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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

「世界に一つだけの花」購入など。SMAP解散阻止のファン運動の意味がよくわからない

雑記

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よくわからないことがあります。

国民的アイドルグループ、SMAPの解散についてです。

今年1月の時点で解散騒動があったので、8月14日の「今年いっぱいで解散する」宣言についてもある程度「ああ、そうなんだろうな」と余裕を持って受け止めることができました。

 

私はSMAPの特別のファンではありません。コンサートにも行ったことがありません。

 

だけど自分の幼稚園のころからテレビに映っていて、自分の人生のかたわらには、必ずSMAPの誰かがいました。小学校の頃は「キンキキッズSMAPどっちが好き?」なんてクラスの女子で話題になりましたし、中学校の頃は「世界に一つだけの花」をコンクールで歌ったりしました。冬季オリンピックのテーマソングには「トライアングル」が採用されていて、競技を見るたびにその曲が流れていました。

 

私の人生の各場面には、いつもSMAPがさりげなくいました。そんなSMAPが、来年からはもういなくなってしまう。そう思うととても寂しい気分です。「平成」を象徴するアイドルといってもいいSMAP。彼らがいなくなってしまうのはとても残念です。

ファンの「SMAP解散阻止運動」

SMAP解散を受けて、ファンの解散阻止運動があるようです。

具体的には、署名を集めたり、「世界に一つだけの花」をはじめとしたSMAPのCDを購入するなどの行為です。

みなさん大好きなアイドル「SMAP」の解散を防ぐために、ありとあらゆる手段を講じて実践されているようです。

 

この気持ちは私はよくわかります。

私もSMAPではありませんがとても好きなグループがありますので、彼らが解散すると言ったら「解散しないで!」と思ってしまうでしょう。解散を防ぐ手段があるのであれば、必死でそれを行使しようとするでしょう。ファンのどなたかが「解散を防ぐために署名をしよう」と声を挙げていたとしたら、私もそれに参加するでしょう。

 

ファンにとって、好きなグループというのは人生にも匹敵するほど存在の重いものです。解散がファンに与える心理的ダメージというのは、他人が想像するよりもはるかに大きいものです。「そんなことで落ち込むなよ」と他人が軽々しく言ってはならないものだと私は思います。

 

ただ、少しよくわからない点があるのです。それは「人間関係の悪化による解散なのに、解散阻止を目指していいのか?」ということです。

 

不仲の人たちを引き留めて、グループが成立するのか?

たとえばこれが「事務所のイザコザに巻き込まれて強制的に解散する」「メンバーはグループ活動を継続したいのに散り散りにならざるをえない」のであれば、わかります。

 

ファンは「グループの味方になって、事務所と闘う!」という姿勢をとるでしょうし、それにあわせて「解散阻止署名」などの行動をとるでしょう。メンバー本人にはグループ活動したい意思があるにもかかわらず、事務所の都合でグループ存続が許されなくなってしまった、ということであるのならば、ファンが声を出すことは重要でしょう。「こんなにもファンはグループを必要としているのだから、このグループは解散させるべきではない」と事務所が判断する可能性は高くなるでしょう。

 

しかし、今回のSMAP解散は、上記のケースではありませんよね。

報道されている情報を見る限りでは「育ての親についていく」派と「所属事務所についていく」派でメンバーの分裂が起きてしまい、メンバーの人間関係に修復困難な亀裂が入ってしまった、というのが実情のようですよね。

 

このようなケースでも、ファンというのは、グループを存続してほしいと思うのでしょうか?

他ならないメンバーが「このメンバーでグループ活動をしたくない。活動休止発表するくらいなら解散する」という意見を持っているのに、それに対して、ファンは「お願いだからメンバー同士一致団結して!仲直りしてSMAPを復活させて!昔のように仲良く活動して!」と主張するのでしょうか?

 

上記のような主張は、メンバーのことを思って、というよりは「グループ活動を見て楽しみたいファンの一方的な心理」から基づくものでしょう。そりゃファンは消費者ですから、グループ活動に対してお金を払って、時間を費やして、楽しむ権利があります。SMAPだってエンターテイナーですから「ファンを楽しませる」ことが仕事ですし、その点については5人とも一切の怠りがないプロの集団です。

 

そんなSMAPのメンバーが「もうSMAPでいたくない」と言っているのに、ファンが「SMAPでいてほしい」と主張するのは、ファン心理としては、少し共感しかねます。

このような人たちは、SMAPがファンの前でだけはニコニコして、カメラの裏では殺るか殺られるかの一触即発状態の活動を継続してもいいと思っているのでしょうか。自分たちの前でだけはアイドルでいてくれたらそれでいいと思うのでしょうか。それゆえにメンバーの関係が最悪になったり、メンバーの人生がぼろぼろになってしまっても構わないと思っているのでしょうか。

 

どうもこのへんのことが、私にはよくわかりません。「とにかく解散しないでほしい」というのは自分本位の主張のように思えます。本当にそのグループのことが好きなのであれば、あんなに人間関係がぼろぼろになった現状を見てもなお、SMAPを継続してほしいと思うのでしょうか。

 

無理やり「アイドルでいさせる」ことがファンの目的なのだろうか

SMAP解散阻止運動を見ていると、ファンの方がどのような心理なのか私には想像できない部分が多々あります。SMAPメンバーが「SMAPでいたい」という意思を持っているのに、事務所の都合でやむなく解散に追い込まれてしまった…という背景であるのならば、ファンが声をあげるのはよくわかります。「グループの味方」をするのはファンの心理としてよくわかります。

 

しかし、メンバー本人が「もうSMAPとして活動したくない」と言っているにも関わらず、「SMAPのままでいて。解散しないで」と主張し、署名やCD購入に励んでいる方というのは、いったい誰と、何と闘っているのでしょうか?

「解散したい」というメンバーと闘っているのでしょうか?「考え直して!まだまだSMAPできるよ!私たちはSMAPがいないとだめなんだよ!だから私たちのためにSMAPをやって!!」と主張しているのでしょうか?

 

あそこまで人間関係に亀裂が入った5人を無理やりまとめてもなお「SMAPには解散してもらいたくない。5人で活動してほしい」という主張は、私にはできません。そのグループのことが好きで、メンバーのこの先を案じるのであれば、なおさらです。正直、もし今後SMAPが解散取り消しになったとしても、ここまでイザコザ起こしちゃった5人で仲良く活動されても違和感ありますしね。

 

ジャニーズ事務所にはそのへんのブラック企業をはるかにしのぐような恐ろしい労働環境が裏にあると邪推せざるを得ません。なんせ40歳以上の男性に対して「アイドルであること」を強制し、結婚も許可しないような会社ですからね。

解散したSMAPメンバーがこれまでよりかは自由に、のびのびと活動できることを祈るばかりです。