薬学部でブラック研究室を選んでしまうと大変です。
長い学生生活が大変な苦痛を伴うものになります。
パワハラやモラハラといったものに苦しめられることになります。
また就職活動や国家試験においてもブラック研究室に妨害されることが多いです。
ブラック研究室については前の記事に詳細に書いています。
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さて、ブラック研究室を選ばないためには、何を気を付ければいいのでしょうか。
下記に書いていきます。
研究室見学は必ず行おう
研究室の雰囲気は実際に行ってみなければわかりません。
教授にコンタクトを取り、研究室の見学にチャレンジしてみましょう。
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興味がある研究室はどんどん見学していきましょう。
ここで下記の項目をチェックしておくとなおよしです。
- 見学のアポを取った時の教授の態度が横柄ではないか
- 土日に見学した場合、学生の数が多くないか
- 研究室が異常に汚くないか(掃除する余裕がない)
- 暗い雰囲気が立ち込めていないか
- 異様に無言か、異様に騒がしいか(学生同士のコミュニケーションがほとんどないか、パワハラなどのギスギスした行為が横行していないか)
- 各人のデスクが汚らしくないか
- 壁なんかに意味不明の社訓みたいなものを壁に貼っていないか
- 学生の挙動を逐一チェックするボードがあるかどうか(研究室によっては形骸化していますが、ブラック研究室だと分単位で学生の行動を監視しています)
- 深夜でも明かりがついていて、大半の学生が実験しているか
- セミナーを見学した場合。発表者への詰問が異常に厳しい雰囲気ではないか(人格を疑う言動ばかり出てきたら要注意)
- 見学中の学生に対し、研究室の学生が邪険な態度をとったりしていないか
また、研究室の学生から話を聞く場合は、「一見ホワイトそうだけど実はブラックな研究室」であることも多いので要注意です。以下のことを異常にアピールしてきた場合は要注意です。
- アットホームな研究室であること(研究室が家だから帰れない)
- 室内イベントが多いこと(強制参加)
- 飲み会が多いこと(アルハラの危険性)
- 仲良しであること(下級生への「かわいがり」の可能性)
研究室の学生は、自分の研究室がブラックである悪評を意識しているので、できるだけ「だまして」学生を引き入れたいのが本音です。なので研究室の良いところばかり強調してくる場合があります。あまりにも耳さわりのいいことしか言ってこない研究室には要注意です。
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仲良しアピールして週4回飲み会強制開催、みたいなブラック研究室もあります。どこまで学生の生活を縛れば気が済むのでしょうか…
コロナ禍を経て、飲みニケーションは減ってるとは思いますが。
6年制の学生が多い研究室か?
薬剤師になることを目的とするのであれば、一番重要なのは国家試験です。
国家試験の対策をするための時間を十分に用意してくれる研究室に入ることが重要です。
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そんな研究室を見分けるひとつの指標になるのが、「6年制の学生が多いか」どうかです。
基本的に研究室は6年制の学生が多いほど「試験・実習優先」、4年制の学生が多いほど「実験・研究優先」になります。
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24時間研究体制のバリバリ4年制研究室に6年制の学生が間違って入り込むと大変なことになります。
学生は実験だらけで困惑しますし、研究室は実験させたいのに試験や実習で抜けられてしまうことに困惑してしまいます。
お互いの需要と供給がマッチしないので、6年制学生が4年制研究室に入ることは悲しい展開を生み出すことになりかねません。
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研究室に入る前に、メンバーの学科の割合をよくチェックしておきましょう。6年制薬学部の学生が多い研究室の場合は、比較的実習や国家試験に理解がある、生活しやすい研究室である可能性が高くなります。
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事前リサーチは欠かさずに
これらの事前リサーチ活動は、一人で行ってもいいですが、友達を使うとなおOKです。
また先輩から生の声を集めておくというのも非常に重要です。
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大学生活は情報戦です。情報に溺れてしまうのもよくありませんが、研究室選びというのは非常に重要になりますので、きちんと吟味して選んだほうがいいです。
大学生活をボッチで過ごしていると、そういう情報にもあぶれてしまい耳寄りな話を聞けなくなってしまう可能性が高くなります。
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友達100人とは言いませんが、できるだけ人とかかわって、情報の共有をしておきましょう。ブラック研究室につかまって後半の学生生活で痛い目を見ないように、多くの人から情報を集め、実際に研究室をチェックして、自分に合った研究室を選んでください。
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研究室は研究をする場所ですが、正直に言って人間関係が一番大事です。
当たり前です。何年も狭い場所で一緒に過ごすのですから。
ギスギスした場所より和やかな場所にいたいのは当然です。
やりたい研究内容で即断するのもいいですが、人間関係のチェックは怠らないほうがいいと個人的に思います。
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パワハラが蔓延している研究室で3年過ごすのはなかなかの苦痛ですので・・・
薬学部の学生さんに置かれましては、ブラック研究室につかまってしまわないよう、上記の情報を参考にしていただければ幸いです。