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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

バイオ系の研究室では拘束時間が長くなる理由

学生生活

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薬学部では研究室選びが重要です。

ここでの選択が後の学生生活を大きく左右します。

研究室にもさまざまな研究分野が存在します。

有機化学、分析化学、生物化学、情報薬学・・・・学校にもよりますが、たくさんの研究分野があります。

研究内容については各研究室によって異なるので、自分の興味のある分野で選んでみるのがいいでしょう。

しかし経験的にひとつ言えることがあります。

それはバイオ系の研究室は拘束時間が長い」ということです。

 バイオ系の研究室は拘束時間が長い

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生物化学、生物薬学、薬理学、分子生物学、遺伝子学、生物工学・・・これらの学問はバイオ系とまとめられます。

バイオ系の研究室を志望する学生は多いのではないでしょうか。

高校時代に生物が好きだった学生は特にバイオ系の研究室を志望する傾向があると思います。

体感的にバイオ系の研究室は人気が高いです。

学問の内容も有機化学などと比べると「ちんぷんかんぷん」感が少なく、とっつきやすい印象があります。

しかし、バイオ系の研究室の拘束時間は長いです。

研究室のカラーにもよりますが、基本的にバイオ系の研究室は拘束時間が長いです。

土日祝といった休みの日でも研究室に足を運ぶことがあります。

これはバイオ系という学問の性質上仕方のないことなのです。

 

生き物を取り扱う学問

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バイオ系研究室は生物を取り扱う学問です。

具体的には動物、植物、生物、細胞、遺伝子、たんぱく質、DNA、RNA、などのものです。

これらは非常に繊細です。

取り扱い次第で変性してしまうこともあります。

管理は緻密な作業が求められます。

慣れればなんということはないのですが、最初のうちは苦戦するかと思います。

これらの生き物を使って実験を行う場合、自分の都合で実験をプランニングすることができません。

たとえば、細胞や動物の世話はさぼることができません。

雨の日も風の日も細胞の培養や動物の餌やり、試薬投与に向かわねばなりません。

「ちょっと風邪ひいたから今日の餌やりやめよう」なんていうわけにはいかないでしょう。

「ちょっと熱があるから今日の投与はやめよう」なんて言っていたら、あっというまに実験が成り立たなくなります。

刺激実験なんて、タイムコースを決めておかなければならないので、1時間、3時間、6時間、12時間、18時間、24時間・・・・と設定しておかなければなりませんしね。刺激後は即たんぱく質を回収するのであればそれらの作業時間も拘束時間に含まれます。

なまぬるいタイムコースなら、夜間に刺激して翌朝に細胞を取り出せばいいのですが、厳しいタイムコースで実験をするのであれば大学にこもりっぱなしになることもしばしばです。

72時間ぶっ通しでマウスに薬を飲ませては数値を測定し、解剖する・・・なんてことになれば、拘束時間が長くなるのは想像に難くないでしょう。

生き物を取りあつかう以上、バイオ系の研究室は拘束時間が長くなります。連休の間も「動物の餌やりがあるから」と学校に来なければならないこともあります。

どこの研究分野も大変ではありますが、特にバイオ系の研究室は、生き物の都合に振り回されることが多くなります。

自分の都合だけで研究を進めていくわけにはいかないので、スケジュールの組み立てが難しくなることが多いです。学会が近くなるとバイオ系の研究室にいるデータが出そろっていない学生は必死でマウスを育てています・・・

研究室は人間関係にとどまらず、研究内容でも十分生活スタイルは変更します。

そこだけは気を付けて研究室選びをしてください。