薬学部5年生の春から始まる実務実習。
とうとう薬剤師の卵として医療現場を経験するようになります。
楽しいこともありますが大変なことも多いです。
特によく聞くのがトラブルです。
パワーハラスメントやセクシャルハラスメントは薬学部の実務実習にはつきもの、といっては言いすぎですが、よく耳にする事例です。
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人格を疑うような言動を浴びせかける指導薬剤師は、指導者としての器を疑いますが、その一方で、学生側の問題が否定できないことはあります。
ずっと薬学部という狭い世界で生きている学生にとっては、いきなり職場に放り出されるわけですから、そのギャップでトラブルを生み出してしまうことがままあるのです。
実務実習でトラブルを起こさないために、最低限気を付けることを以下に書きました。
実習先で邪魔者扱いされないよう、当たり前のことですが、マナーを身につけましょう。
清潔感を忘れない
髪の毛をしっかりと縛る、白衣をしわくちゃにしたり汚したりしない。濃すぎる化粧をしない。ネイルをしない。アクセサリーをごちゃごちゃつけない。ミニスカートなど過激な服装をしない。汚れた靴を履かないようにする。髪の毛は汚いプリン染めなどにしない。お風呂にはしっかり毎日入る。最低限のスキンケアはする。髭はそる。
一見最低限のことですが、「生理的に無理」と言われてしまっては薬剤師として終わりです。
近寄りたくないルックスをしては薬剤師失格です。常に清潔感を忘れないルックスを保ちましょう。
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大学をうろうろするぶんなら適当な格好でもかまわないのですが一応仕事場ですし患者さんと接するわけですから…無難なよそおいをすべきです。
ここで清潔感を意識した服装が身につけば、実習後の就活にも役立ちます。
敬語を使う
当たり前ですが学校ではないのでため口を使わないようにしましょう。
最低限の敬語は使えるようにしましょう。
指導薬剤師に対してはもちろん、患者さんにも失礼な口を聞かないようにしましょう。
「~~させていただく」「~~いたしました」「~~でございます」など、最低限の敬語は使えるようにしておきましょう。
日頃の生活では使わないので最初はなじめないかもしれませんが、徐々に使えるようになります。ビジネスマナーの本などを読んで勉強しておくのもいいでしょう。
ささいなことですが、ことばの使い方ひとつで相手を不愉快にさせてしまうのです。
マナーを身につけましょう。
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最初は慣れませんが何回も使ううちに身につきます。敬語やマナーの本を読んでおくのもいいでしょう。自分で勉強しておかないと、誰も別に教えてくれたりしないので。
あいさつをする
コミュニケーションの基本はあいさつです。
実習先の人にはちゃんと毎日あいさつしましょう。
無視や知らんぷりは論外です。
大人としてあいさつは最低限のマナーです。
たまにあいさつをしてこない薬剤師もいますが、それは向こうの人格が悪いだけです。
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好き嫌いにかかわらず、仕事でかかわる人にはちゃんと毎日あいさつしましょう。
雑談が苦手な人であっても、あいさつだけはちゃんとしておくようにしましょう。
あいさつすることで会話の糸口をつかめることがあります。
患者さんにもちゃんと「こんにちは」や「お大事に」という声掛けができるようにしておきましょう。
あいさつができない薬剤師は、薬剤師である前に、人間としてダメです。
本当に当たり前のことですが、これが守れない学生が多いのが現状です。
当然のことをしっかりとやれるのが、結局成功への近道なのです。
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実習中、すべての人をシカトする学生がいましたがそれはいくらなんでもアウトでしょう。学生どうこうというより、人として無理です。
実習中の方は以上のことに注意してください。
薬の知識以上に大事なのは、人としてのふるまいです。