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薬剤師のメソッド

進学、就職、国家試験、転職など薬剤師の人生についていろいろ

仕事がつらくても職場は気づいてくれない。しんどいなら早く休もう

仕事

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病院薬剤師時代の知人に会いました。

私が病院薬剤師をしていたころ、愚痴などを聞いてもらっていた人です。

お世話になっていた方ですが、私は結局心身が仕事についていかなくなり、その職場を辞めることになりました。

その知人も、ついこの前、仕事を休むことになりました。

激務で体を壊し、ある日の朝から布団から出られなくなってしまったそうです。

職場に体調を崩した旨を伝え、しばらく療養に専念するとのことでした。

「え?休むの?」という職場のリアクション

体調が悪く、仕事を休みたいと伝えたところ、職場の上司には驚かされたそうです。

知人は職場では疲れているようには見えなかったからです。

その上司が見る限り、知人は仕事では疲弊しておらず、休みを取る必要などない人間であるかのように見られていたようです。

 

実際は知人以上に悲惨な状況になっている人も何人もいるかと思いますが…

職場のそっけないリアクションにもめげずに、ちゃんと休む旨を伝えた知人の判断は正しいと思います。

というのも、他人は自分の状況など正確に観察してはいないからです。

 

つらいことを職場はわかってくれない

職場の人は、あたりまえですが家族ではありませんし、友達ではありません。

毎日一緒に仕事をしているとはいえ、同僚の調子を日々確認し、不調を教えてくれるとは限りません。自分の仕事にみんな必死ですから、まわりの人間の調子が悪いとか、しんどそうとか、そんな細かいところまでいちいち気が回りません。

 

私も病院薬剤師時代、体を壊しました。

食事も睡眠もままならず、「生きていて楽しいことあるのかな…?」と絶望的な気持ちに陥ったこともあります。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

すべての病院薬剤師がこのような職場だというつもりはありません。良い職場もたくさんあります。しかし、私が経験した職場は、ブラック環境と言わざるを得ませんでした。

 

わたしがどん底に不調だったとき、職場が何か気を使ってくれたかというと、一切そんなことはありませんでした。

大丈夫?と声をかけられることもありませんでしたし、話すことは仕事一辺倒。雑談もなく、激務に追われ、上司に体調を気を使われることも一切ありませんでした。

 

結局わたしは自分で「自分、今、やばいな」と気づき、仕事を休みました。

休んでいる間、自分の適性を考え続け「病院薬剤師は続けられないな」と判断し、薬局薬剤師に転職しました。

 

このときまだ自分で「自分がやばい」という判断をできたから良かったと思います。

自分の中の危機サインに気づくことができたからです。

病みが進行してしまったから、心身の危険信号をキャッチすることができなくなります。

そして、最悪の場合、電通社員の過労死のような痛ましい事件が発生してしまうのです。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

 

しんどいなら、早く休もう

繰り返し訴えたいのが、健康より優先すべき仕事など存在しないこと、自分を犠牲にして働いても、何もいいことはない、ということです。

仕事を通じて自己実現、とか成長、とか言っている人は、その言葉を「安い労働力を最大限働かせる」ために職場が使っていないか、よく考えてみたほうがいいです。

 

仕事なんて100パーセントのやる気でやるものではありませんし、心を病んでまで仕事にしがみつくなんてバカバカしい話です。

method-of-pharmacist.hatenablog.com

そして、身を粉にして働く自分の姿を誰かが評価してくれるのか、気を使ってくれるのか、ねぎらってくれるのか、というと、そんなことはありません。

みんな自分の仕事に必死ですから。あなたが必死で働いている姿に、あなた以外の他人は驚くほどに興味がありません。

 

だったら、しんどいのならさっさと休んでしまえばいい話です。

定時で帰ればいいし、有休を使えばいいし、仕事が多いなら人を使ってわりふればいいことです。

ぜんぶ自分で抱え込んで、必死で自分ですべてをやり抜こうとしても、その姿は驚くほど他人の目には映っていませんし、評価はされません。

 

あなたがしんどいことを知っているのは、あなただけです。だからこそ、あなたの身はあなたの上司でもなく、同僚でもなく、あなた自身が守らなければならないのです。

 

体や心がつらければ、休みましょう。仕事から逃げましょう。会社に行かない日があったっていいんです。

仕事のために心や体を病んだり、命を絶つなんて、こんなに悲しい話はありません。

 

あなたの不調はあなたにしかわかりません。

あなたの心や体が疲れていることはあなたが理解し、管理しなければならない事項です。

これは社会人としてとても重要なスキルです。「無理をしない」というのは、長く働き続けるうえでとても重要視すべき戦略なのです。

 

どうか、上司の顔色をうかがって残業し続けたり、仕事を過度に抱え込んだりしないでください。つらいときは休んでください。

自分の不調は自分で気づいてください。