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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

薬剤師の転職は悪いことなのだろうか?

転職

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転職というものに皆様はどのようなイメージをお持ちでしょうか。

年代や職種によってイメージは変わると思います。

ネガティブ、ポジティブ、両方のイメージを持っている人がいてもおかしくないと思います。

年齢を重ねてからの転職はハイリスクですし、かといって新卒ですぐに転職してしまうのは我慢が足りないと言われてしまう場合もありますし…

薬剤師は比較的転職が多い職業です。

病院勤務薬剤師の80%は3年以内に離職(転職含む)するといわれています。

病院薬剤師の労働環境が厳しいという背景もありますが、薬剤師そのものが転職しやすい職業ということもあるのでしょう。

すぐに転職するのはもったいない。ではその「すぐ」っていつ?

これは難しい問題だと思います。

個人的には1~2年ですぐに転職しちゃうのはもったいないかなあって思っています。

スキルや経験というのはどうしても即時的に得られるものではありませんので。

すぐに「あ、ここ合わないわ」って感じられるセンスの鋭さはある意味評価するものがありますが…「ここじゃなく別の場所に行きたい。行くのだとしたらこういう場所がいい」と、次の職場のビジョンが明確になっていない限りは安易な転職は避けたほうがいいんじゃないでしょうか。

特に「仕事が面白くないから転職したい」という人は若い年代に多く見られますが、もったいないなあと思います。仕事が面白いかどうかなんて、最初の数年で見極められるもんではないのではないか、と思います。そういう私も若輩者なんですけどね。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

「次にどうしたいか」が明確ではなく、ただ単に「働くことがいやだ」「現状がつまらない」それだけの理由で転職に踏み出すのは少し戦略性に欠けるかなって思います。新しい職場がつまらない可能性だって十分ありますしね。

あと、あまりにも仕事に行きたくない、働きたくない、と思う場合はうつ病などのメンタルヘルスの発症を疑ったほうがいいです。激務の環境にさらされ続けているとそのようなリスクが高まりますので注意してくださいね。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

攻めの転職であれば積極的に検討すべき

逃げの転職は何も生み出しません。

ただ単にいやなことから逃げたいから仕事をやめたい、それでは子供のダダコネと同じです。

体を壊した、ライフイベントがあったなどの事情があるのなら別ですが…少し気に入らないことがあったからと言ってすぐに職場を転々としていてはきりがありません。新しい職場だって気に入らないことがあるかもしれませんしね。

個人的には、「逃げるだけの転職」であればネガティブな印象ばかりがつきまといます。しかし、新しいキャリアを切り開くための「攻めの転職」であれば、今後の人生を開拓する手段として活用する価値があるのではないでしょうか。

「もっとこういう仕事をやりたいのに今の職場では実現させてもらえない」「もっと年収を上げたい」「今のライフスタイルにより適応した職場に移りたい」「趣味と仕事の両立を実現したい」…転職後のビジョンを明確にしたうえでの転職であれば、成功率は高まります。

私は何もキャリアアップのための転職だけがポジティブにとらえられるべき、とは思っていません。人間生きていれば体を壊すこともありますし、想定外の事態に出くわすこともあります。そういったときに今の自分に一番フィットした無理のない働き方を探すことは「攻めの転職」としてもっと重要視されていいと思います。

繰り返しますが、「いやなことから逃げるだけ」「逃げた後の計画性がゼロ」の転職では失敗する確率は上がります。やはり転職は人生の重要事項ですので真剣に考えるべきですし、専門家と十分な相談をしたうえで決定するのが望ましいです。

安易に今の道から逃げることは良くありませんが、自分の中で明確な進路像がある場合は、職場を変えるという選択肢もありだと思います。要は、自分の人生像にふさわしい働き方を目指しての転職をしたほうが、後の満足度が高まるということです。ただ単に「今の薬局、むかつくおばさんがパートしてるから行きたくない!違うとこ行く!」という安易な動機で転職しただけでは、1年後、別のおばさんにむかついてさらに転職する未来へつながってしまいます。

自分の人生のドライバーは自分です。

どのような働き方をしたいのか、生き方をしたいのか。

それを十分イメージし、慎重に職場を選択することは、薬剤師として生きる上でとても重要なことです。