?日に日に自信はなくなりましたし、お金をもらっても悲しい気持ちになりました。自分は何も会社に貢献できてないですから。

 

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 実績なんて関係ない!収入さえあればいいと開き直れればまだ楽です。しかし毎日出勤しているとメンタル削られて行きます。自分はなんのためにここにいるのか…いわゆる社内ニートじゃないのか…居場所がない…「お金がもらえてるけどそれに見合う仕事をしていない」これは想像以上にきついです。

向いていないことをする、これはしんどいんですよね。やっていくうちに慣れる人もいるかもしれません。やってもやっても辛いままの人もいるでしょう。後者の場合、収入がいくら高かろうと精神的には健康じゃないでしょう。自己肯定感ががっつり消えていくんですから。

 

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 そういう意味では、向いてないことをお金目的でやるのはあまりおすすめしません。短期ならいいかもしれませんが、長い仕事にするのは…ストレスたまりそうです。

 

せめて向いてないことには絶対飛び込むな

何をやらせても完璧な人なんていません。器用に見える人でも欠点はあります。誰しも凸凹があるわけですから、自分の能力を活かす場所にいくほうがいいです。本人も楽ですし、社会としても生産的です。人ひとりでやれることは限られています。だからこそ、限られた能力を最大限発揮しなければならない。それが社会人の使命と思います。

 

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 そうなると就職先選びの第一のポイントは「向いてないことをリストアップする」です。やりたいことだのやれることだのは後回しです。自己アピールも後回しです。まず自己分析の第一歩として「自分これは無理だわ」って分野を明確にしましょう。

やばいのは「よくわかんないけど自分ならやれそう」って根拠のない自信を持つことです。運よくぴったりはまればいいのですが、ろくな考察なしに飛び込んだ分野と言うのはだいたい厳しい。ガチで詳しい人たち、天性のセンスがある人たちにはかないませんから。少年漫画のようなチート的展開は実際にはおこりえません。

 

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 これを見極めそこなって失敗したのが自分です。以下のことすべてが向いてないのに、MRを選んでしまったんですよね。

  • コミュニケーション能力
  • 外勤
  • 自動車の運転
  • 立って待つこと
  • 長時間労働
  • 休日出勤

早く気づけよって話ですよね。学生の時点で自覚すべきでした。ところができなかった。学校やバイトの延長でどうにかなると思っていた。しかしそんな甘い世界じゃなかったんですよね。毎日の仕事でこれをやるのは厳しすぎた。つか自動車の運転怖すぎましたもん。チャリで営業したいくらいでした。

 

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 結局、内勤メインの薬局薬剤師で今のところは落ち着いています。在宅医療などで外勤が増えてきたらどうするか…考えどころではありますが…自動車が必要ない在宅の職場があればそれも検討中です。

単純な話で、海の魚が川に住めないように、人だってそれぞれ適材適所があるのです。ライオンは陸上では王者ですが海に叩き落せばあっという間に死ぬでしょう。そういうことです。自分はどのフィールドだと弱いのかを認識しなきゃいけません。

 

少なくとも、パソコンが大嫌いなのにプログラマーになろうとか、計算が大の苦手なのに経理になろうとか、そういうのが無理めなのは想像つくでしょう。自分からわざわざ苦手なことに首をつっこまないでもいいです。

 

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プロへの相談がおすすめ

就職活動は思ったようにはいきません。自己評価と社会からの評価が大きく異なりますし、それを確認することは難しいです。「お祈りメール」でそれを察してももう遅いです。内容ががたがたのESを送りまくってもダメです。だめなもんは何枚書いてもだめです。面接もそうです。そりゃ数をこなせばある程度形にはなりますが、ぶっちゃけ時間の無駄です。

若いころの苦労は買ってでもしろなんていいますが、正直楽したい。さっさと内定したい、残りの学生生活を有意義に過ごしたい。それは当然の感情じゃないですか?社会人になったら自由な生活なんて二度と得られないんですから。

 

おすすめするのは就活のプロに相談することです。自分で考え込むのではなく、専門家の力を借りるのです。

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昔から「餅は餅屋」「下手の考え休むに似たり」といいます。経験から学ぶことも多いのは確かですが、効率だって重要です。めまぐるしく世界が変わるこの時代ならなおさらのことです。

マンツーマンでESや面接の対策を練ってくれる、そんな就活サポートサービスを利用するのも手段です。お金もかかりません。プロの力を借りることは恥ずかしいことでもずるいことでもありません。自分の人生に必要であれば、躊躇なく利用すべきなんです。

 

自分だけ、友達だけでは道に迷ってしまうことがあります。特に就活には明確なゴールがありません。内定したからといって、そこがホワイト企業とも限らないし…焦って内定してもそこがベストとはいえないし…

就活に不安を覚える方、焦る方、相談できる人がいない方は、このようなサービスを使うといいです。自分だけで悩んでも良い答えがポンと出るとは限りません。不安なこともぜんぶ含めてプロに相談する。それは今後の人生の基本にもなります。

 

「自分でどうにかする」力とは別に「他人を頼る」力も、大人には必要です。就活を後悔なきものにできるよう、考えてみましょう。

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ワークライフバランス重視?

がんがん稼ぐよりも休日がちゃんと確保されてるほうがいい。そういう人もいるでしょう。正規社員ではなく派遣薬剤師やパートで週3日勤務とか。在宅勤務を利用するとか。最近はそんな働きかたも珍しくありません。わざわざ週5フルタイムじゃなくても生活できるほどお金を稼げるなら、それもいいのです。まあ派遣薬剤師の場合、それまでのスキルが重要視されますが…

 

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 あくまで個人的意見ですが、がむしゃらに働いて体壊すくらいなら、マイペースでゆっくりやっていったほうが中長期的にはグッドな気がします。心身タフを自称している人でも、トラブルやパワハラに巻き込まれたら普通に病みますし。どのみち年寄りになるまで働かないといけないなら、健康でい続けるに越したことはありません。

あと長時間労働で収入が増えたとしても、ストレスでそれ一気に使ってしまって±ゼロどころかなぜかマイナスになってしまったりするんですよね。あれ不思議ですけど。むしゃくしゃして外食したり高い服買ってしまったり。たいしてほしくないのに、疲れて判断基準狂ってるのかもしれません。そう思うと、心身の健康が一番優先すべきものと思いますよね。

 

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 なにを優先すべきは人それぞれですが、少なくともブラックにい続ける意味はありません。「成長」とかそういう言葉をうのみにしてはいけません。洗脳される前にそんなとこからは逃げるのが賢明でしょう。それこそ退職代行でもなんでも使って。

健康な心身はお金では引き換えられない財産です。これから何十年も働くにあたって、短期的な利益を優先すべきか、長い目で計算するかよく考えた方がいいでしょう。

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若いころの苦労は買ってでもしろなんていいますが、正直楽したい。さっさと内定したい、残りの学生生活を有意義に過ごしたい。それは当然の感情じゃないですか?社会人になったら自由な生活なんて二度と得られないんですから。

 

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昔から「餅は餅屋」「下手の考え休むに似たり」といいます。経験から学ぶことも多いのは確かですが、効率だって重要です。めまぐるしく世界が変わるこの時代ならなおさらのことです。

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自分だけ、友達だけでは道に迷ってしまうことがあります。特に就活には明確なゴールがありません。内定したからといって、そこがホワイト企業とも限らないし…焦って内定してもそこがベストとはいえないし…

就活に不安を覚える方、焦る方、相談できる人がいない方は、このようなサービスを使うといいです。自分だけで悩んでも良い答えがポンと出るとは限りません。不安なこともぜんぶ含めてプロに相談する。それは今後の人生の基本にもなります。

 

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親が裕福なら子供を薬学部に進学させられる。ただし卒業・薬剤師免許は?

子どもには生活に困ってほしくない、やりたいことをやってほしい。多くの親が望むところでしょう。路頭に倒れてみすぼらしく暮らす姿なんて見たくありません。子供の選ぶ道は尊重したいし、成功してほしい。よほど意地悪な親じゃない限りそう思うはずです。

生活を安定させたい、そう考えたうえでよく候補に出てくるが薬剤師と言う職業です。薬剤師の安定神話はかれこれ昭和の時代から根強くあるのではないでしょうか。古くは花嫁の嫁入り道具としても珍重されたようです。社会的地位もありつつ医師ほどきつくない専門職、というポジションの薬剤師は特に女性には好まれます。

しかしこの薬剤師、表のイメージと実際ではだいぶ剥離があります。というよりも薬剤師になる前の「薬学部」が問題なのです。

 

薬学部は金がかかる。親が裕福ならOK

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まず大きな問題は、薬学部は金がかかるということです。特に私立大学。入学金や年間の授業代を見ればわかることですが、ひっくりかえるほど高い。大学ってこんなにお金をかけて行くものなのか?!と驚きます。しかもストレートに進級・卒業できるとは限らないので、留年した場合はもちろん学費は上乗せされます。私立はふるい落としがすごいので、ストレートで卒業が実は難しいのです。

 

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 金がかかる?だったら借りたらいいじゃない!と奨学金を使う手段もあります。もちろん間違ってはいないのですが…奨学金は言い方を変えただけでただの借金です。卒業後はもちろん返済しなければなりません。特に利子つきタイプは借りた金額より更に高額になるのでもうめっちゃきつい。20年単位の返済とか気が遠くなります。

 

ここでのポイントは、裕福な親ならば金銭的な問題は解消されるということです。入学金が高かろうと何回留年しようと、払う金が親にあるのであれば困りません。貧乏家庭でそれをやると詰みますが、お金がありあまっている家庭であれば問題ありません。いくら学費がバカ高い私立大学であろうと、安心して通わせることができるのです。

 

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【受験勉強におすすめ】

薬学部に入学後が厳しいのは当然として、その前提の大学受験ももちろん大変です。その場しのぎの暗記ではやり過ごせないですし、日々こつこつと積み重ねないとライバルに打ち勝つことはできません。

高校3年間はびっくりするほど早いので、ちんたらしてるとあっという間に周りに差をつけられます。適切な勉強を繰り返していくのが、確実に薬学部に進むために重要です。

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卒業して薬剤師免許を取れるかは、子供の能力次第

しかし世の中そんなに甘くできていません。金の力だけで押し通せるほど専門職は雑魚ではない。数百万つぎこんで私立薬科大学に通わせてみても、成績が足りずに進級できないなんてザラですし、CBTやOSCEで進級できない、卒業試験に落ちる、国家試験を受けさせてもらえない、もちろん国家試験に落ちる、そんな例は腐るほどあります。

楽をしてゲートをくぐってはみたものの、執着地点はみんな一緒なわけです。そこでたらたらなめくさった態度で大学生活を送っていたら、そりゃあ進級もできないし単位も落とすし、卒業までたどりつけないのはわかりきっています。このへんは親の金ではどうにもならず、子供の能力に託すしかないのです。

 

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 このブログで何回も告げているのは「薬学部はしんどい」ということです。どんなに甘いことを囁く人たちが周りにいたとしても、「薬学部はしんどい」という言葉だけは頭のすみっこに置いておいてほしい。それくらいしんどいです。なのに軽い気持ちで入学する学生が多すぎる。

 

1日に何回「薬学部やめたい」と言ったか

私は卒業して薬剤師免許を持っていますが、それは結果論として良かったね、というだけで、万人にこれをおすすめすることはできません。だってめちゃくちゃきつかったから。周りの人間がばたばた倒れていくのを目にしていたから。

 

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 腹が立つことに薬学部がなぜだか6年制になり、地獄の期間が2年延びやがったわけです。学費も時間も1.5倍とか本当に許しがたいです。そのくせそれに見合った教育を受けたとはとても思えないので、私は正直6年制にいまだに懐疑的です。

で、この6年制の何がきついって、単に「学生期間が長くてつらい」んですよね。学生は社会人より責任もないし自由もきく、身軽な身分ではある。しかし「肩書、実績」はないわけです。たとえば6年の中盤で中退してしまったら「最終学歴は高卒」になるんです。24歳なのに。それってきつくないですか?5年半も死ぬ気でやってきても、最後までやり通さないと18歳のステータスに逆戻しになるんです。

そういう不安を6年間も抱えて過ごすというのは結構なストレスです。巧く行けば6年制卒業の薬剤師、下手を打つと最終学歴高卒…このギャップを小さいと考える人は少ないんじゃないでしょうか。

 

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これを乗り切るためのタフネスは最早金どうこうではありません。子供がどれだけ頑張れるかです。すぐにくじけて逃げるタイプではたいてい続けられないでしょう。どこのスパルタ道場だという話ですが、現に薬学部に安易に入って留年地獄に巻き込まれてる学生は大勢いるのです。入ったからには絶対出る、固い決意を6年間貫くべきです。

 

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中卒や高卒では薬剤師になれません。もう死ぬ気で勉強して、死ぬ気で進級して卒業するしかないのです。精神論は嫌いな私ですが、こればかりは小細工がきかないので、目の前のことをこなしていくしかありません。ズルして楽しようとしても、最後の国家試験ではじかれてしまいますからね。

私が薬剤師になれたのは根性でどうにかしたからです。もともとの能力の高い低いの問題ですらありません。それだけしんどいのです。

 

金があれば「入口」は簡単。出口は地獄

結論から言うと、親が裕福なら入学は容易です。高偏差値の国立大学なんて狙わなくていいです。金さえ積めば入れるどっかの私立薬科大学とかでもいいわけですから。「入学させる」ことは非常に容易です。

しかし、薬学部の最大の目的は「薬剤師免許」です。これを取るためのレベルは国立だろうと私立だろうと関係ありません。国家試験が突破できるほどのおつむを持たないとなりません。そうなるとどうなるか?入学後が勉強尽くしになるのは容易に想像つきますよね。

 

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 薬学部で楽な学年はあるのか?という問いには、個人的には「ないんじゃないかな…」って思います。なんか知らんけど常に勉強しててつらかったです。遊んだ記憶より勉強してた記憶の方がずっとずっと多い。これは薬学部である限りついてまわる問題で、結局勉強ができないのであれば薬学部なんて来るべきじゃないんです。

 

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お金でたいがいの物事は解決できますし、あるに越したことはありません。しかし大学を卒業し薬剤師免許を取る。これにかけては、裏口受験でもしないかぎり本当に子供の能力しだいです。軽い気持ちで入学させたけど10年たっても卒業できない…そんなのもリアルにあります。金を積めばいい問題じゃないんです。子供の能力が一番大切です。

 

薬学部は特殊な環境です。とりあえず通わせとけばなんとかなるでしょ、と甘いことを考えない方がいいです。

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薬学部が辛すぎてやめたいなら、退学後の進路をきっちり決めておこう

薬学部で苦しんでいる学生のみなさん。私もかつてそうでした。薬学部に入った自分の決断の甘さに絶望し、何度も親や友達、高校の先生に相談し、中退すべきか悩みました。結果として薬学部に残ることを選びましたが、その先は言わずもがな、苦しい困難の連続でした。

薬学部はとてもハードです。辞めたくなるのも当然だと思います。このブログにも「薬学部 やめたい」検索でやって来る方もいます。悩んでいる方はこの国にたくさんいるんだと思います。

ただ、安易に中退するのは危険です。まずよく考えてみましょう。

 

勉強したくないだけ、の理由でやめるのは考えよう

知り合いに薬学部2年で退学した人がいます。その人は声優になりたいという強い夢を持っており、退学してすぐに専門学校に進みました。今ではわりと名のしれたアニメ作品にも出演しているそうです。この人の場合、薬学部でずっと勉強しているだけでは声優の夢は叶えられなかったのではないでしょうか?夢を実現したい、その強いモチベーションが退学後の進路を輝かしいものにしたんだと思います。

 

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さて、あなたの場合はどうでしょうか?薬学部を辞めたい気持ちはよくわかりますが、私から言えることがあるとすれば「辞めたあと何をやりたいのか」がはっきりしていないまま辞めるのは危険だ、ということです。

よくブラック企業で働く人に対して嫌ならやめるべき、と言いますが、あれは心と身体が限界でとにかく休まなければならない黄色信号が出ているからです。それに会社のひとつふたつ辞めたところで大きな影響はありません。就活すればいいだけです。

 

しかし大学になると話は別です。中途半端な気持ちで辞めた挙げ句、引きこもりやニートになってしまった学生もたくさんいます。何もやりたいことがない、今更動き出すのもめんどくさい、そんなこと言ってるあいだに年をとって30オーバー、なんてのもざらにあります。

ただ勉強が苦しい、だけの理由でやめると、あとが大変になるかもしれません。

 

 

薬剤師になりたいなら、努力するしか無い

精神論になりますが、薬剤師になりたい、でも勉強がつらい、でも薬剤師になりたい…と思うのであれば、これはもう努力するしかありません。編入でレベルの低い薬学部に行ったところで最終地点は薬剤師国家試験なので、ココがダメなら永遠に免許なんて取れやしません。だったら、今いる場所で一所懸命頑張ったほうが早いと思いませんか?

薬学部は入学は簡単ですが最後がとても厳しいのです。でもそれを承知の上で入ったのでしょうから、薬剤師になりたいのなら、頑張るしかありません。それくらいの努力もできないで薬剤師になっても、その後の生涯研鑽なんて続くわけもありません。人の命のために働くんですからね。

 

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ちなみに私が薬学部に残る決断をしたのは、薬学部をわざわざ辞めてまでやりたいことが特になかったからです。でも薬剤師免許は魅力だったので取得したいと思った。他に勉強してみたい分野もありましたが、わざわざ今やる必然性はないと思った。大学は何歳からでも入れますからね。

結局勉強しまくるという原始的なやり方で進級していきました。こうなると一種の諦めが生じます。何かを得ようと思うなら何かを捨てなければならないのです。

 

辞めてまでやりたいこと、ありますか?

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ここを明確にしておかないと、退学後ダラダラと時間を過ごし、学歴もなければ職歴もないどうしようもない中年になります。人間は老いやすい生き物です。20歳ごろは体力も頭脳も無限のように思えますが、この頃と同じエネルギーを30歳以降で発揮するのはなかなか大変です。逆に言えば、若くてエネルギーのある時間をいかに有意義に使うかが今後の人生を決定するのです。

 

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なので、どうしても辞めたい場合には深く自己分析することを進めます。どの大学に行きたいか、他の学部で勉強したいのか、資格を取りたいのか、働きたいのか、お金をためたいのか、自分が人生で何を実現したいのか、よく考えてください。

よくあるのは、医学部に行きそびれて薬学部に流れた人が、未練を断ち切れずに医学部の再受験を行うケースです。薬剤師は医者の代わりにはなりませんからね。自分がどうしても捨てきれない夢があるのなら、それに挑戦すべきと思います。若さは力です。本当にやりたいことがあるなら、全力でぶつかっていくべきです。

 

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ただ単に薬学部の勉強が難しいからいや、楽をしたい、逃げたい…それだけの理由では、辞めたあとにずるずる怠けてしまう危険性があります。ネガティブな理由だけで逃げてしまうと、その先の人生を生きていくモチベーションがどうしても下がってしまうのです。なので、辞めるならば次にどうしたいかをちゃんとイメージしておいたほうが有利です。

 

退学するなら、決断は早いほうがいいのかも…

上の話と一致しないのかもしれませんが、「絶対やめたい」「やめたらこれをする」と決意しているのであれば、退学は早めにしたほうがいいです。6年の9月に突然やめて医学部の再受験を行った結果高卒ニートの人もいます…若さを溝に捨ててしまうのは非常にもったいないので、どうせ辞めることが確定してるなら、ずるずる在学しないほうがいいです。

友達や家族に相談してもいいでしょう。ただ、他人があなたの人生に責任をとってくれるわけではないので、最後に頼れるのはやはり自分の意思です。とにかく叶えたい夢、実現したい目標があるなら、周りの意見を振り切らなきゃいけないときもあります。他人のために生きてるわけではないので。

 

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やめたい…と漠然としか思っておらず、でもやりたいこともないのであれば、頑張って卒業・免許取得までこぎつけたほうがいいと思います。そこまで行けば、後の人生はなんとかなるので。今の世の中、いまだに学歴社会なので、高卒で働ける範囲が制限されることもあります。得られる学歴と免許はちゃんと得ましょう。

本当にやりたいことがあるなら、決断は早いほうがいいかもしれません。絶対卒業できない、と確信しているなら、無駄にしている時間はありません。

今日が一番若い日であり、夢を目指すなら早いうちに動くべきです。未来のことをしっかり考え、この先の進路に明確なビジョンが見えたら、新しい道に進むのもいいかもしれませんね。

 

 

 

【学費】子供が薬学部進学を志望するとき、親が覚悟すべきこと

子供もいつまでも子供じゃないので、将来なりたい職業について現実的に考えるようになります。小さい頃はサッカー選手とかお花屋さんとかyoutuberとか言ったりしますが、ある日突然「薬剤師になりたい」と言い出す子供もいるでしょう。現実を見るようになった証拠であり、成長の証でしょう。

親であれば子供の夢を応援したいのは当然のことです。子供が薬学部に進みたい、将来的に薬剤師になりたい、そう言っているのであれば、親として知っておくこと、やっておくことはたくさんあります。

 

子供は本当に薬剤師になりたいのか?

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このブログの他の記事を見ればわかっていただけるかと思うのですが、薬学部は本当にきつい学部です。学生生活が本当にしんどいんです。医歯薬に進む以上、つらい学生生活になるのは覚悟しておかなければならないし、想像より何倍も苦労します。メンタル病んでハゲるかもしれません。

 

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なんとなく薬剤師って稼げそうだし、楽そうだし、安定してそうだし、薬学部に行けばなんとかなりそうなんじゃない?と親子ともに思っているのであれば、悲劇の始まりなのでやめといたほうがいいです。入学したものの留年を繰り返し、疲れ果てて中退なんてことになりかねません。入学後のミスマッチが非常に多いのです。あと医学部志望崩れが薬学部にやってきて、いつまでたっても医学部への未練を捨てきれずゾンビ化する学生も非常に多いです。

 

こういう辛い現実を乗り切るには、勉強や努力は必要になるのですが、結局一番大きいウエイトを占めるのは高いモチベーションになると思っています。やる気が無いことって、人間がんばれないんですよね。興味がない、やりたくない、つまらない、そんなことを無理矢理やれと言われてもしんどいですよね。それを最低6年もやらないといけないのです。

優秀な学生ですら苦しむのに、モチベーションが低くダラダラやっているだけなら間違いなく詰みます。まずは進学前に「本当に薬学部に行きたいのか、絶対に薬剤師になりたいのか」の意思確認をすべきと思います。

 

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子供のメンタルケア

大学生活とは本来華やかなりしものなのかもしれませんが、薬学部にそれは通用しません。何日お風呂入ってないの?みたいな人が図書館の入口のベンチで寝ていたりします。家に帰るのがめんどくさいからずっと住み着いているのです。テスト期間中はホームレスみたいな学生が大量発生します。最初はぎょっとしますが徐々に見慣れてきます。薬学部にとってそれは日常茶飯事なのです。

 

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薬学部は辛く苦しい道。子供は知らずしらずにストレスを溜め込み、心身に異常をきたす場合があります。親は見てみぬふりはしておけないでしょう。日々の小さな変化を見逃さず、それとなく話しかけてみたり、悩んでることがあるなら聞き出してみるなり、子供が話したがってるようなら付き合ってあげたり、小さなことでもやってあげてください。

勉強についていけない、進級できない、卒業できないかもしれない…現実に一番苦しんでいるのは言わずもがなで子供本人です。本人の中では中退したいとか別の大学に行きたいとか考えているかもしれません。そういう心のもやもやに、親はできるだけ気づいてあげてください。薬学部生活は、親の想像よりもずっと苦しいのです。

 

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甘えるな、努力が足りない、もっと頑張れ…まあ間違いではないのですが、落ち込んでる学生には追い打ちにしかならないでしょう。どれだけ頑張っても本人のスペックではどうにもならないこともあるのです。もしかしたら人生始めての挫折かもしれません。高校まで順調で、薬学部も普通に合格できた人は特にそうです。

子供の苦しさに寄り添うことで学生生活が円滑になる場合もあります。もう大人だからと一切見放すのではなく、たまには心身の健康状態をチェックしてあげてください。

 

【受験勉強におすすめ】

薬学部に入学後が厳しいのは当然として、その前提の大学受験ももちろん大変です。その場しのぎの暗記ではやり過ごせないですし、日々こつこつと積み重ねないとライバルに打ち勝つことはできません。

高校3年間はびっくりするほど早いので、ちんたらしてるとあっという間に周りに差をつけられます。適切な勉強を繰り返していくのが、確実に薬学部に進むために重要です。

準備が早すぎて損をすることはありません。まずはスタディサプリで日ごろの学習を補完していくことから始めてみてはいかがでしょうか。

高校のころから適切な学習習慣を身に着けていけば、薬学部に進学後もスムーズな学生生活を送れます。

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お金で苦労しないようにさせてあげてほしい

私立大学なら年200万以上もざらですし、下宿学生なら生活費も必要です。アルバイトをする学生も多いですし、社会経験という意味で賛成ですが、そもそもの膨大な学費に関してはできるだけ親が助けてあげたほうがいいと思います。

 

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というのも、奨学金って要は借金ですよね。18歳にして数百万円の借金を抱えて、卒業後にちびちび返していく。まだ無利子ならいつ返してもいいのですが、有利子になるとホントしんどいです。早く返せば安く済みますけど、それだけのお金を新卒そこらで用意するのは厳しいですからね。

子供を借金持ちにさせるのは親の本意ではないでしょうし、奨学金がある状態での生活が心境的につらいのは容易に想像できるでしょう。高い学費ではありますが、できるだけ子供が苦労しないようにお金の工面をしてあげるのは親の役目ではないでしょうか。

 

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留学したい、とか言い出したらもっとお金が必要になりますしね。子供のアルバイトに合わせて、親も親で子供がやりたいことを支えてあげられるように、心配りがあると楽しい学生生活が送れるんじゃないでしょうか。

 

 

他人と比べない

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他の子はすいすいテストで高得点をとるし進級するのに…と比較しても仕方ありません。しんどいのは子供本人が一番感じています。努力ですべてが決まる世界ではないとはいえ、薬学部はやはり勉強しないと先に進めないし、万一ズルで乗り越えて来ても最後の薬剤師国家試験で詰みます。

子供は一所懸命現実と戦っています。他人から見たら小さなつまずきでも、本人には大事件なのです。どうか一喜一憂せず、下手に口出しをしすぎず、本人の歩みを大切にしてください。意志があれば、子供は勝手に自分の道を開いていきます。

 

入学後こそが戦いの始まり

大学受験さえ終われば大丈夫、なんてことは全くありえず、入学してからもっともっと険しい山が待ち構えています。同級生はいつのまにかいなくなりますし、先輩がいつのまにか後輩になりますし、なぜかずっと3年生の謎の学生もいます。

自分の子供が苦しい学生生活に陥ると、留年の繰り返し、中退、ひどくなると引きこもりやらニートやらになってしまうこともあります。子供を苦しめないのは本人のためであり、親のためでもあるのです。子供にはしっかりと独り立ちしてほしいですよね。

 

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タフな学生でもくじけること多数の6年間です。子供の様子をさりげなく観察し、なにか悩んでいないか、困っていることはないか、また子供が頑張っている様子であれば、背中をじっと見守ってあげる、お金の苦労をさせないようにしてあげる…親ならではの支援をするのが有効だと思います。

 

 

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薬学部の就活は楽。製薬会社の研究開発職は難しい?

薬学部生活も終盤に差し掛かると、就活なるものを嫌でもやることになります。とにかく勉強して進級するために必死な日々だったわけですが、今度はそれとは異質なチャレンジを行うことになります。薬学部の就活、それは大変なんでしょうか。

 

薬学部6年制での無い内定はほとんどない

結論からいうと薬学部の就活はとても楽です。希望が通るかどうかは別として、内定を得ることじたいは非常に楽です。内定なしの状態で卒業する学生なんてほぼいないんじゃないでしょうか。就活そのものをやってない場合なら仕方ありませんが、人並みに就活していればどこかの調剤薬局やドラッグストアには引っかかるはずです。

 

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私の周りでは、病院は希望が通らない人が結構いた記憶があります。人気の大病院とかになると、試験が難しかったりするので、適当な準備で受けるとあっさりはねられたりします。しかしまあ、薬局やドラッグストアであればどこにも受からないなんてことはそうそうありません。一昔前は薬剤師飽和のワーキングプアが叫ばれていましたが、現実はそれが起きることは遠そうです。薬剤師国家試験の難易度が上がり、クリアできる学生が決して多くはないのも起因するのでしょう。

 

製薬会社の研究開発はハードルが高い

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しかし就活がしんどいのは一般企業、しかも製薬企業です。さらに製薬会社になると本当に厳しい戦いになります。なんとなく実験が好きだから研究職になりたい、程度のイメージしかないと書類さえ通らないのもしばしばです。理系学生のハイスペックが集結し、その中のごく少数のみ合格する世界なのです。

知り合いは常に成績トップクラスの非常に優秀な学生だったのですが、製薬会社の研究職を志望してことごとく落とされたため、最終的にはMRに就職しました。あれほど聡明な人でも難しいのかと驚いた思い出です。

 

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ちなみに給与という意味ではMRは若くしてたくさんもらえるので、稼ぎたい人にはおすすめです。かなり精神的にも肉体的にもタフじゃないと続きませんが。

 

とにかく、研究・開発職は楽なものではありません。薬学部に限らず他の理系学部からも大勢志望しますし、国際学会や論文、留学経験がある学生もうじゃうじゃいます。そんな中で、適当なレベルの大学で適当な研究しかしていなければ話にならないのは確かです。旧帝大の博士クラスでようやく、といっても過剰ではないのかもしれません。

ちなみに開発職は研究よりは少しハードルが下がります。CROでのCRAならば学士クラスを募集している企業もありますし、CRAで新卒入社後に製薬会社の開発職に転職するケースもあります。

 

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どうしても製薬会社に入りたいというこだわりが無い場合は、CROも選択肢に入れてもいいかもしれませんね。

 

田舎の研究所から逃げ出した研究職

聞いた話ですが、都会育ちで大学まで首都圏で暮らしてきた学生が無事に製薬会社の研究職に内定したものの、研究所があまりにも田舎のためにホームシックになって辞めてしまったそうです。人間よりもイノシシやシカのほうが多い土地です。研究所は山やら森やらの中にある場合もあります。品川とか大都会にあるなら都会育ちでも問題ないのですが。

 

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住む場所は重要です。誰もいない田舎で友達もいない、心を許せる人がいない、家族もいない、遊ぶ場所もない、仕事や人間関係で悩みがある、などの問題があると徐々にストレスが増え、心身が苦しくなります。結果、あれほど望んだ研究職だったのに別の職種に異動希望を出したり退職してしまったりもあります。研究できるならどこだっていい、くらいの覚悟があるなら大丈夫ですが、実際、何年も勝手の知らない田舎で暮らすのはしんどいものです。特に都会でしか暮らしたことのない人は、あまりの不便さに発狂するでしょう。

やりたいことというのは、毎日続けられてこそ意味があります。日々の生活に苦しみを感じていては、一生の仕事にするのは難しいでしょう。

 

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プロへの相談がおすすめ

就職活動は思ったようにはいきません。自己評価と社会からの評価が大きく異なりますし、それを確認することは難しいです。「お祈りメール」でそれを察してももう遅いです。内容ががたがたのESを送りまくってもダメです。だめなもんは何枚書いてもだめです。面接もそうです。そりゃ数をこなせばある程度形にはなりますが、ぶっちゃけ時間の無駄です。

若いころの苦労は買ってでもしろなんていいますが、正直楽したい。さっさと内定したい、残りの学生生活を有意義に過ごしたい。それは当然の感情じゃないですか?社会人になったら自由な生活なんて二度と得られないんですから。

 

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自分だけ、友達だけでは道に迷ってしまうことがあります。特に就活には明確なゴールがありません。内定したからといって、そこがホワイト企業とも限らないし…焦って内定してもそこがベストとはいえないし…

就活に不安を覚える方、焦る方、相談できる人がいない方は、このようなサービスを使うといいです。自分だけで悩んでも良い答えがポンと出るとは限りません。不安なこともぜんぶ含めてプロに相談する。それは今後の人生の基本にもなります。

 

「自分でどうにかする」力とは別に「他人を頼る」力も、大人には必要です。就活を後悔なきものにできるよう、考えてみましょう。

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薬剤師を滑り止めにした上で、就活しよう

滑り止めというと嫌な言い方になりますが、薬学部の場合は製薬会社に惨敗しても結局薬剤師をやればいいのです。そう思うと他の学部よりもずっと気が楽でしょう。もちろんちゃんと国家試験に合格しないとなんの意味もありませんが。

 

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そもそも、自分はそこまで強い意志をもって研究したいのか?と自問自答するのも大切でしょう。なんとなく普段から実験してるからそういう仕事をしたい、くらいのマインドでしょうか?世界を変えるような新薬をつくって、病に苦しむ人達を救いたい、という熱意があるのでしょうか?

医薬品の開発はびっくりするほど高額のお金と、長い時間と、沢山の人を動かすものです。半端な意思しかない学生がその世界に入り込むことは非常に困難です。自分はどうして世の中に無数にある仕事の中で製薬会社の研究職になりたいのか、それをはっきりと伝えることができなければ、まず合格することは不可能です。

 

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よく就活は自己分析から始めよう、と言われますが、志望する業界がある場合はなぜそれじゃないといけないのか、就職したらどんなことを実現したいのか、就職先でどのように貢献できるのか、をきっちりと言語化してください。大量に志望者がいるなかで、あいまいなイメージしか持たずに就活してもエントリーシートさえ通りません。

非常に狭い門の中に入らなければならない覚悟をもって、本気で就活してください。

 

 

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【就職】薬学生は臨床実習で薬剤師になりたいか確認しよう【薬局・病院】

薬学部6年生活で一番長いめんどくさい行事といえば、実務実習です。OSCEやCBTをこなしてどうにか5年生に進級したかと思えば、長期にわたって臨床現場で実習を行い、薬剤師とはどういう仕事をするのかを経験します。

やるほうも迎える方もきわめてめんどくさい実習なのですが、カリキュラムなのでやるしかありません。薬剤師免許を取りたければ実習を無難に終わらせましょう。

 

必死でやる必要はない

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実習ですが、意識高く頑張る必要はありません。良い実習先に恵まれたのなら自主的に勉強していく気にもなるでしょうけど、そんなのやるモチベーションも出ないくらいひどい実習先なら、もうがんばるだけ萎えてしまいます。

相性どうこうではなく本当にどうしようもない実習先もあるので、そこにあたってしまったらもう「ご愁傷さま」というしかありません。耐え忍ぶだけの日々です。

 

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 たとえパワハラなどをされても、真に受けてはいけません。淡々と聞き流し、ボイスレコーダーなどに証拠を集めましょう。執拗に報告を続けていれば、実習先に選ばれなくなります。後輩のためにも、悪質な実習先を滅ぼすことは有益です。

 

人格否定のようなことを言われても真に受けて落ち込んではいけません。その人はあなたのことを何も知りません。幼稚な方法でしか教育できないのです。心をすり減らす暇があるなら勉強したり目の前の仕事に向き合う努力をしたりするほうが効率的です。

 

生真面目にがんばることもいいことですが、がんばりさえすればどうにかなるなんて、幻想です。

世の中には信じられないくずもいるし、努力なんかしなくてもうまくいく人もいるし、なんの罪もなくても不幸に襲われることもある。だから、がんばることだけに一所懸命になるのは危険です。適当が一番。

 

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薬剤師に向いているのか実習で確認する

調剤薬局や病院で実習することで、自分が薬剤師に向いているのかチェックしておきましょう。ちなみに自分は調剤が得意ではありません。指導薬剤師にもこっぴどく怒られて、遅い遅い遅い!ってねちねち言われました。ロボット薬局とかが増えてきたらピッキングの速さなんてどれだけ重視されるのかは結構謎なんですけどね…

あと立ち仕事なので、それが耐えられるかどうかも大事です。狭い薬局もしんどいですけど、大きな病院で病棟と薬剤部を往復するのもかなり足腰にきます。つらい、つらい…地味に体を使うので、それが向いていない人にはきついでしょう。

 

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 あと人間関係のめんどくささはどこに行ってもあるのですが、薬剤師のそれはちょっと特殊なので、よく確認しておきましょう。なぜかヒエラルキーを病院>薬局と勘違いしている薬剤師がそこそこいるようです。どっちだろうとどうでもいいんですけどね。地域の薬剤師勉強会とかでいがみあったり勝手にからまれたりすると心底どうでもいいというか、こんな小さい世界でガーガーとよく騒げるなと感心します。

 

あと、薬剤師に大きな理想や期待を持たないほうがいいでしょう。だいたいにおいて、理想を上回るようなものはありません。勝手に妄想して実物以上のイメージを抱いて、勝手にがっかりすることがほとんどです。薬剤師の世界だってそうです。6年薬剤師が増えてきたからといって業界が激変したかというとそんなこともありませんし、この先もすぐにはどうこうならないでしょう。学校で教わることなんて、実物の1割にも満たないうわつらだけです。

 

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やりがい搾取やきれいごとに気をつけろ

 あと、やりがいや理想で飯は食えないということは覚えておきましょう。いくら患者さんのためにとか医療のためにとか美しいスローガンをかかげたところで、自分の生活を犠牲にした仕事にはなんの意味もないと思っています。医療職なら自分を捧げるべき、みたいな精神も有害です。自分が一番大切なのはわかりきった話ですので、薬剤師の仕事のために自分の人生を投じるなんて現実性がありません。

 

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 当たり前ですけど人間が生きていくためにはお金と健康が必要です。この2つを失っても仕事をする、なんてのは頭がおかしいです。絶対にやってはいけません。生きていくことより優先すべきものがある人生なんておかしいです。

じゃんじゃん稼げってわけではありませんが、生活に支障ない程度の収入は必要です。そして夜勤などで健康がどんどん崩れていくのもきついです。女性だと生理周期がくずれたりして健康問題につながります。やれるならやればいいですけど、全員がやるべきとは思いません。

向いていることならやればいいですが、そうじゃない人が全員薬剤師をすべきかというと、そうでもないです。

 

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 薬剤師免許を取ったその先の人生を具体的に考える

免許をとったらおしまいではありませんし、薬剤師として就職すればゴールでもありません。ブラック職場で病むかもしりませんし、ほかにやりたいことが見つかるかもしれない。海外に住めば薬剤師資格なんて役に立ちませんし、専業主婦で社会に働きにいけなくなるかもしれない。人生は全員道別れていくものです。

だから考えるべきは、実習で「薬剤師に向いていそうか、やってみたいと思えるか」ってことと、薬剤師免許を取ったあとの自分の人生をどうするのか、ってことです。想像どおりにはいきませんが、かといって薬学部卒業が人生のゴールであるわけもないので、果たしてその先に「自分はどうしたいのか」を明確にすべきです。

 

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卒業すれば、免許を取れば、就職すれば、自分の人生はどうにかなる…流れに任せてればどうにかなる…そんなことはありえません。子供のころなら大人が人生のレールをお膳立てしてくれていましたが、大人は自分でどうにかしないといけません。薬剤師だからここに就職しなければならないってわけでもないし、薬剤師である前に人間なのですから、自分がどう生きたいのかが一番大切です。まあ、免許は確実に取得した方がいいですが。

 

実習は大きなチャンスです。現場で薬剤師の仕事を見ることで「この仕事をしたいか」「これからやっていけそうか」をイメージすることができます。また漠然としていた薬剤師のイメージをつくることができます。そこで尊敬する薬剤師に出会えるか、もう終わってる薬剤師にバッティングしてしまうのかは、運しだいですが…

 

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 厳しい指導を通り越したハラスメントや嫌がらせもあります。そういったものは絶対に回避しましょう。一昔前の根性論みたいな馬鹿なパワハラ脳は今では通用しないので、証拠を集めていくことが大切です。地道に日々をやり過ごしていくしかありません。

実情は決して明るいものじゃありませんし、6年も勉強してこんな状態なの?薬剤師ってこんなんなの?医師との格差ってこんなにあるの?は?ってなることはたくさんあると思います。とくに病院薬剤師ではこれでもかとヒエラルキーを感じますしね。

 

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 現実と違うことなんて山ほどありますが、あまり失望しすぎずに、淡々とやっていきましょう。そしてこの仕事は自分に向いているのかをよく確認して、今後の就活に活用していきましょう。

【中退多い】薬学部、失踪する学生多すぎる問題【勉強辛い、友達いない】

いつの間にか消えてしまい、そのまま音沙汰もない学生がいるのは大学あるあるです。高校まではなんとか卒業までこぎつける人がほとんどですが、大学は自由度が上がった反面、卒業前にどこかに消えていく人が非常に多い。

消えていく理由はポジティブなものもあるしネガティブもあります。それぞれの人生の問題なので他人が介入する必要もありません。しかし薬学部にいた時期にしみじみ思いました、本当にどんどん学生がいなくなる学部だと。

 

消えていく仮面浪人

よくあるのが仮面浪人で、最初だけ顔を出して翌年には本命の大学へ去っていくやつです。マンモス学部だったらどうでもいいんですけど、椅子が限られている国公立の薬学部でこれをやられるとイラっときますね。そういうのって医学部に行く前の踏み台として薬学に来て、ろくに出席もせずに籍だけ置いてあるタイプですから。こういうのは入学早々から「こんなとこ本命じゃない」オーラを出しているので、仲良くなるだけ時間の無駄かもしれません。本命に行けば前の学部のことなんてきれいさっぱり忘れてるでしょうし。

 

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 縁もゆかりもない仮面浪人が消えていくのはどうでもいいとして、身近な人がだんだん去っていくのは寂しいものがあります。1年に1回どころか半年に1回のペースでごそっと人がいなくなるんですから、入学時と最終学年でメンツが全然違う…そんなの当然です。

 

つらいのは友人が留年するケースです。やっぱり同学年だから仲良くできるというところは大きくて、年齢差があっても同級なら勝手に親しくなる、ってことはあります。逆にいうと学年が変わると「先輩」「後輩」にいやでもなってしまうので、お互いなんとなくタッチしづらくなり、自然消滅していくパターンです。進級する方も自分の勉強で必死ですので、留年した人の面倒なんて見てる暇ないし。

 

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留年する孤独感はやばい

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留年した学生から聞きましたが、やっぱり精神的にストレスが大きいとのことでした。まず「取り残された」ショックが非常に大きいので、それを引きずり続けると勉強にも気が入らなくなる。

そして後輩として見ていたやつらが同級になるので「見下されてる」ように感じる、だから積極的に親しくするのはプライドが許さない、だからどんどん孤立していく。もともとの同級生は忙しいので自分からコンタクトも取りづらくなる。

 

また休学で大学から遠ざかってしまうと「戻るのがめんどくさい」「つらい」となってしまうようです。そういえば知人で「休学期間中に世界一周する」と言い残してどこかに失踪してしまった人がいました。果たしてあの人は今どこにいるのでしょうか。休学すると風船のようにフワフワ浮かんでしまい、自分の生活の軸をさだめることが難しくなります。ひきとめてくれる人がいなくなります。

 

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ここで親や友人のように積極的に干渉してくれる存在があればましなのですが、意思が弱いとすーっと流れていってしまう。人間苦労はしたくない生き物なので、しんどいことが確定する留年生活なんてしたくないのです。

まして薬学部は卒業まで時間もかかるしお金もかかる、ストレスもかかる。そして「留年するほどしんどい」のなら、そもそも薬学部に向いていない可能性もあります。

 

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 勉強ばかり6年というだけでもしんどいのに留年してさらに時間もお金もかかるなんて普通に絶望します。そこまでやっても最後に薬剤師になれるとは限らないのですから。

 

もちろん中退も多い

気づいたらいなくなる人が沢山います…しばらくあの人見かけないなと思っていたら中退しています。それは決して珍しい光景ではありません。それだけシビアなのです。

執念の勝負になるので、向いてない人はひたすら自分を殺して勉強するしかありません。天性のセンスがある人は最低限の勉強で卒業までたどり着くでしょうが、そんな人は少数派でしょう。ほとんどの人は血反吐を吐いて勉強し、振り落とされないように必死にしがみついてどうにか進級します。

 

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いろいろあって足掛け10年かけて薬剤師になった人もいますが、みんなそのように粘り強いとは限りません。そもそも薬剤師じゃなくてもこの世界は生活できるようになっているので、わざわざ苦しい薬学部に意地でも通い続ける意味ってどれくらいあるのか?ってなるのです。

 

絶対に免許をとりたい、とらなければならない、そういう事情がある人ならしつこく在学し続けることができるでしょうけど、そもそも「なんとなく入ってみた」「簡単に卒業できると思っていた」「こんなに勉強がつらいとは思わなかった」ってタイプにはきついでしょう。友達もいないし。

 

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やっぱり人間モチベーションの生き物で、一緒に苦楽を共にしてくれる仲間がいるとどうにかなったりします。1人だけで困難と戦うのはどうにもつらいし、長続きしない。

大学生活、ぼっちは避けた方が良いです。苦しい時に助け合いできる関係の人がいると大きいですね。

 

 

意識の高い低いなんてどうでもいい、最後まで行けるかどうかだ

昔先輩薬剤師に言われていらっとした言葉なのですが「6年制のくせに意欲が足りない」「医療への貢献意識が足りない」「新時代の薬剤師としての責任を持ってほしい」です。どうでもいいです。好きで6年制に来たわけじゃなく、医療を変えたいから薬剤師になる、なんてはっきり言って甘いドリームですし、取った免許をどう使おうと、使うまいと、他人の意見なんて知ったことありません。 

 

意識の高さをこじらせてしまった結果怪しいセミナーなどにはまってしまい、薬学部を卒業できずにどっかに消えてしまい、変な団体にからめとられてしまった人もいます。はっきり言って無駄です。

薬学部にいる以上、意識が高い低いなんてどうでもよくて、薬剤師免許を取れた人間が勝ちです。意識の高さで飯が食えたらいいのですが、頭でっかちの口ばっかりなんて行き先が知れています。最低の目的である免許も取れないくせに「医療を変える」なんて寝言でしょう。

 

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 薬剤師なんてただの免許です。そのあとどう活動するかなんて個人の自由です。ミュージシャンになろうと漫画家になろうと製薬業界に行こうとそれ以外の世界に行こうと、まったく自由です。

6年制だから、どうたらこうたらなんてただのノイズでしかなく、自分の人生くらい自分で選んでいくしかありません。ただ、薬学部にいる以上、薬剤師免許はせめて取らなきゃいけません。

どんだけ言い訳しても免許取れなきゃ負けです。

 

思考停止してでも進め

留年してつらい学生もたくさんいるでしょう。友達もいないし講義にも興味持てないし、本当に薬学なんて勉強したいんだろうか?ほかにもっとやりたいことがあるんじゃないのか?そう考えることもたくさんあるでしょう。

 

私はあるときから思考停止しました。とにかく迷うのは卒業してからだ、今はとにかく勉強するしかない、そう言い聞かせて、ロボットのようにひたすら勉強しました。凡庸以下の脳みそでは、余計なことを入れるメモリなんて無かったのです。

 

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 そういう意味では留年はひとつのチャンスなのかもしれません。シビアな環境におかれてでも続けたいのか、それだけ自分の人生の貴重な時間を捧げる場所なのか、本当はもっとトライしてみたいことがあるのか、あるいは休みたいのか…世の中の「あたりまえ」を疑う機会です。

 

大卒が本当に偉いのか、資格職ってそんなにおいしいものなのか、自分の人生で実現したいものはなんなのか、それは先生や親が教えてくれるものじゃありません。いろんなことを自分で経験して、自分で決断していくものです。

 

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 もちろん一番いいのは失踪しない、留年しないことです。ただでさえ6年もかかるのですから、無駄な時間なんてないに越したことはありません。しかし、留年したもんはしかたありません。よく「人生で無駄なことなんて無い」って言いますが、あれが本当かどうかはわかりませんが、今の自分がどうしたらいいのか、落ち着いて考えたほうがいいでしょう。

 

ボーッとしてたら退場

なにも努力せずに卒業できるわけがありません。考えが甘すぎます。

知り合いを見ていると、留年を繰り返した人はやっぱり最終的にどこかに消えてしまいます。「留年ぐせ」みたいなのがつくともうキツイのでしょう。高校と違ってぼーっとしてても進級できるわけがありませんからね。お金もかかるし若い時間を怠惰に浪費してしまうし、どこかでストップしなければなりません。

 

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もう就職してしまうというのも手です。就職しながら次にやりたいことを考えていくのもありです。大学より広い「社会」に接することで、新しい発見があるのは確実です。お金がたまってやりたいことが明確になったら大学に入り直すのも良いでしょう。

 

失踪学生が多すぎる鬼のような学部、それが薬学部です。まわりに流されないように、最終地点まで走り抜けることを目指しましょう。頼れるものはなんでも頼って、まずはそもそも「留年しない」を目標として、地道に毎日勉強しましょう、それに尽きます。

卒業して免許をとる、それだけが薬学部の目標です。

 

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どれだけつらくても目の前の物事をこなしていかなければ進級もできないし、卒業もできません。免許がないのに卒業しても仕方ありません。やるしかないのです。そういう学部なんです。嫌ならやめたほうがいい、それも早いうちに。

近道や裏技などありません。強い覚悟をもって薬学部を乗り切るしかありません。

【辛すぎる】薬学部は忙しすぎる。学費も高いし本当にきつい【薬剤師免許の奴隷】

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社畜という言葉は皆さまご存知でしょう。

会社に体力、精神力を吸い取られ、自分の力で生きることを忘れ、会社に人生の主導権を完全に握られてしまった人たちのことです。

これは会社員に限った言葉ですが、何も会社員だけがこのような状態に陥るとは限りません。

個人的には、大学生でも社畜に似たような環境に落ちてしまうことがあると思っています。

それは「学畜」。

大学に生活のすべてを搾取され、自分で自分の人生を生きる力を失ってしまった若者たちのことです。

学畜だって大変です。生きることに大変です。

とくに、薬学部は学畜の代表です。

薬学部は学畜を育てる学部といってもおかしくないです。

薬学部で生きることは、厳しいことです。

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【つらすぎ】薬学部をやめたいと思った瞬間ベスト5【地獄を乗り切る】

私はぽんこつ薬剤師です。謙遜でも自虐でもなく、ネタじゃなく自分はぽんこつです。はっきり言ってよく薬学部を卒業して免許を取ることができたと、昔の自分を褒めてあげたくなります。

そんな私の学生生活ですが華々しいキャンパスライフ…ではなくもちろん辛酸をなめる苦しい日々の連続でした。大学は人生の夏休みなんてあれは嘘です。少なくとも薬学部ではそんな言葉は通用しません。苦しい苦しい6年間でした。

そんな薬学部生活ですが、じゃあ何がそんなにしんどかったのか?無数の思い出の中で5つをピックアップしてみます。

 

5位 周りの優秀さに絶望する

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仮にも高校まではわりと成績が良い部類だったので、自信があったんですよね。薬学部でもなんとかなるだろう、だってこれまでの18年間成績がよかったんだから。

ところが薬学部に入ると自分より頭のいい人がごろごろいる。講義についていけないのは自分だけのような気がする。質問したくてもわからないところがわからなくなる。置いていかれている感がはんぱない。この中で一番アホなの自分じゃない?と思わざるをえない。

 

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 あれ、この調子だと私詰まない?この人達に食らいついていかないと卒業できないんだったら、このままだと私中退まっしぐら?気づいてしまったその日から私のキャンパスライフは終わりを告げました。デフォルトで頭がいい人が多すぎるので、自分が相対的にめちゃくちゃアホになるので自信を失っていきます。

 

4位 研究室生活がしんどい

学生生活の後半は研究室に所属し卒論を書くべく実験の日々です。もちろんのこと私は実験が下手くそで、ろくに成果も出ないったらありゃしない。人より時間をかけたって何もうまくいかない。それで上から色々言われるのもしんどかったし、同期がどんどん研究を進めるのも不安だった。

そもそもの話、研究に興味がないんです。卒業するためだけにやってるので、やろうというモチベーションが湧いてこない。その時点で温度差があるんですよね。理系学生なら研究に興味がある人も多いでしょうけど、わたしは該当しませんでした。とにかくしんどい。なんでお金と時間をかけてこんなことしなきゃいけないの?私の実験が誰の役に立つの?そんな事を考えながら鬱々と実験していました。

今思えば実験が必要ない研究室に行けばよかったのかもしれません。動物実験とかマジめんどくさいし…

 

 

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理系なら実験が好きな人も多いでしょう。それなら研究にネガティブにならないかと思いますが、私は実験が本当に興味がなかったので、しんどい日々でした。

 

3位 青春してる大学生を見たとき

腸が煮えくり返るくらいムカつく思いをしたこともあります。同じ大学生なのにこちらは奴隷のように勉強していてあっちは当然のように遊んでいるわけです。ろくな勉強もしてないくせに、いっちょまえに大学生ヅラしてるわけです。そんな人の話を聞くとほんと怒りやら落ち込みやら後悔やらが止まらなくて、よその学部に行けばもっと人生楽しかったのかなと思わざるを得ません。

 

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 ここで薬学そのものに強い関心があり、周りがどうであれ自分は薬学をやりたいんだ!という人なら問題なかったのかもしれません。しかし自分は全然そんなことなく、免許がほしいためだけに入学したので、未練タラタラだったわけです。私の人生この道を選んで本当に良かったんだろうか?と言う思いは卒業までついて回りました。

苦しいことばかりです。

 

2位 実習で薬剤師の現実を見たとき

これは実習先にもよるのでガチャ運がよかったら関係ないと思います。私は「うわああああ」となったので、卒業後の自分にいっさいのドリームを描くことができなくなりました。MRを目指すのもこれがきっかけでした。学生へのパワハラが平気で横行していましたし、「この実習3ヶ月もする意味ある?」「医学部と形だけ並ぶためだけの実習なんじゃないの?」と疑念を抱えながらの実習でした。

 

 

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 この頃になると5年生なので腹もくくれてやめたいまではいかなかったですけど、それでも気持ちが曇りました。実習を経ることで薬剤師になりたい思いが強くなるのかと思いきや自分の場合は逆となってしまいました。こればかりは運ですね…

 

1位 単位を落としたとき

えっ卒業できんくない?つか留年?というかちゃんとテスト受けたのになんで落ちてんの?そんなにひどかった?

単位を落とすと絶望がやばいです。留年すると知り合いが激減するのでずるずる留年を繰り返して謎の人になってしまうのがよくあるルートです。なのでできるだけストレートで卒業したいものですが…

 

 

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 大学は高校と違って先生がうまく手を回してくれるわけでもなく、単位を取りたいのならば自分で勉強してハードルを超えるしかありません。自己管理が重要となるわけです。そして自分ひとりだけだと病んでしまうので、周りの人とちゃんとコミュニケーションをとっておくのをおすすめします。大学は情報戦です。

 

 

楽だったなんて死んでも言えない

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しんどいことを承知で入学したのですが、それにしても想像以上にきつかったです。高校まではなんとかなってたのに、なんとかならないことばかり。つまずいてばかりで自分が本当にバカに思えてつらいし、こんな日々が永遠に続くように思えて、先が心配で仕方ありませんでした。ある時からシャットダウンして、未来のことをわざと考えないようになりましたが…

思えばつらいことばかりの薬学部でした。もう一回同じことをやれと言われたら絶対やりません。何も知らない子供だからできたんだと思います。でも入学してしまったからにはもったいないので免許を取るまでやりきるのをおすすめします。

半端な気持ちでやると詰みますので、覚悟していきましょう。

薬剤師か最終学歴高卒か。無慈悲な薬学部生活【進学】

薬学部が険しい世界であることはこのブログで何度も何度も述べています。なんでこんなに口うるさく言っているかというと、わたしのようにたいした覚悟もなく入学して死ぬ目にあう学生を減らしたいからです。薬学部は自動的に卒業できるラクな世界ではない。それをちゃんと助言してくれる大人は少ない。だから重々覚悟して腹を括ってから戦いに挑んでほしいのです。

 

で、勉強じたいもしんどいんですけど他にもきついことがあります。

最終結果が極端

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たとえば理系学部を出て修士に進んだ場合、もしなんらかの事情で中退したとしても学部卒の肩書きは残ります。4年間在学した証拠はちゃんと経歴書に書けるわけです。

 

ところがこれが薬学部になると話は変わります。6年かけて卒業してはじめて6年学士として認定されます。つまりそこまでは肩書きはないのです。もし五年生で中退とかしたら最終学歴は高卒になる。十八の頃から何も変わらない結果になります。これ、しんどいです。

 

薬学部の人間の最終末路は薬剤師、六年学士、高卒になります。この差は残酷ではないでしょうか。かたや国家資格をゲットして食いはぐれない安定生活を手にしているのに、5年や6年でやめてしまおうものなら高卒となんにも変わらないわけです。むしろ高卒は18から働いてるわけですから大幅なキャリア差があります。この現実を受け止めるのは非常につらい。

 

中退や転部、転学は低学年のうちにしといたほうがいいのはこのためです。卒業ギリギリで中退とか泣くに泣けません。なにしにこの長い年月つらい思いしてきたのか?貴重な若さを勉強に投じてきたのか?方向転換するならもっと早くても良かったんじゃないのか?

 

 

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後悔しても遅いです。薬学部を去った時あなたには高卒の肩書きしか残らないのです。

 

覚悟があってもつらい

人によりますが、社会人になってからよりも大学生のころがしんどいのかもしれません。私はいつ卒業できるのかわからんプレッシャーに常に苦しめられてきたので、免許を取ったときやっと終わった〜!!ってなりました。今でこそ笑い話ですが、当時はほんとに辛かったですからね。逆境を楽しめる人もいるでしょうけど、わたしはそういうタイプではなかった。

 

ミスマッチでつらい思いをするのは自分。安易に道を選んで苦労したあげく、病んで道半ばにして去るなんてあまりにもったいなくないですか。

ほんとはやりたかったこと、進みたかった道を全部あきらめて黙々と勉強したのにそれでも卒業できなかった悔しさ。そういう学生を山のように見てきました。とてももったいないことではないでしょうか。

 

 

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ついでに言うなら薬学部はお金がかかります。6年も通うので単純計算で4年制の1.5倍ですよね。これが私立の薬学部になると1000万円はゆうに越えます。学ぶのに本当にお金がかかるし、シビアな状況なのです。

 

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ちょっとお勉強ができるから安易に薬学部に…はあまりおすすめしません。理系がほんとは苦手だったり興味がなかったりするとほんと困ります。まあ私のことなんですけどね。

 

こういう人は薬学部に向いている

勉強好き

一にも二にも勉強しないとならないので、それに文句言ってたら始まりません。勉強するのがイヤなら他所に行ったほうがいい。遊びながら学生生活過ごしたいなら絶対こっちにこないほうがいい。

高校よりさらにきつい勉強生活が6年間待っています。受験程度でビービー言ってたらほんと話になりません。

 

ストレス耐性がある

病む人が多い。肉体的にもですけどメンタルにくる人も多い。とくに一人暮らししている学生はどんどん自分で思い詰めて苦しんでしまうケースが多い。

自分の想像以上にストレスは蓄積していて、若いうちは無視できてもだんだん表に出てきます。あまりまじめに考えすぎず、友達と笑い飛ばせるくらいのしなやかさがあるほうが長期的に有利です。

 

諦めない

ほんとに諦めやすい人は損をする世界です。解答用紙のすみっこに嘆願文を書く勢いで土下座まわりして単位をゲットした人もいます。謙虚ぶってもいいことありません。貪欲にしがみつかないと周りに置いていかれます。

わたし自身何回ももう辞めてやるこんな学部と思いましたが、さりとて他のどこに行くのか考えるのが面倒で、薬学部に固執することにしました。ただ、それくらい粘着的じゃないと続かないのかもしれません。

 

 

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卒業できずに地縛霊と化す学生が多くいるのは医歯薬あるあるかもしれません。そして自分はそうならないと過信しないことです。高校まではあなたは非常に優秀だったかもしれませんが大学でもそうとは限りません。生き残り方が違うので、コミュ力が高く情報網を広く持つ人間がサバイブできることもあります。

 

なんにせよ、最終学歴が高卒になるのはもったいなくありませんか?あんなに勉強して頑張って過ごしてきたのに、6年間をまっとうできなかったばかりにそれまでの年月を無駄にしてしまうのはあまりにもつらい。そういうリスクがあるのもふまえて進路を選んだほうがいい。とくにこれからの世の中、ウィズコロナ時代は何が起こるかわかりません。今よりさらに卒業しにくい事態になるのかもしれない。

 

 

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どんな世の中でも進路は迷うものです。悔いなく選択してください。

【新卒薬剤師】薬学部の就活は楽だけど…就職先の口コミはしっかり調べておこう【病院・薬局】

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薬剤師というものは離職率、転職率の高い職業です。

ほかの職業と比べて流動性が高いです。

やはり免許を持っている身だからというのか、「別にここで一生働くわけじゃないし」と思っている人が大多数なのでしょう。

多くの人が簡単に就職し、簡単に転職していきます。

しかし、いくら薬剤師だからとはいえ、ころころ転職していては履歴書にも傷がつきますし、転職市場で評価されづらくなります。

自分が働く場所くらいはしっかり自分でリサーチしておかないと、あとで困るのも自分自身です。

転職する前、もちろん就職する前にも、世の中にはどんな仕事があるんだろう?と知っておくことは非常に重要です。

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【病院・薬局】清潔な薬剤師として必要な身だしなみ【OSCE/実習】

薬剤師は医療職です。

人の命に係わる「医薬品」を取り扱う仕事です。

その辺のレジ打ちとは責任が違います。

違う薬を出してしまっては大変な事故になりますし、患者さんの生死を左右します。

常に緊張感を保って動かなければ、医療従事者としての信頼を失ってしまいます。

薬剤師は専門職ですが、接客業でもあります。

患者さんに「こいつはだめだ」と判断されてしまっては、職場の経営にも関わります。

薬剤師として病院なり調剤薬局なりで働く以上、患者さんから信頼される存在であることは絶対条件です。

そしてそのためには「身だしなみ」も重要事項となってきます。

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【学費】薬学部に進学して薬剤師になりたい高校生が知るべきこと5【勉強大変】

一昔前は薬剤師過剰飽和でワーキングプアになるとか散々ささやかれていたのですが、結局のところそれは実現せず、相変わらず薬剤師は需要のある職業です。安定した仕事というイメージも保たれているので、今の中高生が目指すことも多いかと思います。このコロナ時代、どんなことが起きるかなんて誰も想像できない世界、専門のスキルを持って生きていくのが有利なのは事実でしょう。何も免許や資格を持たないよりは良いはずです。

しかし、薬剤師は薬学部を卒業しないとなれない職業。薬剤師を目指す前に、高校生、そしてそのご家族が知っておくべきことがいくつかあります。

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社会人からの薬学部入学。薬剤師になりたいならプライドは捨てろ

社会人生活が長いと、いつしか勘違いに似た感情を抱くようになります。それは社会を長く経験した自分は学生(若者)よりも格上であり、若い者を率いていかなければならない、ともすればなめられてはならない、というプライドめいたものです。

もちろんすべての人がこのような思いを抱くわけではありませんが、いわゆる「社会人」として長く過ごしていると、学生時代と異なるマインドになっていきます。それは悪いことではありません。社会で過ごすには問題ありません。

しかし大学という特殊な環境ではいかがでしょうか?郷に入っては郷に従え、昔からそういいますが、社会人で大学、それも薬学部に入学した人には何が必要となってくるでしょうか。

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